タイムボクシングで集中力アップ!基本の4ステップと期待できる効果を解説
効率的に勉強したいと思っても、目の前の課題に集中できなかったり、予定より時間がかかってしまったりするのはよくあることです。学びたい内容がたくさんあるのに時間管理がうまくできず、思うようにペースが上がらない方も少なくないでしょう。特に、学校生活と勉強の両立が欠かせない中学生・高校生にとって、限られた時間をどう使うかは大きな課題です。
時間を上手に使って効率よく勉強に取り組みたいときにおすすめなのが、「タイムボクシング」という手法です。そもそもタイムボクシングとは何なのか、手順や期待できる効果、よく似た手法であるポモドーロテクニックとの違いを解説します。
タイムボクシングとは?
タイムボクシングとは、タスクに取り組むための時間管理術の一つです。実行したい複数のタスクを洗い出し、それぞれに必要な時間枠(タイムボックス)を見積もってスケジュールを組みます。ToDoリストを作るだけでなく、制限時間や優先順位を設定することで、作業への意欲や集中力を高められるのが特徴です。
タイムボクシングは生活のあらゆる場面で活用できますが、特に期限があり、膨大な作業(学習)が必要となる受験勉強で真価を発揮します。ゴール(合格)から逆算して、限られた時間の中に時間枠を適切にはめ込み、戦略的にスケジュールを組むことが、合格への近道となるでしょう。
【4ステップ】タイムボクシングの手順
タイムボクシングは、次の4つのステップで進めていきます。
◇タイムボクシングの手順(1)タスクの設定
最初のステップは、タスクの優先順位の決定です。取り組むタスクを洗い出して整理し、勉強したい内容をリストアップします。そのうえで、何を優先するべきか順位を決めていきます。
学びたい内容をすべて挙げる必要はありません。予定が多すぎると負担が大きくなるため、まずは3つ程度に絞って始めるとよいでしょう。重要なタスクだけを書き出し、終了後に次の内容を追加していけば十分です。
◇タイムボクシングの手順(2)スケジューリング
次に、スケジュールを決めます。取り組む勉強内容を決めたら、各タスクに必要な時間を見積もり、カレンダーやアプリに書き込みます。
ポイントは、タスクの合間に時間の余裕を持たせることです。予備の時間を確保しておくと、遅れが出たときにも焦らずにすみます。また、適度に休憩を挟むと気分転換になるため、集中力を維持しやすくなる効果も期待できます。
タイムボクシングの手順(3)作業開始
スケジュールを決めたら、実際に勉強を始めましょう。タイムボクシングを行なう際は、タイマーやスマートフォンのタイマー機能、アラート機能などを使って時間を計ります。制限時間を意識すると、自然に集中力が高まるでしょう。
タイムボクシングの手順(4)一日の振り返り
最後に、振り返りを行ないます。勉強がすべて終わったら、予定どおり進められたか、どのタスクに時間がかかったのかなど、実際の所要時間も含めて見直してください。
うまくいかなかった場合は、原因と改善点を整理して次回に活かしましょう。タスクごとの時間設定や優先順位の付け方などを再考し、自分に合ったスケジュールに調整していくと、より効率的な学習スタイルの確立につながります。
タイムボクシングの効果
タイムボクシングには、勉強の効率アップに役立つさまざまな効果があります。
・集中力を保ちやすくなる
時間を区切ることで、集中力を維持しやすくなります。タスクが終わるたびに気持ちがリセットされるため、次の作業に新しい気持ちで取り組める点もメリットです。
・達成感を得やすい
タスクを1つずつ終えていくことで達成感が生まれ、次のタスクへのモチベーションにつながります。
・振り返りがしやすい
タスクをカレンダーなどに記録するため、学習の流れを客観的に把握できます。進め方の傾向や改善点を見つけやすくなるため、内容を見直して効率化を図れるのも特徴です。
タイムボクシングとポモドーロテクニックの違い
タイムボクシングとポモドーロテクニックはいずれも時間管理術ですが、作業時間の設定方法などに少し違いがあります。
タイムボクシングは、タスクごとの所要時間を見積もり、あらかじめ時間枠を設定して作業を進める方法です。決めた時間内で作業を終えることを意識するため、集中力が高まりやすくなります。
ポモドーロテクニックは、タスクの進み具合ではなく、一定のサイクルで作業と休憩を繰り返す方法です。一般的に、25分の作業と5分の休憩を1セットとして、4セット繰り返したら30分の休憩をとります。
どちらも時間管理術としては有用なので、目的やタスクの内容に応じて使い分けるとよいでしょう。
ポモドーロテクニックの詳細は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:
ポモドーロテクニックとは?受験生向けに勉強に集中する秘策を紹介
タイムボクシングで勉強時間を管理
勉強を効率よく進めるには、時間の使い方を見直し、タスクを適切に設定することが欠かせません。タイムボクシングを取り入れると集中力を維持しやすくなり、達成感も得やすくなります。
タイムボクシングで勉強に取り組んだあとは、振り返りも大切です。継続するうちに、自分に合った時間設定や進め方がわかってくるため、学習のリズムが整ってきます。習慣として定着すれば、より内容の濃い勉強時間を過ごせるようになるでしょう。
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