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【いきなり基礎力UP】迷ったら文法書の「例文」を暗記しよう!

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高校の英文法は、中学英文法にくらべて覚えることが一気に増えてしまいます。

中学英文法で授業についていけてた人でも、覚えることが増えすぎてどうしたらいいのかわからなくなってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「そんなときどうしたらいい?」

この問いかけに対して、人によっていろいろな解答があるかもしれません。

私のイチオシは

「文法書の例文をまるまる暗記する」ことです!

「ええ~めんどくさい!」と思われるかもしれませんが、これは進学校の入前の宿題として出題されることがあるくらい、「本当に効果のある勉強方法」です。

なぜただの例文暗記にはそれほどの効果があるのでしょうか?

例文暗記のメリット

例文暗記を実際に取り組んでみると次のようなメリットがあります。

①短くて覚えやすい

学校によっては教科書の文章を丸暗記させるところもありますが、教科書の文章は文脈が存在したり、長すぎて覚えきれないものがあります。

さらに一文の中に、覚えたい単語・構文・文法などのエッセンスが多すぎて頭が混乱してしまうことも。

それに対して、文法書の例文は、

・シンプルな文章
・含まれている文法のエッセンスが一つ
・簡単な単語
で構成されているので、暗記しやすい文章になっています。

人によっては何度か口ずさむだけでも暗誦できてしまう人もいるでしょう。

②身体に覚えさせることで反射力や勘を上げる

スポーツをやるときに、試合中に一生懸命フォームを気にしているようでは勝てませんよね。

普段からフォームを身体に覚えさせて、本番で無意識にそれが発揮できるようになってから「身についたフォーム」として役に立てることが出来ます。

英語の知識も全く同じです。

入学試験や英語の資格試験は時間との勝負です。そんななかで「一生懸命思い出せば引っ張り出せる知識」は役に立ちません。

そのような知識は、時間のロスになるだけではなく、思い出すのでいっぱいいっぱいで応用がきかないからです。

試験で役に立つ知識は、「反射的に思い出せる・解ける知識」。早い話が身体で覚えてしまった知識です。

そのためにも、文法書の例文レベルなら反射的に思い出せる、作文できるくらい身につけておく必要があるのです。

正直な話、そこまで身についていると、わからない問題に当たったときに勘で解いても案外当たったりします。

勘は経験で培うものだからです。

③問題演習に役立つ

模試などで英文法の問題を解いていて、時制の問題がわからなかったとしてましょう。

もちろん、文法の理論を思い出して考えるのもいいのですが、同じような時制の例文を思い出して余白に書いてしまった方がずっと速く問題を解くことが出来ます。

④英作文対策

英作文に取り組むときに一番確実な方法、つまり一番減点を防いで確実に点数をとる方法は

・その問題で使える、「一字一句間違えず覚えている例文」を思い出す
・「確実にスペルを覚えている単語」に入れ替えて文章を完成させる
ことです。

つまり、「一字一句間違えずに覚えている例文」と「確実にスペルを覚えている単語」を増やすことで、使える英語表現はどんどん増えていきますし、幅広い問題に対応することができるようになります。

例文の覚え方

「メリットはわかったけどやっぱり暗記は苦手!」という方に、比較的スキマ時間でできる以下の暗記方法を試してみてください。

① 覚える例文をまとめておく

一気にたくさん覚えることはできないので、以下のような基準で覚える文章を厳選してみましょう。

・苦手な単元の例文
・模試ででた文法事項を含む例文
・文法項目がかぶらない例文
・テンポよく、長すぎない例文
・汎用性が高い例文

覚えようと決めた文章は、カードや小さなメモ帳などに書いておいて、いつでも見れる状態にしておくと電車の中や休み時間などで気軽に取り組むことができます。

② 何度も音読をする

まずは何度も口に出して音読しましょう。

短い文章ならたいした時間はかかりません。

自分の部屋で大きな声で読んだ方が覚えやすいかもしれませんが、恥ずかしい場合は自分にだけ聞こえる程度の声の大きさや、唇を動かすだけでも構いません。

ノートを見ながらだけでなく、付属CDなどの声にあわせて読むとネイティブのスピード感やテンポもつかめて一石二鳥ですよ。

③ 見なくても暗誦できるか確かめる

何度か音読したら、紙を隠したりノートを閉じて暗誦できるか確かめましょう。いきなり暗誦できなくてもかまいません。うろ覚えな状態で何度かノートをチラ見しながら覚えていきましょう。

④ 暗誦できるようになったら書いてみる

暗誦が出来るようになったら、今度はそれを文字に起こしてみましょう。これはスペリングのケアレスミスがないかの最終チェックのようなものです。

⑤ ②~⑤を繰り返す・復習する

これを日をおいて繰り返すことで、確実に参考書を進めていきましょう。

まとめ

てっとり早く点数に結びつけるなら、まずは英文法の例文暗記に取り組んでみましょう!

あまり身構えることなく、いつでも例文をチェックできる状態にしておいて、スキマ時間で少しずつ取り組むのがポイントです。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ


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