センター古文の範囲や特徴とは?解くためのコツや具体的な勉強法についてもご紹介
センター試験で国語は200点と配点が高く決して無視できないものです。文系の生徒はもちろんのこと、理系の生徒も国語を攻略して高得点を取る必要があります。
センター国語は現代文、古文、漢文と幅広く出題され、どの分野も満遍なく点数を取る必要があります。
今回は、そんな国語科目の中のセンター古文について解説していきます。古文を解くための勉強のコツや勉強法についてもまとめていますので、現代文はある程度解けるけど古文はサッパリという方は特に、参考にしてみてください。
センター古文の範囲や特徴について
センター古文は、配点200点中50点を占め、センター国語の第3問に位置しています。
設問数は6問程度で、語句の解釈の問題、文法知識の問題、文章読解問題で構成されています。
このことから、センター古文で点数を取るためには、単語、文法、読解能力が必要だということがわかります。そのため知識が全くないと得点を取ることはできません。また、たとえ知識だけがあっても、読解能力がないと高得点を取ることができません。
センター古文で高得点を取りたい人は、古文の知識と読解能力をバランス良く鍛える必要があるのです。
古文を解くための勉強のコツ
ここでは、古文を解くための勉強のコツについてご紹介します。内容を確認して、今まで自分が意識していなかったことがあれば積極的に取り入れるようにしましょう。
◇暗記はほどほどに
まず、単語や文法、用語などの暗記はほどほどに留めておいてください。もちろん知識が多い方が有利であることは間違いありません。しかし、どれだけ暗記しても知らない言葉が試験で出てくるものですし、労力の割に点数に結びつきません。
特に単語は、学校指定の単語帳や、評判がいい単語帳を暗記するだけでいいでしょう。基本的な意味を抑えるくらいでちょうどいいです。
細かいことを暗記することにこだわり過ぎないように注意してください。
◇文法の識別問題に慣れておく
センター古文では、文法の識別ができるかどうかが重要になってきます。そこで、文法は識別問題を数多く解き、慣れておくことをおすすめします。識別ができるようになれば、内容を誤読することが少なくなり、読解能力が向上することにつながります。
◇背景知識を仕入れる
古文では、時代背景を理解していないとイマイチ意味がわからないことがあります。そこで、勉強の合間で構いませんので、古文の背景知識を仕入れることを意識しましょう。参考書や問題集などで隅っこなどに書かれていることも目を通して、当時どのような文化や習慣があったのか、把握しておきましょう。
◇リード文や注釈を読む癖をつける
前項目とつながりますが、問題を解くときは、リード文や注釈を読むようにしてください。問題が解きやすくなるだけではなく、記憶を残し知識を増やすことにもつながります。
面倒臭いからと読み飛ばして本文だけ読む人もいるかと思いますが、きちんと読む癖をつけるようにしておきましょう。
センター試験における古文の勉強法
次に、センター試験における古文の具体的な勉強法について見ていきます。前述のコツを意識しつつ、以下の手順で勉強するといいでしょう。
◇単語と文法の基礎固め
最初にやるのは、古文単語と文法の基礎固めです。これができずに演習を重ねても、点数に結びつきません。まだ用語が曖昧だという人は、手持ちの参考書や学校の教材などで暗記し、基礎を固めるようにしましょう。
◇過去問でひたすら演習
単語と文法の基礎固めが終わったら、後は読解を繰り返すだけです。教材はいろいろありますが、できるだけ過去問を用いて演習することをおすすめします。過去問は問題演習に最も適した教材であると言っても過言ではありません。とにかく過去問をこなして文章に慣れつつ、自分がどういうミスをするのかきちんと分析しましょう。
時間がある人は過去問を徹底的にやり込んだ上で、マーク問題集や、読解の問題集に取り組むといいでしょう。
◇和歌の知識を仕入れておく
近年のセンター古文では、和歌に関する問題も出題されています。古文で高得点を取りたい人は、和歌に関する知識を仕入れておくことをおすすめします。和歌の修辞法について一通り知識を入れておくといいでしょう。
和歌の修辞法に絞って解説してある参考書もあるので、うまく活用して勉強しましょう。ただし単語などと同じく、細かいことにこだわって詰め込む必要はありません。他の教科とのバランスを見て、どれくらいやり込むか判断してください。
センター古文は基礎を固めて演習を重ねるのがおすすめ
センター古文は、単語や文法などの基礎を固めてから過去問で演習を重ねることがおすすめです。暗記と演習のバランスをとってしっかりと勉強しましょう。その上で時代背景や和歌の知識などを入れることで、効率良くセンター古文の点数を上げることができます。
古文は焦らずコツコツと勉強することが大事です。今回ご紹介したことを参考にして古文で高得点を狙ってみてはいかがでしょうか。
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