テスト前に掃除がしたくなる理由とは？勉強から逃げたいときの対処法を紹介 |「スタディパレット」公式サイト

テスト前に掃除がしたくなる理由とは？勉強から逃げたいときの対処法を紹介

投稿日2025年6月20日カテゴリー

定期テストの本番が目の前に迫ってくると、「急に隅々まで掃除をしたくなる」「部屋にある物を片付けたくなる」という気持ちになる方は多いのではないでしょうか。テスト前は勉強に集中しなければならないのに、掃除をする手が止められなくなることもあるでしょう。

本記事では、テスト前になぜか掃除をしたくなる理由について解説します。テスト前に掃除をしがちな方、掃除以外の別のことを始めてしまう方は、今回紹介する対処法をぜひ試してみてください。

テスト前に掃除がしたくなるのは、以下のような理由があると考えられます。

◇先延ばし行動

人間の心理として、やりたくないことほど先延ばしをしたくなるものです。そのため、テスト勉強から逃げたい気持ちが高まり、ついあと回しにして掃除をしたくなっている可能性があります。

また、掃除はゲームや漫画、スマートフォンなどと違い、罪悪感が生じにくい行動です。生活するうえで必要な習慣であり、「勉強にも集中できる」と自分の言い訳を作りやすい点も掃除がしたくなる理由と考えられます。

◇セルフ・ハンディキャッピング

テスト前の掃除を、勉強ができない言い訳として使うことは、自尊心を守るための「セルフ・ハンディキャッピング」の一種といえます。

「掃除が必要だ」という言い訳があることで「今は勉強をしなくても良い」という考えにつながります。テストの直前に掃除をした場合は、「掃除をしていたから、勉強時間が足りなかった」という言い訳ができるでしょう。

ハンディキャップをあえて作る（勉強ができない言い訳を作る）ことで予防線を張り、自分を守っているのです。

テスト前にどうしても掃除がしたくなったときは、その気持ちをグッと堪えて、以下の対処法を試してみましょう。

◇掃除をする時間を決める

「掃除をしたい」という気持ちになると、実際に掃除をするまで気持ちがスッキリせず、勉強に集中できなくなるパターンがあります。その気持ちを解消するため、短時間だけ集中的に掃除をしてみてはいかがでしょうか。

掃除をする際のポイントは、「5分だけ掃除をする」と時間を明確に区切るということです。「5分経ったら終わり」と時間の区切りを決めておくことで、気持ちの切り替えがスムーズになります。

5分だけ掃除をする場合は、視界に入るエリアを優先的に掃除するとよいでしょう。視界に入る物の数が少なくなると、目の前の勉強にいっそう集中しやすくなります。

◇必要な勉強量を把握する

テスト前の勉強をする際、自分がやるべき勉強量を把握しているでしょうか。目標の点数を取るためにどれだけ勉強をすべきか、テスト期間が始まる際にひと通り計画を立てておくと安心です。

まずは、科目ごとに何をすべきかを書き出してみましょう。今回のテスト範囲、覚えなければならない単語や用語の量、問題集のページ数など、自分に必要な勉強量を把握します。確認できたら、それに合わせてテスト前のスケジュールを組んでいきましょう。

今やるべきことが明確になると、勉強する際の迷いがなくなります。何をすれば良いか悩む必要がなくなり、目の前の勉強に取り組みやすくなるでしょう。

◇とりあえず勉強を始めてみる

掃除をしたいと思ったら、その気持ちをいったん置いて、とりあえず勉強を始めてしまうのも一つの方法です。時間は10分だけでもかまいません。

最初の数分は掃除をしたい気持ちが消えないかもしれませんが、勉強を無理やりにでも始めてみると、意外にそのまま集中できるものです。「勉強をなかなか始められない」という先延ばし癖のある方におすすめの方法です。

テスト前に掃除したくなってしまうなら、そもそも日頃から掃除・片付けをする習慣を付けておくと効果的です。こまめに掃除をしておけば、テスト前に時間をかけて掃除する必要がなくなり、負担になることもありません。

また、掃除の仕方や物の定位置も決めておくとよいでしょう。

勉強机周りの収納法については、以下の記事を参考にしてみてください。

テスト前に掃除をしたくなるのは、「先延ばし行動」や「セルフ・ハンディキャッピング」が関係している可能性があります。テスト前の掃除を止められない方は、短時間だけ掃除をしたり、とりあえず勉強を始めてみたりするなど、今回紹介した対処法を試してみましょう。

また、テスト前に掃除をしたくならないよう、普段から掃除をこまめにしておくのも良い方法です。机の整理整頓を日頃から心がけて、勉強に集中できるような環境を作ってみましょう。

投稿日2025年06月20日カテゴリー