予備校に行かないで浪人するのはアリ?予備校に行くメリットとデメリット
浪人して大学合格を目指す場合は予備校に行き、さまざまな授業を受けながら勉強を進める方法がある一方で、予備校にいかずに自分のペースで独学する方法があります。いわゆる宅浪というスタイルです。
予備校にいかずに浪人することにどのような効果があるのでしょうか。
ここでは、予備校に行くメリットやデメリットを中心に解説します。
浪人生が予備校に行かないで合格できる?
現役で大学に合格できなかった場合、一般的に多くの人は浪人生となり予備校に通って授業を受けながら勉強を進めます。しかし、浪人生のなかには予備校に通う選択肢を選ばず、参考書や動画サイトなど、さまざまな勉強素材を活用して自宅などで浪人生活を送る方もいます。
予備校に行かず自宅で勉強を進めて大学に合格する人もいるようですが、そのような方も予備校の季節講習会を利用しているケースが多く、まったく予備校に行かずに合格する方はかなり少数派に分類されるでしょう。
自宅で浪人生活を送るいわゆる宅浪は、すべて自分で勉強のスケジュールを立てて自らを管理しながら勉強を進める必要があります。宅浪はだれからも監視されない環境で日々過ごすことから、勉強を簡単にサボることができるのです。従って、宅浪には合格への強い意志と自己管理能力が求められます。
予備校であれば、年間のスケジュールや毎日の学習カリキュラムが決まっていることから、自分で管理する必要がありません。受験生は、予備校が用意したカリキュラムに沿って勉強を進めれば一定の効果を得られるので、勉強以外の部分に余計な時間を取られたくない人にとって予備校は魅力的だといえるでしょう。
予備校に行くメリット・デメリット
多くの浪人生が、なんらかのメリットを感じて予備校で学んでいるのに対し、宅浪で勉強を進めるほうにメリットを感じて予備校に通わない受験生もいます。大学に合格するための選択肢はひとつだけではないのです。
ここでは、予備校に行くメリットやデメリットを具体的に紹介します。
◇予備校に行くメリット
まずはメリットから見ていきましょう。
予備校に行くメリットとして、以下の5つが主なものとなります。
・スケジュールが組まれている
通常、予備校では受験生が着実に勉強を進めることができるようにスケジュールが事前に組まれています。1日のスケジュールや季節講習会のスケジュール、年間スケジュールといったさまざまなタームでスケジュール管理ができるので、安心して勉強に集中できます。
・添削が受けられる
予備校には多くの講師が在籍しているので、日々おこなわれる演習やテストの添削を受けることができます。苦手な箇所が明確になり質問もできることから、効率的に勉強を進めることができます。
・模試を受けられる
大手予備校では独自の模試を定期的に実施しており、予備校に通うことでそれらの模試を受けることができます。模試で得られた詳細なデータを分析してもらうことで、自分の実力を把握できるメリットがあります。
・受験の最新情報を得られる
予備校はあらゆる大学の入試制度に精通していることから、受験に関する最新の情報を得られるメリットがあります。もちろん自分でもインターネットを活用して情報収集できますが、時間や労力がかかるので忙しい受験生にはあまりおすすめできません。
・整った生活リズムを維持できる
予備校では毎日授業がスケジューリングされていることから、予備校に通うことで受験生は整った生活リズムを維持できるメリットがあります。
◇予備校に行くデメリット
予備校に通うことにはさまざまなメリットがある一方で、デメリットもいくつかあるので紹介します。
・お金がかかる
予備校に通うには学費が必要です。どの予備校やコースに通うかにもより変わりますが、学費は1年間に最低でも60万円以上かかります。さらに、予備校に通う際に発生する交通費も負担することから、予備校に通うと多額なお金がかかるデメリットがあります。
・時間に制約される
予備校は学校と同じように毎日スケジュール管理されていることから、自由に時間を使いたい人は時間的な制約に対しストレスに感じるかもしれません。
・対人関係のストレスを受けることもある
予備校には多くの受験生が通うことから、人と接する機会が多くなります。場合によっては相性が合わない人と接することで、対人関係のストレスを受けることがあります。
予備校に行かない浪人生におすすめの勉強法
予備校に行くメリット・デメリットを紹介しましたが、それぞれを比較したうえで予備校に行かないことを選択する浪人生には、以下の勉強法をおすすめします。
◇図書館や自習室などを利用する
宅浪生は、すべて自分で勉強のスケジュールを組み立てて実行する必要があります。自宅では自分に対し甘くなりがちなことから、スケジュール通りに勉強を進めるためにも図書館や自習室などを利用することをおすすめします。
◇予備校などが行う模試などを受けて自分の学力を測る
定期的に予備校などが主催する模試を受けることもおすすめです。宅浪生は自分の学力を客観的に図る機会がないことから、勉強の進度に合わせて定期的に模試を利用し、今の学力を把握することが大切です。
◇受験までのスケジュールを立てる
早い段階から受験までのスケジュールを立てて、学力や勉強の進度に合わせて柔軟に変更することをおすすめします。ゴールまでの道のりを立てることで、勉強を進めやすくなるでしょう。
メリット・デメリットだけでなく、自分に合っているかを考えよう
多くの浪人生が予備校に通いながら勉強する一方で、予備校に通わずに自分で勉強を進める人も一定数います。どちらのスタイルにもメリットやデメリットがあり、向き不向きもあることから、浪人する場合は冷静に判断することが大切です。
大学に合格するには強い意志と地道な努力が必要です。今回の記事を参考にして、悔いのない浪人生活を送りましょう。
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