大学受験の滑り止め（併願校）の決め方とは？安心して通うためのポイントを解説

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大学受験の滑り止め（併願校）を決めるとき、どのような基準で決めれば良いのか、迷ってしまう方が多いでしょう。受験本番が迫っている大切な時期に、「滑り止めのレベルはどれくらい？」「何校受けるべきなの？」などと考えるのはとても大変です。

今回は滑り止めの大学選びで悩んでいる高校生に向けて、後悔のない決め方を紹介します。決め方の基本や注意点を説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

大学受験｜滑り止め校の決め方

第一志望の大学が決まったら、本命とは別に滑り止め校を選びましょう。ここでは滑り止めの決め方について、基本的な考え方を解説します。

◇余裕を持って合格できる大学を選ぶ

滑り止め校には、「確実に合格できる大学を確保する」という重要な役割があります。受験本番で多少体調が悪くても、問題の相性が悪くても、余裕を持って合格できるレベルの大学が、滑り止め校として適しています。

第一志望の模試判定がC～Eの場合は、第一志望とは別に「安全圏の大学（B判定以上）」と「滑り止め校」を用意しておきましょう。浪人する予定がない場合、この選択が特に大事になります。

◇受験する大学数の目安

滑り止め校は1校だけの方、念のために10校以上受ける方など、受験する大学数はさまざまです。

基本的に、日程さえ重ならなければ何校でも受けられます。そのため、どうしても浪人したくないなら、滑り止め校を多めにしておくのも一つの方法です。

反対に、第一志望の模試判定がA判定で合格可能性が高いなら、滑り止め・安全圏の大学を少なめにする方もいます。

今の実力より上のチャレンジ校、普段どおりの実力を出せば受かる安全圏校、合格確実の滑り止め校まで、レベル別にまんべんなく受けるのがよいでしょう。

ただし受験する大学があまりに多すぎると、ハードスケジュールで体調を崩したり、精神的な余裕がなくなってしまったりするかもしれません。第一志望の受験が最優先なので、スケジュールを詰め込みすぎないように気を付けましょう。

大学の滑り止め校を選ぶ際の注意点

大学の滑り止め校を選ぶときには、以下の注意ポイントを押さえておきましょう。

◇可能なら滑り止めの大学を先に受験する

受験には運の要素も大いにあるため、「100％合格できる」という保証はありません。たとえ第一志望の模試判定がA判定であっても、極度の緊張にさらされて実力を発揮できないこともあります。

そのため、大学受験のスケジュールを組む際には、できるだけ滑り止めの大学を先に受験するようにしましょう。滑り止め校の合格が先に決まっていれば、第一志望の受験では、プレッシャーも軽減され、リラックスした状態で挑めます。滑り止め校の受験で、入試ならではの緊張感に慣れておくことも大切です。

◇行きたくない大学は極力選ばない

第一志望や安全圏校が不合格となってしまった場合、滑り止め校に通うことになります。実際に通う可能性がある以上、「行きたくない大学」は選ばないほうがよいでしょう。

滑り止め校を選ぶ際には、偏差値や受験科目などの条件だけで決めず、実際に通ったときのイメージをすることも大切です。しかし、第一志望に関する情報はしっかり調べていても、滑り止め校については情報収集がおろそかになる方も少なくありません。

「どうせ滑り止めだから」という気持ちで適当に選ぶのではなく、滑り止め校の情報も隅々まで集めましょう。

◇積極的にオープンキャンパスに参加する

可能なら、高校1年生の頃からオープンキャンパスに参加して、気になる大学をピックアップしておくのが理想的です。滑り止め校のオープンキャンパスまで参加するのは大変ですが、実際に現地で雰囲気を確かめておいたほうが、ミスマッチを最小限にできるでしょう。

オープンキャンパスに行かれない場合は、大学のホームページやパンフレットから情報を読み取りましょう。また、大学によっては、オンライン型のオープンキャンパスも開催しています。スマートフォンやパソコンから気軽に参加できるので、早めに情報をチェックしておきましょう。

滑り止め校を適切に選定して、大学受験を有利に

滑り止め校を選ぶなら、体調が多少悪くても合格できるレベルの大学を選びましょう。

ただし滑り止め校だからといって、行きたくない大学、まったく興味がない大学を選ぶのはよくありません。実際に通うことも想定して、「この大学なら通える」と納得できる大学を選択することが大切です。

大学受験の滑り止め校の決め方で、本命校の受験での気の持ちようが大きく変わります。滑り止め校の合格を一足先に確保して、第一志望の入試を万全の形で迎えましょう。

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