「覚悟を決めればなんとかなる」本気のやる気で受験勉強を乗り切ろう
二年生や、三年生になりたての時期は、まだまだ受験生の自覚がないかもしれませんね。
「受験生だから」と言われるがまま勉強を始めても、なかなか身が入りにくいものです。
大切なのは本人が
「受験を乗り切るぞ。」
「あの大学へ行くぞ。」
という覚悟を決めて勉強を始めることです。
試験が近づけば自ずと覚悟を決めなければいけないときがきますが、それでは手遅れになってしまうこともあります。
いち早く覚悟を決めて、スタートダッシュを切りましょう!
覚悟を決めるには、自分の今の立ち位置と行きたい場所をよく見直しておく必要があります。
「それでも行きたい大学」があるのなら
あなたにはすでに行きたい学科や大学はありますか?
なりたい職業や進路はありますか?
もし自分の希望が決まっていても、なんとなく諦めていたり、反対されていたりしていませんか?
そんなあなたは以下の項目を確認してみましょう。
①なぜその職業や大学を目指しているのか
やりたいこと、あこがれ、なんでもかまいません。理由は様々です。
②そのための最短ルートを調べてみたか?
大学の学科まで決まっている場合はルートが決まっています。
なりたい職業になるために特定の学科に行くことが望ましい時もあります。
その場合、それが学べる学科のある大学で、自分の偏差値に一番近い大学はどこでしょうか?
③なりたい自分と今の自分とのギャップはどれほどあるのか?
近道を見つけてから、今の自分とのギャップを客観的に見直してみましょう。
もしも過去問があれば、一通り確認をしておきましょう。偏差値だけでは大学に入るための能力は測れません。
④それを埋めるためには何が必要なのか?
ギャップを埋めるためには、どんな努力が必要でしょうか。
これだけしっかりチェックすれば、自分のやるべきことが見えてくるはずです。
①~④は、勉強を始めてみても新しい発見があったり、状況が変わったりするので、定期的に見直すことでモチベーションの維持にもつながりますよ。
「やりたいこと」がない君も
「自分にはやりたいことなんて見つかってないし、受験勉強したって意味がないよ」と思っていたりしませんか?
やりたいことが決まってない、希望の進路がないような生徒は珍しくありません。
しかし、受験勉強はそのような生徒にもきちんと意味はあるのです。
①一つのことに思いっきり打ち込んでみたくないか?
高校生の間なんとなく過ごしてきた方、最後に一つのことに思いっきり打ち込んでみませんか?
②何かに熱中して結果を残してみたくないか?
部活に打ち込んだ人も、そうでない人も、高校生活の最後に、人生に関わる大きな結果を残してみませんか?
③全国を舞台に戦ってみたくはないか?
大学受験は、全国を舞台に戦うことができ、しかもその権利がすべての生徒に平等に与えられています。
本来このようなチャンスはめったにありませんよ。
④やりたいことを見つけるきっかけにしたくないか?
勉強をすると、いろいろなことに出会います。
受験後に大学に入学すると、さらに数多くの世界に触れることになります。
そのきっかけは大学の勉強自体にもありますが、人間関係、初めて立つ社会の入り口などさまざまです。
「やりたいこと」を見つけるのは、その後でもいいんです。
このうちの一つでも心に引っかかる物があれば、受験勉強をする理由には十分なのです。
「覚悟」には意味がある
覚悟することにはきちんと意味があります。
キツイときや投げ出さないための心の準備になるからです。
勉強から逃げるのは簡単な事ですが、“ホントは成績を上げたい!”という気持ちがあるのなら、少しずつで良いから進むしかありません。
そして、このきつい時に助けてくれるのが、前もってしておいた「覚悟」です。
「これから先、こんなキツイ事起きるだろうな」と前もって予測してるからこそ、実際にきつい事が起きた時に逃げないで正面から受け止めることができます。
「覚悟」を忘れないようにしよう
覚悟を決めた直後は、やる気もみなぎりますが、大変だったり日が経つと忘れがちです。
せっかくの覚悟、忘れないようにしましょう。
①本当に信用できる人に告げる
「よく大勢の人に言って逃げ場をなくしておくといい」といいますが、相手を選ばずに告げると茶化されたり、言ったことだけで満足してしまうことがあります。
大事なことは大切な人だけに、というのが私の経験の中では一番ベターだと思っています。
②紙に書いて見える場所に
私の友達では志望大学を書いた紙を缶ペンケースのふたの裏に貼っている人がいました。
③批判や反論に対する意見を持っておく
実力がまだ足りないときは、反対意見や批判もあります。
これらを受け入れ、それに対する意見を持っておくと覚悟も揺らぎません。
まとめ
自分がどうして受験するのか、そのためには自分はどんな立場なのか、しっかり見直すことで、受験生活に対する「覚悟」を決めましょう。
覚悟が揺らいで誘惑に負けることもあるかもしれません。
そういうときは、下手に自分自身を厳しくしてはいけません。
また次から頑張れば良いのですから。
大事なことは継続して、続けていくことです。
受験は確かに大変ですが、「あのとき覚悟を決めて頑張ってよかった」と思えるように頑張りましょう。
執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。
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