子どもが勉強嫌いになる理由とは?勉強が好きになるキッカケを紹介
勉強をさせたい親の思いとは裏腹に、勉強嫌いになってしまう子どもは多いものです。「勉強を無理にさせようとして、ますます机に向かわなくなった……」という声も少なくありません。
勉強をしない子どもの意識を変えて、勉強好きにさせるには、どのような対策が必要なのでしょうか。
子どもが勉強をしないことに悩んでいるなら、まずは勉強嫌いになった理由を見つけ出しましょう。今回は子どもが勉強嫌いになる理由、勉強好きに変わるキッカケを解説します。
子どもが勉強嫌いになる理由
子どもが勉強嫌いになる理由としては、以下のようなものが考えられます。
◇子どもが勉強嫌いになる理由(1)授業の内容がわからないから
勉強嫌いになる理由の一つとして、学校の授業を理解できず、途中でついていけなくなることが挙げられます。
授業についていけなくなったら、本来は何がわからないのかを理解し、先生に質問をしたり、基礎から勉強をし直したりする必要があります。しかし、わからないことをそのまま放置した結果、挽回できなくなってしまう子も少なくありません。
◇子どもが勉強嫌いになる理由(2)勉強に義務感があるから
人間は誰かから強制されると、かえって嫌になってしまうものです。親から「勉強しなさい」と言われるたびに、「今やろうとしていたのに」「あとで必ずやるのに」と感じて、勉強への拒否感が強まってしまいます。
本来は勉強が苦手でない子どもでも、「勉強=嫌なもの」というイメージが定着すれば、無意識のうちに逃げたくなるでしょう。
関連記事:
勉強がつらい、逃げたいときにはどうする?効果的な対処法をまとめて紹介
◇子どもが勉強嫌いになる理由(3)ほかにやりたいことがあるから
勉強以外の楽しみを見つけると、夢中になって勉強をあと回しにしがちです。テレビやゲーム、漫画、スマートフォンなど、手近な誘惑に負けて勉強することを忘れてしまいます。
ただし、趣味や娯楽を全面的に禁止すると、ストレスで勉強に集中できなくなる可能性もあります。適度な気分転換は大切ですが、勉強と遊びのメリハリが必要です。
◇子どもが勉強嫌いになる理由(4)他人と比較されるから
成績優秀な兄弟姉妹、親戚、友人などと何度も比較され、自信を失ってしまうケースもあります。直接的な表現でなくても、親が「○○ちゃんは成績優秀で偉いね」と褒めているのを見るだけで、強い劣等感を抱く子もいるでしょう。
「自分はどうせ頭が悪いから」「頑張っても○○ちゃんには負けるから」という気持ちになり、モチベーションを失ってしまいます。
「勉強嫌い」から「勉強好き」になるキッカケ
ここからは、勉強に対する意識が変わるキッカケを紹介します。以下を参考にしながら、勉強嫌いな子どもに対するベストな対応を考えてみましょう。
◇勉強で達成感を感じたとき
授業についていけない子どもに対して、まずは勉強への苦手意識、ストレスをなくしていくことから始めます。
レベルの高い問題集から始めると、不正解ばかりで挫折しやすくなるものです。まずは簡単な問題集から解いていき、基礎を固めていきましょう。
勉強した時間をメモなどに残して、小さな達成感を味わえるようにするのも効果的です。
関連記事:
なぜ一部の人は「勉強が楽しい」と思えるのか?勉強を趣味や楽しみに変える秘訣
◇親から褒められたとき
子どもを褒める機会は、テストで良い点数を取ったとき、通知表の評価が良かったときだけではありません。数値で見える部分だけでなく、子どもが努力したこと自体を具体的に褒めましょう。
「家に帰ってすぐに宿題を終わらせた」「1冊の問題集を解き終えた」「塾に欠かさず通っている」など、行動を褒めることが大切です
勉強を頑張っていたとしても、その頑張りが数値にすぐ反映されるとは限りません。たとえ結果をともなわなくても、行動を褒められることで前向きな気持ちになれます。
◇勉強する意味を理解できたとき
「勉強なんて無意味」「難しい高校・大学に入って何になる?」と考える中学生・高校生は多いものです。そこで、勉強をどうしてするべきなのか、勉強する意味について親子で考えてみるのもよいでしょう。
話し合っていくうちに、「○○高校、○○大学に入りたい」「将来、○○の仕事をしたい」という希望が見えてくるかもしれません。具体的な目標ができれば、勉強のモチベーションも上がっていきます。
勉強を頑張れば、高校・大学・就職先などの選択肢が大きく広がります。具体的な目標が定まらなくても、「将来好きな道を選ぶために、今は勉強を頑張る」と納得できれば、意識が変わるかもしれません。
ささいなキッカケで、勉強が好きになることもある
勉強嫌いの子どもでも、「親から褒められてうれしかった」「勉強したほうが良い理由がわかった」などのキッカケで、勉強好きに変わることがあります。子ども一人ひとりの性格にもよるので、今回紹介した内容を参考にしつつ、多方面からアプローチしてみましょう。
勉強をしないことをむやみに否定したり、勉強を強制したりすると、逆効果になるおそれがあります。勉強をしない理由を分析しつつ、長い目で見守っていきましょう。
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