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英検は高校受験に役立つ?有利になるポイントや注意点について解説

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高校受験を少しでも有利にするために、英検を受けようとする中学生も多いのではないでしょうか。高校・大学だけでなく、社会人生活にも英語力が求められる時代ですので、英検を受けることは損にはなりません。

とはいえ、「定期テストや高校受験があるのに、英検まで受けるべきなの?」「英検にどれくらい時間をかければいいの?」と迷ってしまう人も多いはずです。そこで今回は、英検を受けるべきか迷っている中学生に向けて、英検の仕組みや受ける際の注意点を紹介します。

そもそも英検とは?

英検とは、「実用英語技能検定」を略したものです。ここでは英検のレベルや受験時期、試験会場の詳細について見ていきましょう。

◇英検のレベルは全7段階

英検のレベルは、5級から1級まで、7段階あります。各段階の受験推奨目安は以下のとおりです。

●5級:中学初級程度
●4級:中学中級程度
●3級:中学卒業程度
●準2級:高校中級程度
●2級:高校卒業程度
●準1級:大学中級程度
●1級:大学上級程度

このなかでも5級から3級が、高校入試レベルとされています。どの級からでもチャレンジできるので、自分のレベルに合わせて受験するとよいでしょう。

◇英検を受けられる時期

英検は基本的に、年3回実施されます。2022年度については、5月~7月(第1回)、9月~11月(第2回)、1月~3月(第3回)に、一次試験・二次試験が実施されることになっています。

回ごとに複数の試験日程が設定されていますが、同じ級を重複して受けることはできません。ただし隣り合った2つの級を同時に受験することは可能です。この場合は、それぞれの級で申し込みを行ないます。

◇英検の試験会場

英検の試験会場は、本会場と準会場の2種類で、級ごとに選べる会場が異なります。

本会場は全国47都道府県、海外に設置されている公開会場で、希望の地域を選択可能です。ただし、試験会場は指定できません。

準会場は団体申し込みで受験できる会場で、学校や塾、企業などを通して手続きを行ないます。試験の詳細については、先生や企業の担当者に確認するとよいでしょう。

英検に合格すると高校受験が有利になる?

地域や学校にもよりますが、英検に合格することで一部の高校受験で有利になります。内申点や試験の加点、試験の免除などの優遇措置が加わるので、合格ラインに届くか届かないか、という場合には効果を発揮するでしょう。

英検による優遇措置はあるものの、高校受験の全体から見るとそれほど大きなものとはいえません。ただし英語は高校受験だけでなく、その後の大学受験や社会人生活でもおおいに役立ちます。英検合格を目指すことで、定期テストや高校受験での点数アップにもつながるでしょう。

高校受験のために英検を受ける際の注意点

中学生が高校受験のために英検を受けるとき、いったい何に気を付ければよいのでしょうか。ここでは、英検と高校受験の合格を目指す人に向けて、知っておきたい注意点を説明します。

◇基本的には定期テストが優先

英検に向けて一生懸命に勉強をすることで、英語力の底上げが期待できるでしょう。しかし英検の勉強ばかりをしていて、他の勉強がおろそかになっては本末転倒です。

英検の時期と定期テストの時期が重なっているなら、定期テストの勉強を最優先にします。テストの点は内申点にも関わるため、高校受験の一部として考えなくてはなりません。

英検合格による加点も大事ですが、定期テストと比べるとその割合は高くありません。あくまで補助的な要素として考えるのがよいでしょう。

◇英検2級を最終目標にする

文部科学省は、英検3級を中学卒業段階での達成目標としています。しかし高校受験を有利にする目的なら、最終目標として英検2級(高校卒業程度)を目指したいところです。

英検2級の試験内容は、以下のとおりです。

一次試験
●リーディング(4肢選択)
●ライティング(記述式)
●リスニング(4肢選択)

二次試験
●スピーキング(個人面接)

英検はどの級からでも受けられますので、まずは英検3級を目指してみましょう。難しいようなら級を下げて、4級5級からでもかまいません。英語力が上がってきたら、隣り合った級をダブル受験するのもよいでしょう。

中学生の間に少しずつ勉強を進めて、中学3年生の段階で英検2級(高校卒業程度)に合格することを目指します。

目指せ英検合格!英語力を伸ばして高校受験に役立てよう

英検が高校受験で評価されるかどうかは、その学校によって異なります。しかし英検合格のために勉強をすることは無駄にはなりません。英検合格のために費やした努力、身に付いた英語力は、その後の受験勉強の助けとなるでしょう。

英検にチャレンジすることで、自分がどのレベルなのか、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングのどれが苦手なのか、点数として把握することができます。定期テストとも両立しながら、英検で英語力を高めていきましょう。


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