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成績が伸びない学生の特徴とは?原因を踏まえた対処法をくわしく解説

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勉強の成果が出るまでには、一定の時間がかかるものです。しかし、どれほど勉強しても成績が伸びない場合は、勉強方法になにか原因があるかもしれません。

この記事では、成績が伸びない学生によくある原因とその対処法について紹介します。成績が伸び悩んでいる学生は、自分に当てはまるポイントがないかチェックしてみましょう。

成績が思うように伸びない……その理由とは?

まずは、勉強しても成績が伸びないときに考えられる理由について紹介します。

理由を理解していると、どのように対処すればよいかが見えてきます。自分の勉強法を振り返りながら目を通してみてください。

◇成績が伸びない理由(1)勉強法が間違っているから

勉強しても成績が伸びない場合は、そもそも勉強法が間違っている可能性が高いです。

例えば以下のような学生は、勉強方法を見直してみる必要があります。

●書いてばかりで理解を深めていない
●志望校の傾向を踏まえて勉強していない
●暗記を避けて演習ばかりしている
●参考書を読んだり書き写したりするだけで、アウトプットの機会が少ない
●質より量を重視してしまっている
●テスト前しか勉強していない

勉強するときは、「なぜここを間違えたのか」「どうしてこの解法になるのか」など、分析をしながら学習を進めなければいけません。まずはこの大前提を意識して、自分に合った勉強方法を見つけることが大切です。

◇成績が伸びない理由(2)勉強時間や量が足りていないから

勉強を初めて間もない場合は、成果が出にくい傾向にあります。勉強の成果は1週間や1ヵ月で出るものではなく、何ヵ月か先に出るものであるためです。個人差はありますが、春に勉強を始めたら、成績の伸びを自覚するのは早くても夏くらいになります。

また、自分では一生懸命勉強しているつもりでも、実は勉強量が足りていないケースもあります。人によって最適な勉強量は異なりますが、無理のない範囲で勉強する時間や頻度を増やしてみてもよいでしょう。

目先の偏差値や点数などを追い求めすぎず、理解が深まっているかどうかで勉強の成果を判断することをおすすめします。

◇成績が伸びない理由(3)教材のレベルが実力に合っていないから

「人気の問題集を買ってみる」「基礎はやりたくないから中級編からやる」など、実力に合った教材を使用していないことによって、勉強がうまくいかないケースもあります。

回答を見てわかった気になっても、自分のレベルに合っていない問題では、理解率や定着率は悪くなってしまいます。今の自分に合ったレベルから勉強を初めて、少しずつステップアップしていくことを意識しましょう。

◇成績が伸びない理由(4)復習しないから

一度勉強したことを復習しない学生も、成績が伸び悩む傾向にあります。例えば、数学の公式を一度見ただけでは、実際に文章題を見たときどのように解けばよいかわからないものです。

学んだ知識は、何度も復習して実践を繰り返すなかで身につき、活用法が理解できるようになります。一度説いた問題や聞いただけの知識を100%身につけることはできないため、必ず復習しましょう。

成績が伸びない場合の対処法

成績が伸びない理由がわかったら、自分に合った対処法を実践してみましょう!この章では、成績が伸びない理由ごとにおすすめの対処法を紹介します。

◇成績が伸びない場合の対処法(1)自分に合った勉強法を見つける

まずは、自分に合った勉強法を見つけることが重要です。

●毎日コツコツ型なのか、追い込み型なのか
●一人で学習するのが得意なのか、仲間と勉強するとやる気が出るのか
●暗記系が得意なのか、思考系が得意なのか
上記のように、学生によって得意な勉強法や科目などの特性はさまざまです。

特性がわかると、自分に合った学習方法が見えてきます。「塾で友達と協力しながら学ぶ」、「得意な思考系科目を活かしながら、暗記科目もコツコツ強化する」など、自分の性格に合わせて勉強方法を確立しましょう。

◇成績が伸びない場合の対処法(2)自分のレベルや目的を正確に把握する

自分に合った勉強をするためには、自分のレベルを正確に把握することが欠かせません。いつも受けている模試や定期試験などを参考にして、必要な勉強のレベルを判断しましょう。

また、目標に合わせて参考書を決めることも大切です。毎日の予習復習がしたいのか、試験対策がしたいのかなどといった目的ごとに、学ぶべき参考書は変わってきます。

根拠や目的に基づいて参考書や勉強法を選べると、しっかりと成績アップを目指せます。

◇成績が伸びない場合の対処法(3)1つの問題集にじっくり取り組む

成績を伸ばしたいなら、あれもこれもとたくさん問題集を買い、一気に何冊もこなすことは避けましょう。1冊ごとの理解力が下がりますし、タスクが増えすぎて集中力が低下し、勉強効率が悪くなるためです。

勉強するときは1教科ごとに1冊問題集を購入し、それを8~7割まで仕上げることを意識して繰り返し勉強しましょう。他人に解説できるようになるまで理解できたら、レベルを上げて次の問題集をやるという勉強法を心がけると、定着率が大幅に上がります。

◇成績が伸びない場合の対処法(4)復習する習慣をつける

正しい勉強法を身につけたら、復習の習慣も身につけましょう。暗記科目も思考系の科目も、復習することで「記憶しなくてはいけない情報なんだ」と脳が認識し、長期記憶として定着します。

個人差はありますが、インプットとアウトプットの比率は3:7が理想的だとされています。新しい知識を身につけたら、「翌日、1週間後、1ヵ月後、試験前」など、定期的に復習を繰り返しましょう。

まとめ

人によって得意な科目や適している勉強法が異なるように、成績が伸びない理由にもさまざまなものが存在しています。大切なのは成績が伸びない理由を正しく把握して改善することなので、まずはあなた自身の課題を見つけるところから始めてみましょう。

正しく勉強すれば、成績が伸びない学生はいません。「自分に勉強は向いていない」と諦めず、困ったら学校の先生や塾などのプロに相談しながら改善方法を考えてみてください。


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