中学生の塾の選び方とは?必ず確認すべき6つのポイントを解説
小学生の頃と比べ、学習する内容のレベルが一気に上がる中学生。授業についていけなくなることを防ぎたい、はやめに高校受験対策を行ないたい、といった理由で学習塾を意識しはじめる方も多いかもしれません。
しかし、一口に塾といっても、さまざまな特色を持った塾があります。そのため、「どこが一番成績を上げられるのだろう」「うちの子にあった塾はどこなんだろう」と頭を悩ませてしまうことは決して珍しくありません。
そこでこの記事では、中学生の塾の選び方について紹介します。ポイントを押さえて、しっかりと成績アップにつながる塾選びをしていきましょう!
【中学生の塾選び】まずは目的を明確にすることが重要
学習塾の数やスタイルは年々増えてきており、得意とする指導方法や目的はそれぞれの塾で大きく異なります。したがって、まずは「塾に通うことでなにを達成したいのか」という目的を明確にしておくことが重要です。
塾に通う目的としては、具体的に以下のようなものが挙げられます。
●学校の授業についていけないため、遅れを取り戻したい
●勉強の習慣を身につけるために塾を活用したい
●応用問題への対応力を強化したい
●難関高校を志望しているため、受験対策に直結する勉強がしたい
●特定の苦手科目を集中的に鍛えたい など
難関校対策のための高レベルな指導を得意とする塾はもちろん、定期試験対策や学校の授業の理解を深めるための指導を得意とする塾もあります。目的によって選ぶべき塾はまったく異なるという点について、あらかじめ知っておきましょう。
中学生の塾の選び方~確認したい6つの重要ポイント
それでは、実際に中学生の塾の選び方ではどのようなポイントが重要になるのでしょうか。ここからは、塾選びを成功させるために確認しておきたい項目を6つ紹介します。
◇塾の選び方のポイント(1)授業形式
まずは、授業形式を確認しておきましょう。学習塾の授業形式は、大きく分けると「集団型」と「個別型」の2通りがあります。それぞれの形式が持つ特徴を理解したうえで、お子さんに合うスタイルを選ぶことがポイントとなります。
・集団型の特徴
集団型の授業の特徴は、学校と同じスタイルで勉強ができるという点です。クラスメイトと一緒に勉強するため仲間意識や競争意識が芽生え、お互いが切磋琢磨しあいながら意欲的に勉強できる点が大きな強みです。
塾によっては成績順にクラス分けしたり席順を変えたりと、モチベーションを高める工夫をこらしているところもあります。1クラスの生徒数が15人程度の少人数制のところもあれば、30人以上の大人数制のところもあるため、お子さんがより学びやすいほうを選ぶとよいでしょう。
・個別型の特徴
個別型の授業の特徴は、つきっきりで先生に見てもらえるという点です。マンツーマンもしくは5人程度の生徒に1人先生がついてくれるため、それぞれの学生にマッチしたオーダーメイドの授業が受けられます。
志望校のレベルに合わせて個別指導を受けることが可能ですし、勉強が苦手でも自分のペースで学習を進められます。競争することがあまり得意ではないお子さんや苦手教科を重点的に強化したいお子さんには、個別型が向いているでしょう。
◇塾の選び方のポイント(2)カリキュラム
塾を選ぶときは、指導を受けられるカリキュラムについてもチェックが必要です。「5教科すべて対応!」と広告を打ち出している塾であっても、普段は数学や英語など一部の教科しか指導してくれず、その他の教科は定期試験対策しか行なっていないという場合があります。
また、「塾によって数学に強い先生がいる」「英語に強い先生がいる」など、特色はさまざまです。苦手教科や成績をアップしたい教科をしっかりと見てもらえるか、カリキュラムについては念入りに確認しておきましょう。
◇塾の選び方のポイント(3)費用
塾に通い始めたとしても、一朝一夕で成績が伸びることはありません。成果が出るまである程度の期間通うことを考慮したうえで、負担になりすぎない価格設定の塾を選ぶことが重要です。
塾のなかには、普段の授業料とは別に入会金や教材費、特別講習費、模試代などがかかるところもあります。最終的な費用がどのくらいになるのか、必ず入塾前に確認しておくことをおすすめします。
◇塾の選び方のポイント(4)立地や周辺環境
立地や周辺環境も塾選びでは大切です。学校や家から通いやすい立地にあることはもちろん、勉強に集中できる環境かどうかも重要なポイントとなります。
家から遠い塾は長期間通うことが苦痛になりやすいですし、周囲に繁華街があると犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。夜に中学生が一人で帰宅することを考慮し、街の治安についてもチェックしておきましょう。
◇塾の選び方のポイント(5)サポート体制
せっかく塾に通うのですから、サポート体制が手厚いところを選びましょう。思うように成果が出ないときのサポートや個別の進路相談に対応している塾であれば、安心してお子さんを任せられます。
可能であれば、担任制を採用して生徒一人ひとりにあったサポートやフォローをしてくれる塾を選ぶとより安心でしょう。
◇塾の選び方のポイント(6)塾の強み・弱み
最後に塾の特徴を包括的に判断し、強みと弱みを洗い出してみましょう。
それぞれの学習塾には、必ず強みと弱みがあります。たとえば、難関校対策の集団授業が得意な塾もあれば、学生のペースに合わせて学べる個別授業に力を入れている塾もあります。また、常勤の先生に見てもらえる塾もあれば、非常勤の学生アルバイトがメインの塾もあります。
各要素が強みになるのか弱みになるのかは、塾に通う目的によって異なります。強みと弱みを洗い出し、それが目的の達成にどう影響するのかを明確にすれば、塾選びを成功させられるでしょう。
まとめ
ひと括りに中学生の学習塾といっても、得意とする教科や指導方法、費用、強みや弱みはさまざまです。どこに通わせてもいいというわけではないため、お子さんが達成したい目標に合わせ、最適な塾選びをすることを意識してみましょう。
塾の選び方をあらためておさらいしてみると、チェックするべきポイントは多岐にわたります。入塾してから後悔しないように、それぞれの塾が持つ特徴をリストアップし、よく比較してから判断することをおすすめします。
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