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高校の物理は本当に難しい?物理をスムーズに理解するコツを紹介!

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「物理は難しそう……」「勉強してもわからない」など、高校の物理に苦手意識を抱く人は多いのではないでしょうか。物理は国語や社会と違って公式や文字式の計算が多いので、公式をうまく覚えられないと難しく感じてしまうでしょう。

ここでは、高校物理が難しく感じる理由とどのように取り組めばスムーズに問題が解けるのかについて解説しています。物理に対する苦手意識を克服したいという人は、ぜひ参考にしてください。

高校生になって物理を難しく感じる理由

最初に、どうして物理が難しく感じるのかを理解しましょう。難しく感じる原因がわかれば、それを解決する方法も見えてくるはずです。
高校物理を難しく感じる理由には、大きく分けて以下の3点が考えられます。

◇文字式の計算が多い
文字式とは“∆v=v’−v”のようにアルファベットで表す計算式を指します。見た目の複雑さから、それだけで苦手意識を抱く人も多いのではないでしょうか。

文字式は数字とアルファベットが組み合わさっているため、数字だけの式よりも計算ミスを起こしやすい傾向にあります。

◇現象を身近に感じられない
物理では、さまざまな現象を扱います。イメージしやすい例を挙げると、物体の落下運動や音の伝わり方などです。物理で扱う現象には、こういったイメージしやすい内容のほかに、原子運動や電流がつくる磁界についてなど抽象的な内容も多くあります。

この“抽象的な現象”というのがイメージしづらく、理解するまでに時間がかかってしまうのでしょう。イメージをとらえる難しさが、高校物理のハードルを上げている一因といえます。

◇公式が多い
高校の物理では多くの公式を扱います。そのうえ、適切な公式に当てはめる必要があるので、数学のように公式を丸暗記すれば問題を解けるわけでもありません。適切な公式を選択するためには、公式の背景にある現象をしっかりと理解することが必要です。

このように、高校物理はたくさんの公式を覚えなければならないうえに、それぞれの公式に関係する現象への理解も深めなければなりません。問題演習を積めば次第に公式の選び方もわかるようになりますが、最初は公式をうまく使いこなせず、難しいと感じてしまうでしょう。

高校物理をスムーズに解くには

物理を理解するうえで公式を覚えることはもちろん大切ですが、先ほど説明したように“公式を丸暗記すれば問題が解ける”という単純なものではありません。
ここでは、高校物理をスムーズに解くために必要な4つのポイントを紹介します。

◇力学が基礎になる
物理には力学・熱力学・電子誘導・波動など、さまざまな分野が存在します。それぞれで問題の解き方が変化するため、1つの分野をマスターしても別の分野ではまた新しい考え方を身につけなければなりません。

しかし、力学の知識は熱力学や電磁気学など他の分野にも応用が可能です。力学はどの入試問題でも出題されるので、物理を勉強する際はまず力学を理解して基礎をしっかり固めるのがおすすめです。

◇公式を理解する
物理の公式は丸暗記ではなく、“どのようにその公式が導き出されるのか”という背景までを理解する必要があります。公式が導き出される背景がわかれば、問題を解くことも可能です。

物理は公式の数がとても多い科目なので、公式を導き出すための考え方を身につけることができれば、複雑な公式を覚えることにも役立てるでしょう。

◇図を書く
高校物理では、まず図を書くようすると理解しやすくなります。問題文を読んで図に書くことで、どこにどのような力が働いているかを整理でき、現象を視覚的に理解できます。働いている力の見落としや、働いていない力を含めてしまうというミスの防止にもつながります。

◇数学の基礎も必要
物理は、速度や温度、物体にかかる力などを数に置き換えて表現する学問なので、二次関数・三角比・ベクトル・微積分などの数学の知識が必要になります。速度を表す際にはベクトルの知識を使う、といったイメージです。

物理と数学は別の学問だと切り離して考えるのではなく、それぞれの関連性を意識すると、どちらの教科も効率的に覚えることができます。

高校物理のおすすめの勉強法

物理をスムーズに解くための考え方がわかったところで、次は知識を身につけるための勉強法を紹介します。ここでの勉強法をしっかり理解して、苦手な物理を得意科目にしてしまいましょう。

◇基礎的な問題集を繰り返す
高校物理では、しっかりと基礎を固めることが重要です。基礎を覚えてすぐに複雑な応用問題に着手するのではなく、ミスなく基本問題を解くことができるようになるまで復習しましょう。
多くの問題集が出版されていますが、どれを選んでも似たような問題が載っています。問題集は何冊もこなすより、自分に合う1冊を何度も繰り返し学習するとよいでしょう。

◇使っている法則を記載する
法則や公式を使う際に“○○の法則”などと記載する癖をつけましょう。法則名を記載することで、どういった問題にどの法則が使われているかを紐づけて覚えることができます。

公式と法則がどのように結びついているのか説明できるようにしておくと、記述問題の対策にもつながります。

◇過去問を解く
志望校が決まっている場合は、赤本などで過去問を解いてみるのもおすすめです。最初は正解できなくても問題ありません。

過去問に取り組む際は、志望校の出題傾向とどこを重点的に勉強すれば良いのかを把握することが大切です。ポイントを押さえて効率良く勉強を進めましょう。

高校物理は基礎をしっかり身につけられるかが勝負!

力学・熱力学・電子誘導といった馴染みのない分野や、たくさんの公式が存在する高校物理。一見すると難しそうに思えますが、問題のパターンはある程度決まっています。

まずは基本問題を繰り返し解き、正しい考え方をしっかりと身につけましょう。きちんと基礎を理解することができれば、応用問題にも対応できるようになります。
今回紹介した内容を参考にして、ぜひ高校物理に取り組んでみてください。


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