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併願高校の上手な決め方とは?受験先を選ぶ際の8つのポイントを解説

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「第一志望の高校は決まっているのに、併願高校をすぐには決められない」という中学生も少なくないでしょう。決め方の基準がわからず、偏差値だけで何となく決めてしまう方もいるのではないでしょうか。

併願の高校であっても、後悔のないよう納得感を持って決めることが大切です。今回は併願高校の具体的な決め方、注目すべき8つのポイントを順番に見ていきましょう。

併願高校の決め方|8つのポイントについて解説

第一志望の高校を決めるときも、併願高校を決めるときも、基本的なポイントは変わりません。併願高校がまだ決まっていないなら、以下の8つのポイントに注目してみてください。

◇併願高校の決め方(1)合格難易度

併願高校を決める際に最優先となるのは、その高校の合格難易度です。確実に合格できる高校を選ぶのが大前提ですが、レベルを極端に下げすぎないように注意しましょう。

模試の結果と照らし合わせながら、合格圏内の高校であるのかチェックします。単に偏差値だけで決めるのではなく、過去の入試問題の傾向や必要な内申点など、詳細まで調べることが重要です。

◇併願高校の決め方(2)学費

一般的には、公立高校よりも私立高校のほうが、学費が高額です。学費の負担が気になる場合は、奨学金制度、特待生制度の利用を検討しましょう。

また、保護者の所得が一定以下の場合など諸条件をクリアしていれば、公立高校・私立高校を問わず「高等学校等就学支援金制度」の支援が受けられます。この制度を活用すれば、私立高校を希望する場合でも、ある程度の負担は軽減できるでしょう。

参考:
高等学校等就学支援金制度|文部科学省

◇併願高校の決め方(3)通学時間・交通アクセス

高校は基本的に毎日通うものなので、通学時間や交通アクセスの確認は必須です。徒歩やバスで通学していた中学生の頃と比べると、通学にかかる時間的・身体的負担は大きくなります。

併願高校の候補を絞ったら、実際に自宅からその高校まで通ってみるとよいでしょう。電車やバスの本数は十分であるか、駅から学校までどれくらい歩くのか、といった点も確認してください。

自宅から高校までがあまりに遠すぎると、毎日通うだけで疲れ切ってしまいます。勉強にも支障が出るので、無理なく通える範囲で選ぶのが無難です。

◇併願高校の決め方(4)教育方針・校風

各高校の定める教育方針から、指導方法や校則の厳しさ、求める学生像などが見えてきます。

真面目な雰囲気の学生が多い高校、学校行事に力を入れている高校、文武両道を目指す高校など、校風にも大きな差があります。入学後のミスマッチを防ぐため、高校見学や説明会に参加したり、実際に通っている先輩に聞いてみたりするのがおすすめです。

◇願高校の決め方(5)学科・カリキュラム

高校によっては、工業、商業、農業、福祉、音楽、看護、スポーツ、芸術など、普通科以外の学科が用意されていることがあります。将来的に学びたい分野が決まっているなら、専門的な学科のある高校を選ぶのも一つの方法です。

なかには、理数や英語に特化したプログラムが用意されている高校もあります。例えば、英語に特化した一部の高校では、ネイティブ教員の授業や海外留学といった経験を積むことが可能です。

◇併願高校の決め方(6)施設・設備

オープンスクールや学校説明会に参加した際には、施設や設備について確認が必要です。

スポーツ系の部活動を希望している方は、体育館・グラウンドの広さをチェックしておきましょう。大学進学を意識するなら、図書室や自習室など、勉強に役立つ施設についても調べておくことが大切です。

◇併願高校の決め方(7)部活動

高校によって、部活動の種類や数に大きな差があります。併願高校に入りたい部活動があるのか、事前に確認しておきましょう。

入りたい部活がはっきりと決まっているなら、過去の実績や雰囲気も含めて把握しておきたいところです。スポーツ系の強豪校の場合、推薦で入学した生徒しか受け入れないケースもあるため十分に注意しましょう。

◇併願高校の決め方(8)進学実績

卒業生の進学実績を見れば、その高校の授業のレベルをある程度把握できます。受験対策を万全にしたいなら、難関大学に数多くの合格者を出している高校を選んでください。

もし推薦での大学入学を目指すなら、指定校推薦枠についても先に調べておきましょう。行きたい大学が決まっている場合は、その高校の指定校枠をピンポイントで確認します。

併願校も、「行きたい高校」であることが重要

併願高校を決める最重要ポイントは、「確実に合格できる高校であること」です。しかし「偏差値がちょうど良かったから」「友人が受けるから」「第一志望に合格する自信があるから」といった理由で、適当に決めてしまう方も少なくありません。

実際に通うことを考えると、やはり「行きたい高校」を選ぶのが基本です。楽しい高校生活を送るため、将来のやりたいことに一歩近づくためにも、併願高校選びは慎重に行ないましょう。

併願高校選びのポイントを理解して、納得感のある選択を

受験勉強で慌ただしい日々が続くなか、併願高校のことまで考える余裕がない方もいるでしょう。しかし実際に併願高校に通う可能性があるため、安易な決め方をするのはNGです。

併願高校の決め方は、「確実に合格できる高校を選ぶ」という点以外は、本命の高校選びとほとんど変わりません。後悔がないように、納得したうえで選択するようにしましょう。


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