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予備校の寮にかかる費用とは?入寮する前に判断するポイントも解説!

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大手の予備校には浪人生向けの寮が用意されており、受験勉強に適した環境が整えられていますが、気になるのが費用ですしょう。

当記事では、予備校の寮にかかる費用と内訳、また入寮する前に知っておきたいことや判断するポイントをまとめています。また、入寮のメリット・デメリットについても解説しますので、入寮するか悩んでいる人は参考にしてください。

予備校の寮とは?

予備校の寮は、浪人生が受験勉強に集中できる環境が整えられたなかで、生活を送ることができる施設です。

起床時間や門限が定められているので、自分に甘い人でも規則正しい生活を送ることができますし、栄養バランスの良い食事も提供されます。自宅だと勉強に集中できない人や予備校までの通学時間が長い人は、寮に入ることで大学受験の合格に近づくことができるでしょう。

大切な時間を効率良く勉強に使いたいなら、予備校の寮に入ることをおすすめします。

予備校の寮にかかる費用とは

予備校の寮に入るにあたって、さまざまな費用がかかります。
その内訳と月額費用・年間費用の平均をまとめたので、各項目について見ていきましょう。

◇入寮費
入寮費は、入寮するにあたって予備校へ納入するお金です。平均は、約1万5,000円です。

◇保証金
保証金は賃貸物件の敷金にあたるもので、退寮するときに清掃代を差し引いた金額が戻ってきます。
予備校や地域によって金額に幅があり、入寮費に含まれているケースもあるので、平均額を示すことができませんが、某有名予備校では約6万円がかかります。

◇寝具、ベッドのレンタル費用
寮の部屋には布団や枕、ベッドなどの寝具が完備されているので持ち込む必要はありません。ただし、レンタル費用として平均約2万3,000円が毎月かかります。

◇電気代
電気代は、使用分を別途支払いする寮が多いです。
ただし、基本料金を徴収する寮もあるので、契約前に確認しておきましょう。
料金表の内訳にない場合は、「水道光熱費」といった形で記載されているはずです。

◇通信費
通信費のなかには、電話代やWi-Fiの費用が含まれています。
使用分を請求する寮や、基本料金に加えて使用分を請求する寮があります。

◇月額費用
授業料や食事代など毎月の経費をまとめたのが、月額費(寮費)です。
平均額は約15万円です。

◇年間でかかる費用
ここまで紹介した費用をすべて合わせると、年間で平均約170万円がかかることになります。1年間勉強に集中できる環境で過ごせますが、決して安い金額ではありません。
料金についてしっかり説明を受け、納得したうえで契約するようにしましょう。

予備校の寮に入るメリット・デメリット

予備校の寮に入るかどうか悩んでいる方のために、メリット・デメリットを紹介します。

◇予備校の寮に入るメリットとは
予備校の寮に入れば、勉強に集中できる環境で生活を送ることができます。例えば、予備校で授業が終了したあと、すぐ寮に戻って自習するということもできるでしょう。

また、寮の仲間たちとわからないところを教え合うといった切磋琢磨ができるので、学力だけではなくモチベーションも上がります。

その他にも、勉強時間をしっかり確保できる点がメリットとして挙げられます。
例えば、家から予備校に通学する場合は、まず通学時間によって勉強時間が減ってしまいます。家で勉強をするつもりが寝てしまったり、友達から遊びの誘いに乗ってしまったりと勉強に身が入らないこともあるでしょう。
その点、寮では定められたスケジュール通りに行動しなければならないため、勉強に集中する時間を十分に確保できます。

◇予備校の寮に入るデメリットとは
予備校の寮は、勉強だけでなく生活においても管理が行き届いているので、自分に甘い人でも勉強を続けることができます。しかしその反面、息抜きできる時間が少ないので精神的に疲れてしまう人もいます。特に、地方から都市部の寮に入る場合は強い孤独感を覚えやすく、ホームシックに陥ってしまうこともあるようです。

入寮して勉強に専念できるどうかは人によるので、自分の性格や考え方などを考慮して判断することが大切です。また、親元を離れて生活することになるので、両親に相談することも忘れないようにしましょう。

入寮するかどうかを決めるときに見るポイント

予備校の寮は、料金や施設環境がそれぞれ異なります。入寮を決める前に見るべきポイントを押さえておきましょう。

◇入寮費用が相場と合っているか
入寮費用やその内訳については、目を通すだけでなく相場と合っているかどうかも確認しましょう。契約後、他の寮のほうが安いからといって、簡単に寮を変えられるわけではないからです。

◇予備校から寮までの距離
予備校から寮までの距離は、近すぎず遠すぎないのが理想です。
近いほどいいように思えますが、近すぎると受験生同士が集まりやすいので、みんなで遊びに行きたくなってしまい勉強時間が減ってしまいます。また、遠すぎると通学に時間がかかり、入寮するメリットがなくなってしまうので注意しましょう。

◇寮の生活環境と食事
入寮後は寮で生活を送るため、部屋の下見をして勉強机や椅子、ベッドなどの生活環境が自分に合っているかどうかを確認しましょう。
また、勉強に集中するためには栄養バランスの良い食事を摂取することが大切です。栄養士が責任を持って食事を管理している寮を選ぶようにしましょう。

◇寮のセキュリティや施設環境
寮に防犯カメラやオートロックなどのセキュリティ設備が完備されていると、安心して勉強できるので事前に確認しておきましょう。
門限・消灯時間を管理するスタッフの有無や自習室が開放されている時間など、施設環境を確認することも大切です。

費用や環境を確認してから入寮を判断しよう

予備校の寮にかかる費用と、入寮するメリット・デメリットについて紹介しました。
入寮費用は、決して安い金額ではありません。また、管理されたスケジュールで生活を送ることになるので、今までとは生活がガラッと変わります。

勉強に集中できる環境を手にすることはできますが、自由な時間が減って精神的に参ってしまう人もいます。費用や環境のほか、自分に寮生活が向いているかどうかも考えて、入寮を判断しましょう。


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