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【高校英語】英文法の効率の良い覚え方とは

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英語学習で文法に苦手意識を持っている学生は少なくありません。英文法を覚えられず、点数が取れないと悩むことがあるのではないでしょうか。

英文法を効率的に覚えるには、基礎をしっかり理解することがポイントです。

今回は、効率的な英文法の覚え方について解説します。併せて、英文法を覚えたい人におすすめの参考書や問題集も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【高校英語】英文法を身に付ける必要性とは

ここでは、高校英語で英文法を身に付ける必要性について解説します。なぜ英文法が必要なのか、疑問に思う人は参考にしてみてください。

◇解けない問題がある
単語の意味はわかっていても、英文法がわからないと解けない問題があります。
文章の構造である文法は、いわばルールのようなものです。そのため、文章の意味を正しく把握するためには、ルールを理解しなくてはなりません。

例えば、和訳の問題では本来の意味を理解できず、誤った内容に訳してしまうでしょう。大学受験では和訳問題が出るケースも多いため、文法の理解が大切です。

◇スピーキングが身に付かない
人間はある程度成長すると、理論的に英語を学ぶほうが理解しやすくなっていきます。そのため、英文法を知らない状態では、スピーキングがなかなか身に付きません。

例えば、幼少期にインターナショナルスクールに通っていたり、外国に住んでいたりした人は、英文法を学ばなくても自然に英語を話せることがあります。

これは、幼少期に英語を話す環境があることや感覚的な理解が優れていることが関係し、自然に英語の構造を理解できているからです。少数派ではありますが、大人になっても感覚的な理解が優れている人は、環境を変えることで自然に学べるようになるでしょう。

ただし、一般的な人が英語を学ぶ場合、英文法を理論的に理解したほうが早く英語を話せるようになります。

効率の良い英文法の覚え方

英文法を効率良く覚える方法を3つ解説します。正しい方法で覚えれば、すぐに英文法が身に付くでしょう。

◇基本の5文型を押さえる
英文法を覚える際には、基本の5文型を覚えることが大切です。5文型を構成する要素には、S=主語・V=動詞・O=目的語・C=補語の4つがあります。

この4つの組み合わせによってできる5文型は、以下のとおりです。

1.SV(主語+動詞) 例:I run.(私は走ります)
2.SVC(主語+動詞+補語) 例:I am a teacher.(私は教師です)
3.SVO(主語+動詞+目的語) 例:I like dogs.(私は犬が好きです)
4.SVOO(主語+動詞+目的語+目的語) 例:I give her a candy.(私は彼女にアメをあげます)
5.SVOC(主語+動詞+目的語+補語) 例:I call her Mio.(私は彼女をミオと呼びます)

上記の5文型のうち、最もシンプルな構造になっているのがSVです。「何(S)がどうする(V)」といったことを表現します。

次のSVCはS=Cの関係が成り立つ、シンプルでわかりやすい構造といえるでしょう。Vがbe動詞の場合は「=」の意味合いを持ち「何(S)は(V)○○(C)」となります。Vがその他の動詞の場合は、使う動詞によって「何(S)が○○(C)のように感じる」「何(S)が○○(C)のように見える」と変化します。

SVOの場合はOが目的語になるため、主語とイコールの関係は成り立ちません。OがVの対象となり「何(S)が○○(O)をどうする(V)」という形になります。このOには、名詞や名詞と同じ働きをするものしか入らない点に注意しましょう。

SVOOは、目的語が連続する文型です。「誰が(S)誰に(O)何を(O)どうする(V)」という内容になり、例文では「私(S)が彼女(O)に飴(O)をあげる(V)」となっています。

SVOCの場合も上記と同じく、OがVの対象となります。「誰(S)が誰(O)をどのように(C)どうする(V)」となるため、O=Cの関係が成り立つのが特徴です。

◇例文を音読する
例文は、意味を意識しながら音読することが大切です。音読すると前から理解しなければならず、戻り訳ができないため、英文を順番どおりに理解する訓練になるでしょう。

また、音読すると記憶に残りやすく、例文の暗記もしやすくなります。

◇繰り返し演習を解く
英文を効率的に覚えるには、演習を何度も解くことが大切です。できなかった問題を確実に理解するまで、何度も解説を読み参考書にチェックを付けながら、繰り返し演習問題を解きましょう。

このとき、演習問題をこなすだけにならないよう注意してください。教科書や参考書を読んで覚えただけだと忘れてしまいやすいので、きちんと理解できるように知識を落とし込みましょう。

そのためには、人に教えるつもりで演習を解き、理解の浅い項目はしっかり暗記することが大切です。誰かに教える機会が実際にあれば、積極的に行なってみるとよいでしょう。
このような能動的な行動を繰り返すことで、英文法の理解度が高まります。

英文法を覚えたい人におすすめの参考書・問題集

最後に、英文法を効率的に覚えたい人におすすめの参考書・問題集を2冊紹介します。

◇名人の授業シリーズ 安河内の英語をはじめからていねいに【完全版】
この参考書は、1994年に発行されて以降、好評を得ているロングセラー書籍の改訂版です。

英語の基本から複雑な文書の作成まで、丁寧に解説されています。例文と復習問題の読み上げ音声が収録されているため、正しい発音を聞きながら学習できることが特徴です。
スピーキングやリスニング対策を行ないたい人にもおすすめといえるでしょう。

また、数・時間の表し方や不規則動詞の活用表などが、巻末資料として新たに追加されています。学校や予備校、塾などの授業の見直しにも活用できるでしょう。

◇大学受験スーパーゼミ 全解説 頻出英文法・語法問題 1000[増補改訂版]
1993年に発行されてから多くの人に愛用されている、『頻出英文法・語法問題1000』の改訂版です。多くの難関大学で出題される正誤指摘問題や整序問題が、文法項目セクションごとに設置されています。

また、最近の入試で頻出傾向にある「語法分野」の問題も重点的に解説されているため、文法と語法をしっかりと学べるでしょう。

解説では、文法や語法に関する知識が定着しやすいように構成されています。入試に必要な英語力を身に付けたい人におすすめの一冊です。

英語の文法は基礎が大事

英語の文法を効率的に学ぶためには、基礎的な知識を身に付けることが大切です。特に、文法の基礎的な構文であるSVOCの5文型は、必ずマスターしておきましょう。
あとは、例文を音読したり繰り返し演習問題を解いたりすることで、知識を自分の中に深く落とし込みます。英文法を覚えるのが苦手な人は、ぜひ今回紹介した方法や参考書を試してみてください。


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