読書感想文を書くコツとは?中学生・高校生向けに書くべき内容も紹介
読書感想文の宿題が出たとき、「本の選び方がわからない」「何を書けばいいの?」と迷う中学生・高校生も多いでしょう。感想が何も浮かばず、原稿用紙の前で手が止まってしまう人も少なくありません。
苦手な人も多い読書感想文ですが、基本の構成や本の選び方がわかれば簡単です。この記事では、読書感想文に書くべき内容と書くコツをまとめて紹介します。
読書感想文に書くべき内容とは?
読書感想文は、「本を選んだ理由」「本の紹介」「本を読んで感じたこと」の3ステップに分けて書くのがポイントです。
◇本を選んだ理由
まず読書感想文の書き出しには、その本を選んだ理由を書きましょう。
●家族・友達に薦められたから
●テーマがおもしろそうだったから
●タイトルの意味が気になったから
●主人公と同じ○○をしているから
●もともと著者のファンだったから
◇本の紹介
次に、本のあらすじを簡単にまとめます。このとき、読書感想文の大半があらすじにならないよう気を付けましょう。あらすじの量は全体の1割程度が目安です。
あらすじは、読書感想文を読む人におおまかな内容が伝われば問題ありません。5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、いかに、したか)を使って、その本の内容を簡潔にまとめましょう。
◇本を読んで感じたこと
そして、本を読んでいて心が揺さぶられたところ、印象に残った場面、気になったセリフなどを、読書感想文のメインとして書き出します。「とても良かったです」のような書き方ではなく、「○○の部分で○○と感じました」のように、具体的に書きましょう。
ポイントとしては、本の内容と自分の意見や体験談を結びつけることです。自分がどこに何を感じたのか、どのような考えを持ったのかを、できるだけ具体的に説明します。
本を読んだ前後で気持ちの変化があれば、その理由も含めて説明するとよいでしょう。
読書感想文を書く4つのコツ
内容の濃い読書感想文を書くためには、本選びや読む前の準備なども大切です。以下のコツを理解したうえで、読書感想文を書いていきましょう。
◇自分に合う本を選ぶ
読書感想文の仕上がりを大きく左右するのが、本の選び方です。どれだけ人気がある本や名作と呼ばれる本でも、「内容が難しくて読み終わらない」「興味がなくて楽しめない」となれば、感想もなかなか出てきません。
本を選ぶときは、内容が難しすぎず、興味・関心が持てるテーマや自分の経験に関連するものを選んでみてください。読書に慣れていない人は、文章が読みやすく、おもしろくて人気のある本を選ぶとよいでしょう。物語が定番ですが、ノンフィクションや伝記などもおすすめです。それでも選ぶのに迷ったら、課題図書の中から選んでみてください。
◇本を読む前に準備をする
本を読む前に、その本の内容をおおまかにイメージしてみましょう。タイトルや表紙のイラスト、あらすじなどから、どのような内容なのかを予想します。何か考えが思い浮かんだら、忘れないようにメモしておきましょう。
読書中に記録を残せるように、付箋やメモ、マーカーなどを用意しておくと便利です。
◇本を読みながら、気になるところをメモする
本を読むときは、読書感想文を書くことを意識しながら読むことが大切です。気になったところや感動したところがあれば、付箋にそのときの気持ちを書いて、本に直接貼り付けておきましょう。購入した本であれば、マーカーで文章に印をつけていくのもおすすめです。
「メモをしながらでは本に集中できない」という場合には、1回目は何もしないまま読むのもよいでしょう。2回目に読むときに、読書感想文に書きたいところをピックアップすれば問題ありません。
◇構成をノートにまとめてから書き始める
原稿用紙にいきなり書き始めようとすると、文章がうまくまとまらず、最初から書き直しになることもあるでしょう。1回で仕上げたいなら、ノートにおおまかな構成をまとめておくのが効果的です。
自分用のノートにまとめる段階では、書き方に決まりはありません。まずは自分の考えたことや思いついたことを、そのままメモしてみるとよいでしょう。思いついたことをすべて書き出してから、全体の流れをまとめていくとスムーズです。
頭の中で考えをまとめるよりも、ノートに一度書いてみたほうが、全体をじっくりと見渡せます。キーワードをまとめているうちに、関連するエピソードを思い出したり、新しい考えが思い浮かんだりするかもしれません。
読書感想文は、コツさえつかめばスラスラ書ける!
「課題のために読書をする」と思うと、どうしても身構えてしまう方が多いものです。しかし読書感想文をキッカケに、人生を変える素敵な本と出会えるかもしれません。
書くコツさえ押さえておけば、読書感想文も楽々こなせます。大事なのは、興味を持って楽しく読める本、感想が自然と出てくる本を選ぶことです。苦手意識についてはいったん忘れて、まずは本選びからスタートしてみましょう。
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