漢検合格で高校受験を有利に!目標設定と勉強法について解説
高校受験が近づいてくると、「漢検を受けたほうがいいのかな?」と思うこともあるでしょう。しかし受験や定期テストに集中したほうがいいのか、漢検を頑張って受けるべきなのか、わからない人もいるかもしれません。
今回は高校合格に向けて勉強している受験生のために、漢検のメリットや勉強のコツを紹介します。漢検を受けるべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
高校受験にも役立つ!中学生が漢検を受けるメリット
漢検の存在を知っていたとしても、「高校受験で有利になるの?」「漢字を覚えられる以外に何かメリットはあるの?」と感じるかもしれません。ここでは、高校受験を控えている中学生に向けて、漢検を受けるメリットを解説します。
◇高校受験で評価対象となる
漢検合格は、高校受験で評価対象となることをご存知でしょうか。内申書の加点、試験での加点をはじめ、入試の一部免除や合否の判断材料となります。
漢検が評価対象となるかどうかは、学校によってさまざまです。しかし漢検合格をアピールすることで、「漢検合格のために努力した人」という印象にもなります。
そもそも漢字は高校受験に限らず、一生付き合っていくものといえるでしょう。学生生活を終えて社会人として活躍するときも、やはり漢字はしっかりと書けるようにしておきたいところです。
◇基礎学力が向上する
「漢検の勉強をすると国語の点数が上がる」というイメージがあるかもしれません。たしかに国語力に大きな影響を与えますが、効果は他の教科にもおよびます。
そもそもどの教科であっても、「問題文を正しく理解する力」「漢字をスムーズに読む力」は土台として必要となるでしょう。「国語力が高い人は基礎学力が高い」といわれるのはこのためです。
漢検の勉強で語彙力が増えれば、それだけ文章の意味をすぐに理解できるようになるでしょう。論理的に考える力が備わることで、他の教科にも良い影響をもたらします。
◇結果が見えて自信につながる
漢検に合格した人には、頑張った結果として合格証書・合格証明書が届けられます。努力の結果が目に見えるので、やる気や自信にもつながるでしょう。
漢検が取り組みやすいのは、自分の今のレベルに合わせて受験できるという点です。コツコツと勉強を積み重ねることで、着実に漢字能力を伸ばせるでしょう。
漢検合格は高校受験だけでなく、大学受験や就職活動でも評価されることがあります。将来に役立つ資格を持っているだけでも、心強い武器ができたように感じられるかもしれません。
「努力すれば結果が出る」と知っていれば、高校受験にも前向きな気持ちで取り組めるでしょう。
高校受験のためなら、漢検3級を目標に
漢検には10級から1級まで、12段階があります。それぞれのレベル・対象漢字数は以下のとおりです。
●10級:小学校1年生修了程度(80字)
●9級:小学校2年生修了程度(240字)
●8級:小学校3年生修了程度(440字)
●7級:小学校4年生修了程度(642字)
●6級:小学校5年生修了程度(835字)
●5級:小学校6年生修了程度(1026字)
●4級:中学校在学程度(1339字)
●3級:中学校卒業程度(1623字)
●準2級:高校在学程度(1951字)
●2級:高校卒業・大学・一般程度(2136字)
●準1級:大学・一般程度(約3000字)
●1級:大学・一般程度(約6000字)
漢検は自分のレベルに合わせて受けることができますが、高校受験を有利にしたいなら、漢検3級(中学校卒業程度)を目標にするのがよいでしょう。ただし学校によっては、準2級、2級から評価対象となる場合もあります。
優先順位としては、内申点に大きな影響を与える定期テストが優先となりますが、スキマ時間を使って漢検にもぜひチャレンジしてみてください。
漢検合格のための効率的な勉強方法
漢検の勉強を始めるときは、まずは軸となる計画を立てるようにしましょう。一晩で覚えるのは難易度が高いので、計画を立てて勉強時間を確保することが大切です。
漢検合格の勉強法としては、問題集を覚えるまで何度も解く、というシンプルな方法が効果的です。まずは。「1つの問題集を何日でクリアできるのか」を計算して、「一日○ページ」というように、具体的な計画を立てていきます。問題集を解くのを習慣化することで、自然と漢字を覚えられるでしょう。
試験が近づいてきたら、ぜひ過去問にもチャレンジしてみてください。過去問で点数が低い分野があれば、その分野を集中して勉強し直すことも重要です。
これらが漢検の基本的な勉強法ですが、人によって得意な覚え方が異なります。手を動かしたり声に出したりして、自分なりの記憶するコツを見つけてみましょう。
漢検合格で高校受験を有利に進めよう
高校受験のために漢検合格を目指す人もいますが、それ以外のメリットもたくさんあります。漢検合格はモチベーションアップにもつながりますし、基礎学力を底上げする良いキッカケにもなるでしょう。
漢検は小学生から大学生、社会人まで、あらゆる年齢の人が受けています。しっかりと学習計画を立てて必要な勉強時間を確保すれば、中学生でも3級、頑張れば準2級、2級に合格可能です。漢字に少しでも興味があるなら、ぜひ受けてみてください。
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