予習と復習はどっちが大切?知識を定着させる勉強のコツを解説
「成績アップのためには予習・復習が大事」という話を聞くものの、「結局はどちらが大切なの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
また、予習・復習の重要性を理解していたとしても、「時間がないから片方だけにしたい」という声も少なくないはずです。
そこで今回の記事では、予習と復習のどちらが重要なのか、という問題について解説します。予習と復習の効果的なやり方も併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
予習と復習、どっちに時間をかけるべき?
勉強の基本は「予習→授業→復習」の流れです。この3ステップを経ることで、勉強した内容が定着しやすくなります。
したがって、成績をしっかりと上げたいなら、予習と復習のどちらもやるのが理想です。しかし、予習と復習の両方をする時間がどうしても確保できないなら、優先すべきなのは復習です。
本章では、予習と復習のそれぞれの効果について、改めて確認していきましょう。
◇予習の効果
授業を聞いたときに内容がわからないのは、基礎知識がまったく入っていないこと、新しく出てきた用語に慣れていないことが原因です。
予習の時点である程度知識を入れておくと、授業の内容をスムーズに理解できるようになります。また、わかるところとわからないところが区別できるため、授業中に集中して聞くべきところの見当がつくでしょう。
◇復習の効果
授業をたった一度聞いただけで、内容をすべて理解したり覚えたりするのは難しいものです。
そこで、授業後に復習することで、知識がしっかりと定着していきます。一度得た記憶を定着させるには、同じ内容を繰り返し覚えることが大事です。
授業中は先生のペースで進むため、わからない部分が残ったまま解決しないこともあるでしょう。そのようなときは復習のときに課題を再確認して、疑問点を残さず解消していきます。復習することで何度も触れた知識は忘れにくくなり、テスト対策が楽になるでしょう。
効果的な予習の方法
ここでは、「予習では具体的に何をすればいいの?」と思っている方のために、予習の方法・コツを解説します。
◇予習の方法(1)教科書を先に読んでおく
まずは教科書を開いて、次回分の範囲に軽く目を通しましょう。細かい部分を完全に理解する必要はありません。詳細については、授業と復習の時点で理解すれば良いからです。
教科書を読んでわからない単語や言葉があれば、先に調べておきましょう。英語や古文については、先に単語や言葉をチェックしておくことで、授業中の先生の説明に集中しやすくなります。
◇予習の方法(2)問題を先に解いてみる
教科書に例題があれば、自分なりに考えて解いてみましょう。もちろん授業を受けていないため、解けなくてもOKです。
わからない問題があれば、目立つようにチェックを入れておきます。このときに解答中のメモや途中の式があれば、残しておくと見直しがしやすいです。
予習については、それほど時間をかける必要はありません。わからないことがたくさんあったときも、残念に思う必要はないです。予習は授業前の軽い準備として、気軽な気持ちで取り組むことをおすすめします。
効果的な復習の方法
授業の復習をするときは、以下のポイントを押さえておきましょう。
◇復習の方法(1)ノートを見直す
復習の際には、授業中のノートを再度チェックします。ノートを見て授業の内容を思い出すことで、一度得た記憶が頭に残りやすくなるのです。
あとからノートを見直すと、授業中には気付かなかった部分、わからない部分が見えてきます。疑問点があれば、記憶が薄れないうちに早めに解消しておきましょう。
◇復習の方法(2)音読する
国語や英語の復習をする際には、教科書の文章を音読することをおすすめします。語学系の科目は、その言葉に慣れることが重要だからです。
音読をするときには、無心で言葉を読むのではなく、言葉の意味を意識しながら読むようにしましょう。例えば、英語の場合は、英語を音読しながら頭の中で日本語訳をしていくイメージです。
教科書を黙読するよりも、声を使ってアウトプットしたほうが、勉強した内容を吸収しやすくなります。
◇復習の方法(3)人に説明する
アウトプットのもう一つのやり方としておすすめなのが、勉強した内容を人に説明する、という復習方法です。先生になったつもりで、家族や友人に勉強を教えてみましょう。
授業の内容が頭に入っていれば、他人に対してもスラスラと説明できるはずです。人に説明していくうちに、自分が十分に理解できている部分、理解があやふやな部分がわかるようになります。
他人にわかりやすく説明するのは、意外と難しいものです。人に教える訓練を積むことで、自分の理解もより深まっていくでしょう。
大切なのは、予習と復習の積み重ね
予習と復習をどちらも行なうのは大変ですが、毎日の積み重ねが成績アップにつながります。
今まで予習・復習をしてこなかった方は、まずは復習から始めてみましょう。ただし、最初から完璧を目指してしまうと、途中で面倒くさくなってやめたくなってしまいます。まずは短い時間から始めてみて、慣れてきたら時間を増やしてみるのがおすすめです。
授業の前後に予習・復習をすれば、定期テストの勉強も楽になります。成績アップを目指している方、受験合格のために頑張りたい方は、ぜひ取り組んでみてください。
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