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勉強をする意味とは?ほとんどの大人が答えられない学習の本質

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「どうして役に立たない勉強をしないといけないんだ」
「数学なんて勉強したくないのに」

誰もが一度はぶつかる疑問かもしれませんね。

そもそもこの疑問自体が勉強をしたくないいい訳でもあるのですが、「言い訳してないで勉強しろ!」と言われても何の解決になりません。
「勉強をする意味」について世の中には様々な意見がありますが、私なりの意見をまとめました。

世の中にはいろんな「答え」があふれている

「勉強をする意味」について検索すると、世の中には数多くの答えがあふれています。

「歴史を勉強をしておけば、海外の人に会ったときに紹介できる」
「三角関数はゲームを作るときに必須」
「社会に出たときの一般教養のため」
「いい大学へ行って人生の可能性を広げるため」
「そもそも今は英語ができて当然の時代」

しかし、なかなか納得のできる答えにはたどり着けないのではないでしょうか。
それは当然のことで私自身、学生自体は「勉強する意味」を見いだせずにいたのです。

すぐに役立つ勉強をできる段階でないという自覚を持つこと

そもそも、いま学んでいる勉強で、「すぐに役に立つもの」はほとんどありません。
例外があるとすれば「家庭科」や「技術」くらいでしょう。
特に家庭科の教科書は、「一人暮らしを始めるときにはかならず持って行け」と言われるくらい、生活に役立つ知識が詰まっています。

じゃあ役に立つ家庭科だけ頑張ればいいのでしょうか?
もちろん違います。
国数英理社の勉強が大切な理由がきちんとあるのです。

今は”勉強のやりかた”を学んでいる

国数英理社の勉強が大切な理由、それは”勉強のやりかた”を学べることです。

基礎学問の勉強には、いろいろなトラブルが起きます。

・どこから手を着ければいいかわからない
・時間管理ができなくて気がついたら一日が終わっていた
・スケジュール管理ができなくて気がついたら試験日だった
・モチベーションが維持できない
・練習問題を解くのが嫌
・苦手なものへの対応ができない
・覚えた基礎知識を応用できない
・友達や先生に質問したいがどう聞けばいいのかわからない
・得意科目を友達へ教えたいが、教え方がわからない

誰だってはじめはわからないことだらけですが、勉強を進めることでこれらを少しずつ学んでいくことができるのです。

人生は、いくらでも勉強をしなければいけない時がくる

”勉強のやりかた”を覚えると、人生のどんなときに役立つのでしょうか。

これは数え切れないほどあります。
人生には、勉強をしなければならないときがたくさんあるからです。

・受験勉強
これはもちろん自分の進路や就職のためでもありますね。

・趣味
趣味をもっと上達したいときに、地道な練習が必要なときもあります。

・一人暮らし
家庭科がそのまま役立つことも多いですが、実際に生活すると様々なトラブルが起きます。

・お金のこと
大切なことなのに学校では教えてくれず、自分で学ばなければならないことの筆頭です。
税金、保険、ローンなど、正しい知識を自分で身につけなければいけません。

・仕事をするとき
仕事内容そのものを学ぶこともありますし、資料の作り方、人間関係の築き方、英語での打ち合わせなどのために自主学習を行うこともあります。

・家庭を持つとき
特に子どもを持ったとき、日常生活や病気、その他について多くの嘘と正しい知識が入り乱れているのを見つけることでしょう。
正しく学び、正しい知識を持つことが家族を守ることにつながります。

・冠婚葬祭
すぐには役に立たなくても、いざというときに戸惑うのが冠婚葬祭です。
これもまた学校では教えてもらえません。
本を買って学んだり、周りの人に質問して覚えていくことになります。

 

これらを学ぶとき、確かに義務教育や高校の勉強が必ずしも直接役に立つわけではないことがよくわかります。
しかし、”勉強の仕方”を知らなければ、これらのことに立ち向かうこともできないのです。

悩む高校生

”勉強のやりかた”とは、”知りたいことを正しく知るプロセス”

人生では、”知りたいこと”が多く生まれます。

「もっとおしゃれになりたい」
「お金持ちになりたい」
「トラブルが起きたらどうしたらいいのか」
「物事の仕組みが知りたい」

”勉強のやりかた”は、”これらの知りたいことをを正しく知るためのプロセス”であり、これを身につけるために今の基礎勉強があるんですね。

もしも勉強のやりかたを学ばずに卒業したら

もしも勉強のやりかたを学ばずに卒業したらどうなるのでしょうか?

・うまい宣伝文句や嘘にだまされる
・生活で重大なミスを犯す
・社会的に信用を失うことがある

もちろん、成績さえよければこれらに対応できるわけではありません。
知識があっても感情に流されることだってあります。

しかし勉強はこのような物事を避けるための訓練と考えることもできるのです。

考えすぎる必要はない

「直接役に立つのは家庭科」と書きましたが、それをみて「よし!これから家庭科は毎回満点を取ろう!」と思えましたか?
おそらくそう思えた人はほとんどいないでしょう。

「勉強の意味」について考えすぎること自体、勉強をしない言い訳になってしまわないように気をつけましょう。

まとめ

「今の勉強をする意味は?」に対する、私なりの答えは「勉強のやり方を学べること」です。
しかし、勉強をする意味について深く考えすぎる必要はありません。

勉強の意味は大人でも答えられない人が多く、誰しも一生学んでいきながら自分の中の答えを育てていく物なのです。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。


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