高校受験の面接対策!基本マナーとよくある質問について全解説
高校受験では、ペーパーテストだけではなく面接も行なわれます。受験勉強で時間がないなかで効率よく面接対策をするためには、見られているポイントや好印象を残せる回答のコツを知っておくことが大切です。
この記事では、高校受験の面接で押さえておきたいマナーと質問例を解説します。面接対策のコツを知って、志望校合格を目指しましょう。
高校受験の面接でうまくいかない人の特徴
高校受験の面接は、自分を売り込むためのチャンスです。学校側は、面接を通してテストではわからない人間性を見たいと考えています。
しかし、以下のような特徴を持つ人は自分を上手に売り込むことが難しいため、面接に落ちてしまう可能性があります。
●面接マナーを守らない
●面接対策をしていない
面接官は、学生の態度や受け答えをみて「自校が求める学生像に合っているか」「熱意があるか」を判断しています。そのため、基本的なマナーや学校に合った受け答えの準備は、最低限必須です。
マナーや受け答えの準備ができていないと、どれほどペーパーテストの成績が良くても印象は悪くなってしまいます。この記事で、必ず行なっておきたい対策について確認しましょう。
高校受験の面接対策【マナー編】
マナーは、コミュニケーションの基本です。マナーを守れていないと、どれほど素晴らしい回答をしても評価は上がりにくくなってしまいます。
まずは、基本の面接マナーを押さえておきましょう。
◇高校受験の面接マナー(1)服装・髪型
最初に目に入る服装や髪型は、あなたの第一印象を決める重要な要素です。
面接当日は、シワや汚れのない制服を着崩さずに正しく着用することを心がけましょう。また、寝癖はしっかりと整えて、清潔感のある髪型にします。前髪は目にかからないように切るか、横に流してピンなどで止めておきましょう。
靴の清潔感も大切です。靴が汚れている場合は、洗ってきれいな状態にしておきましょう。メイクやピアス、マニキュアなどは取っておいてください。
◇高校受験の面接マナー(2)言葉遣い
言葉遣いも、学生の印象を大きく左右します。語尾を伸ばさず、正しい敬語でハキハキと明るく話すことを意識してみてください。
どれほど気をつけていても、緊張すると「~っす」「ヤバい」といった普段の口癖が出やすいため、注意が必要です。
面接で特に間違えやすい言葉の一例を以下にまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
●この高校→御校
●俺→僕、私
●~っす→です
●めっちゃ→とても
●ぶっちゃけ→本当は
●私的には→私が思うには
●お母さん→母
●お父さん→父
◇高校受験の面接マナー(3)入室・退室時
面接では、学生の一挙一動が評価対象になっているため、入室・退室時の行動も評価されます。
以下に入室・退室の流れをまとめました。実際に練習しながら適切なマナーを身につけてみてください。
入室時の流れ・マナー
1.名前を呼ばれたら大きく返事をする
2.ドアを3回ノックして、「どうぞ」と言われたら静かに開ける
3.「失礼します」と言い、その場で一礼する
4.ドアの方を向き、静かに閉める
5.面接官に一礼し、椅子の横まで歩く
6.受験番号、中学校名、氏名を伝えて「よろしくお願いいたします」と一礼する
7.「おかけください」と言われてから静かに座る
退室時の流れ・マナー
1.椅子の横に立ち、「ありがとうございました」と言って一礼する
2.ドアまで歩き、面接官に向き直って「失礼いたします」と一礼する
3.静かにドアを開け、外に出てからドアを閉める
また、入室前や退室後の態度もしっかりと評価対象に入っています。気を抜かず、マナーを守って静かに過ごしましょう。
高校受験の面接対策【質問編】
質問への受け答えは、評価にもっとも影響を与えるため、特に対策が必要です。ここからは、必ず押さえておきたい定番の質問と受け答えのポイントを解説します。
◇高校受験の質問対策(1)志望動機
志望動機は、どこの高校でも必ず聞かれる定番の質問です。
「この高校でないとダメ!」ということが伝わる、具体的かつ熱意の感じられる回答をすることがポイントです。「家から近いから」「合格できそうだから」といった消極的な志望動機は、マイナス評価になるため避けましょう。
回答例
「甲子園出場を目指しているので、県内でも野球部がトップクラスに強い御校を志望しました。」
「留学を希望しているため、独自の英語教育を行なっている御校に興味を持ちました。」
◇高校受験の質問対策(2)自己PR
自己PRは、「自己分析ができているか」「自校に合った学生か」「熱意を持って活動できる人物か」といったことを確認するために聞かれる質問です。
この質問に対する回答は、単に自分が伝えたいことを伝えるだけでは不十分です。学校の方針や求める学生像に沿っていて、なおかつ自分らしいエピソードを話すことを意識してみてください。
回答例
勉学に力を入れている学校の場合
「私は、できるようになるまで繰り返し努力ができます。中学入学当初はクラスで一番下の成績でしたが、毎日3時間繰り返し問題集を解くことで、1年生が終わる頃には学年トップになることができました。」
◇高校受験の質問対策(3)中学校で頑張ったこと
中学校で頑張ったことに関する質問は、「今までどのようなことに取り組み、どのように努力できる学生なのか」を知るためのものです。この質問は、取り組んだことの内容や結果よりも過程が重要視されるため、その点を重点的に説明しましょう。
回答例
「中学では、美術部の活動に力を入れました。コンクール入賞を目指して誰よりも多く作品を制作し、自宅でも毎日絵の練習をしました。その結果、コンクールで優秀賞をもらうことができ、継続することの大切さを学びました。」
◇高校受験の質問対策(4)高校でやりたいこと/span>
高校でやりたいことに関する質問には、受験生の志望度合いや熱意を測りたいという意図があります。高校入学後の活躍をイメージしてもらえるように、自分の興味関心や中学での取り組みなどを踏まえて回答することがポイントです。
回答例
「高校入学後は、中学時代に力を入れていた吹奏楽を引き続き頑張りたいです。将来楽団に入ることが目標なので、御校の吹奏楽部で技術を磨き、音楽大学に入学したいと思っています。」
高校受験の面接は事前準備が重要!
高校受験の面接で重要視されているのは、決して学生の優秀さや完璧さではありません。面接官は、学生の性格や熱意、学校との相性を重点的に評価します。したがって、学校側が求めている学生像を踏まえつつ、あなたらしい回答をすることが大切です。
高校受験の面接で何よりも意識してほしいのは、本番に向けてしっかりと準備することです。万全の準備を整えれば、多少回答の内容や言葉が拙くても熱意は伝わります。
事前に何度も面接の練習をして、適切なマナーや受け答えを身につけておきましょう。
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