<共通テスト世界史対策>参考書の選び方とおすすめの参考書を紹介!
共通テストの科目のなかで、世界史は馴染みのない人物が登場することもあり、なかなか勉強が進まないという方は多いのではないでしょうか。そういったときには、いかに有益な参考書を探し出して活用できるかが重要です。
この記事では、共通テストの世界史対策として、参考書の選び方とおすすめの参考書を紹介します。最適な参考書を見つけ出し、試験対策を万全に進めましょう。
共通テストの世界史とは
有益な参考書を選ぶには、まず共通テストの世界史について知っておく必要があるでしょう。ここでは、世界史の出題構成や傾向などを解説します。
◇共通テスト世界史の構成
共通テスト世界史の解答方法や配点、解答時間などは、センター試験の世界史と変わらず、以下のとおりです。 解答形式:マーク式 配点:100点 解答時間:60分 ただし、大問数はセンター試験の4題よりも1つ増えて、5題となっています。小問数はセンター試験から2問減って計34問となり、出題形式は以下4つに分けられます。 ・正誤問題 ・穴埋め問題 ・史料問題 ・時代並び替え問題 なお、2021年度第1日程の出題分野や配点は、以下のようになっています。
年度 | 大問 | 出題分野 | 設問数 | マーク数 | 配点 |
2021 | 第1問 | 資料と世界史上の出来事との関係 | 5 | 5 | 15 |
第2問 | 世界史上の貨幣 | 6 | 6 | 18 | |
第3問 | 文学者やジャーナリストの作品 | 8 | 8 | 24 | |
第4問 | 国家や官僚が残した文書 | 9 | 9 | 26 | |
第5問 | 旅と歴史 | 6 | 6 | 17 |
◇共通テスト世界史の出題傾向
2021年の共通テスト世界史の出題傾向を見ると、特定の年代や地域に偏ったものではなく、全体を網羅した問題が出されていることがわかります。古代から現代までの全地域における政治史・社会史・文化史が出題範囲となっているため、タテとヨコのつながりを押さえておかないと解くのは難しいでしょう。
また、設問数自体は若干減少しているものの、文献などをもとにした問題が多く、読み込まないと解けません。そのため、問題を解く時間は増加しています。
史料問題の出題が増加していることもあり、センター試験で多く見られた正誤問題が減少している一方で、穴埋め形式の問題が増加しています。資料を読解しなければならないため、センター試験よりも難易度は上がっています。
<共通テスト世界史対策>参考書の選び方
難易度が上昇している世界史対策には、参考書を使って学習するのがおすすめです。参考書を選ぶ際のポイントとして、次に取り上げる項目を重視してください。
◇できるだけ最近出版されたものを選ぶ
世界史のなかでも、現代史に関する問題が出題されることがあります。古い参考書だと、現代史について取り上げられていない可能性があるために、できるだけ最新版の参考書を選ぶようにしましょう。
また、あまりにも古い参考書だと、最新の情報が反映されていないことがあります。例えば、近年でも国名の呼び方が変化している国がありますが、古い参考書ではカバーできません。こういったことを考慮し、最新版の参考書を入手して学習するようにしましょう。
◇イラストや地図など資料の掲載が多いものを選ぶ
共通テストでは資料を読み解く問題が増加しているため、普段から資料を読解する力を養うことが重要です。そこで、イラストや地図など資料の掲載が多い参考書を取り入れるのもおすすめです。
また、視覚的にわかりやすい参考書を選ぶことで、より理解しやすいというメリットもあります。文献資料に数多く触れることで、文章読解力や思考力を磨くこともでるでしょう。
◇因果関係がわかりやすく説明されたものを選ぶ
共通テストの世界史では、単純な知識を問う出題は大幅に減少している一方、歴史事項の背景や影響などつながりを考えなければならない問題が多く見られました。
用語を暗記しているだけの表面的な知識ではなく、用語同士のつながりについてもわかりやすく説明されている参考書が理想です。
共通テストの世界史対策におすすめの参考書
共通テストの世界史対策における参考書の選び方をもとに選出した、おすすめの参考書を3つ紹介します。
◇大学入学共通テスト 世界史Bの点数が面白いほどとれる本
「面白いほど」シリーズは、黄色い表紙が目印の参考書です。400万人以上もの受験生が手にしており、圧倒的なシェアを誇っています。
この参考書は、有名な学習塾で通史を担当する講師が監修しています。基本事項の習得だけでなく、思考力についても鍛えられるように工夫されているのが特徴です。暗記から応用まで、この一冊で学ぶことができるでしょう。
◇ヨコから見る世界史 パワーアップ版
この参考書は、世界史の参考書として有名な『ヨコから見る世界史』を、さらにパワーアップした一冊です。共通テストにおいて重要な時代ごとのつながりや因果関係について、講義形式でわかりやすく解説されています。
また、参考書と連動した勉強法や過去問演習に関する特典映像も付いているので、ちょっとしたスキマ時間にも学びやすいでしょう。
◇共通テスト過去問研究 世界史B
共通テスト対策書で多くの売上を誇る、『共通テスト赤本シリーズ』の一冊です。歴史的背景を問われる史料問題へ対応するために、思考力を鍛える問題が多く掲載されています。
また、共通テストにも役に立つセンター試験の過去問が、過去8年分収録されています。赤本を解いて自分の弱点を分析し、そこを重点的に対策して弱点を克服していき、赤本で総仕上げを行なう、といった使い方がおすすめです。
共通テスト世界史は最適な参考書を使って対策しよう
共通テストの世界史はセンター試験よりも、歴史的背景や因果関係などに関する問題や、資料を読解する問題も増え、難易度が上がっています。その傾向をしっかりと押さえて、効果的な学習を行なえる参考書を選ぶことが重要です。
今回紹介したポイントをもとに、自分に最適な参考書を入手して試験突破を目指しましょう。
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