模試を受けたくない？受けたほうが良い理由と気持ちの切り替え方

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志望校合格を目指す中学生・高校生にとって、模擬試験は一大イベントです。しかし、「模試って意味あるの？」「模試を受けたくない」と感じている方も少なくありません。

模試をせっかく受けるなら、模試の意味を理解したうえで、志望校合格のためにフル活用したいものです。本記事では、模試を受けたくない方に向けて、模試を受けたほうが良い理由、受けたくないときの心の持ち方を解説します。

模試を受けたくないと感じる方も少なくない

模試を受けたくないおもな理由としては、以下のようなものがあります。

・悪い結果に落ち込みたくない
・勉強量が足りていないので、今受けても意味がない気がする
・単純に模試を受けるのが面倒
・志望校の入試と試験の形式が異なる
・良い結果が出たら油断してしまいそう

もちろん、模試を戦略的に受けなかったり、必要な模試だけ厳選して受けたりするのも、一つの方法です。しかし特別な理由がないのであれば、志望校合格に近づくための戦略として、思い切って模試を受けることをおすすめします。

模試を受けたほうが良い理由

模試を受けたほうが良い理由は、以下のとおりです。

◇本番に近い環境で受けられる

志望校合格を勝ち取るためには、入試の本番でいかに実力を発揮できるかが重要です。模試が会場受験であれば、本番に近い環境でライバルたちとともに試験を受けられるのは利点です。

自宅や学校など慣れた場所で問題を解くのと、本番さながらの環境で問題を解くのとでは緊張感が違います。勉強場所がいつも同じ方は、普段と異なる環境でも試験に集中できるよう慣れておくことが重要です。

また、試験中の時間配分はうまくできているか、試験の休憩中に何をするとリラックスできるのか、何を食べると落ち着くのか、といった点も知る機会になります。模試を活用して試験本番に向けた予行練習をしておきましょう。

◇今の実力を確認できる

学校内の順位だけでは、志望校に合格できる実力があるのかわかりづらいものです。模試を受けることで、学校以外の受験生との比較ができるため、今の自分の立ち位置を把握しやすくなるでしょう。

今の実力を知ることで今後どのように勉強していけば良いのか、何が足りないのかを分析できます。

◇自分の弱点を把握できる

受験合格のためには、自分の弱点を知って早く克服することが大切です。模試を受けることで苦手科目や苦手分野を把握しやすくなり、その対策に時間をかけられます。

また、知識量や理解度も大切ですが、ミスの傾向を把握することも重要です。例えば、以下のようなミスがなかったか、模試を使って把握しておきましょう。

・漢字や英単語のミスがあった
・問題文をよく読めていなかった
・解答の仕方を間違えた
・時間配分に失敗して見直しの時間がなくなった
・わからない問題に時間をかけすぎた
・解き方はわかっているのに計算ミスで失点した

模試でうっかりミスをしたら、次回からはミスをしないように意識していきましょう。解き終わったあとに見直しをするだけでも、うっかりミスを修正できます。

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◇志望校決定の指標となる

模試を受けると、今の時点での合格の可能性を把握しやすくなります。特に志望校を下げるべきか迷っている方にとっては、模試の結果が重要な判断材料となるでしょう。

ただし、模試の結果がすべてではありません。模試の判定が悪くても、実力が伸びて合格する例は多々あります。その模試の問題との相性が悪く、たまたま悪い判定が出るケースもあるでしょう。

模試の結果は参考にはなりますが、最終的な合否を決定するものではないことを理解しておきましょう。

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模試を受けたくない……上手な気持ちの切り替え方

模試で悪い結果が出るのが怖くて、「受けたくない」「辛い気持ちになりたくない」と感じるのは、自然なことです。

とはいえ、模試はあくまでも模試であり、受験で不合格になったわけではありません。模試を嫌なものと思わず、合格可能性を高める貴重な機会と割り切りましょう。模試で悪い結果が出たら、結果を分析して対策を考えることが重要です。

足を引っ張っている科目があるなら、重点的に勉強しましょう。うっかりミスで失点しているなら、ミスをなくす方法を考える機会になります。

模試で失敗したとしても、最終的に入試本番で合格できれば良いのです。模試を怖がりすぎず、自分の助けになる存在として積極的に活用しましょう。

合格のために、模試を最大限に利用しよう

受験のストレスを抱えている方、合格できるか不安になっている方にとって、模試は憂鬱なイベントに思えるかもしれません。しかし、入試の予行練習になる点、自分の実力を把握できる点など、模試には数多くのメリットがあります。

たとえ今の実力が足りておらず、模試で悪い結果が出たとしても、落ち込みすぎないようにしましょう。模試での失敗を見直して、弱点を一つひとつ解消していくことで、今よりももっと志望校合格に近づけるはずです。「模試を受けたくない」と悩んでいる方も、身構えすぎずに受けてみることをおすすめします。

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