勉強を習慣化する効果とは?大量の学習時間を確保する方法
このままのペースで勉強していたら受験に間に合わない!
だから勉強時間を増やしたい!
でもそんな時間どこにあるんだろう?
そろそろ受験勉強を始めなければいけないはずだけど、勉強の習慣がないからどうしたらいいかわからない。
3年生になったばかりの学生も、受験が近づいてきた受験生も、「勉強時間を増やしたい」というのは共通の悩みですが、習慣は定着するまでが一番つらいものです。
一方で、洗顔や歯磨きのように、いったん定着した習慣は、やらないと気持ち悪く感じますよね。
つらいと感じるのは習慣として根付くまでの間だけなのです。
「この時間に勉強をしていないなんて、なんだか気持ち悪い!」
と感じられるくらいに勉強をする習慣をつけていきましょう。
使える時間を見つけよう!
まずは、習慣を付ける前に勉強時間を確保しましょう!
その勉強時間がみつからないよ~っ!という方は、以下の方法を試してみてくださいね。
①2日間自分の行動と時間をメモする
部活動や習い事など、一日の流れが違う日がある場合はその日の行動もメモしてみましょう。
②絶対に必要な時間を線で消す
睡眠時間や最低限の休憩時間、部活の時間などは削りたくなるかもしれませんが、「絶対に必要な時間」に入れてくださいね。
③余った時間で「ここは勉強時間に変えよう!」という時間を見つける
勉強だけに専念できる時間もあれば、電車の中のように片手間に勉強できる時間もあります。
「この時間は必ず勉強する!」という時間を決めよう
自分の勉強できる時間をいくつか見つけたら、「この時間は必ず勉強する!」という時間を決めましょう。
これは30分刻みでも構いません。
例えば、「10時になったら勉強」と決めておいたとしましょう。10時は本来「勉強しないといけないなあ」と思ってうだうだしていた時間かもしれません。でも無理にでも勉強を始めてそれが習慣化すれば、遅くても10時になったときには、「そろそろやるか。」と、何の苦も無く勉強に取り掛かることができるようになるのです。
だらだら過ごしてしまうと「勉強しなきゃ」という圧迫感がストレスの原因になってしまいます。
しかし、時間の切れ目を作ることでそれを防ぐこともできるようになりますよ。
大切な注意点として、
①決めたら苦しくても守ること
「苦しいのは慣れないうちだけ」と心得ておきましょう。
②もしも失敗したら別の時間で代用すること
多少遅れてしまっても構いませんし、予定が入ったら別の時間を探しましょう。
ただし、「二日分まとめてやろう」という時間の使い方はしないでください。
手軽に始められるものを毎日やろう
例えば「毎日過去問一科目一年分を時間きっちり計りながら解こう!」という決まりを作ると、おそらく長続きしません。
過去問を時間を計って解くのは、とてもパワーがいるし時間もかかるからです。
子ども用歯磨き粉もいきなり苦かったり辛いものではなく、甘いいちご味などが多いですよね。
理想を高く持つことも大事ですが、勉強の習慣がついていないうちは適宜ハードルを下げましょう。
毎日の取り組み例として、
・その日の授業に出てきた数学の練習問題を解きなおしてみる
・「この問題集はマスターする!」と決めている参考書を2、3問解き進める
・その日に学習した英単語を復習してみる
・化学のノートを見直して覚えてみる
このように、気軽に手が付けられるものにすると、取り掛かりのハードルを下げられるので、習慣化しやすくなります。
ご褒美を作ろう
受験生にとっては合格とその先の楽しいキャンパスライフが何よりのご褒美かもしれませんが、それも何カ月も先のことだとなかなかモチベーションが続きません。
かといって毎日のご褒美を準備するのも大変ですし、ご褒美の特別感がなくなってしまいますよね。
そこにオススメしたいのが短期のご褒美と長期のご褒美を分けることです。
短期
・マスターした問題数だけスタンプを押して、ポイントがたまったら欲しいものを買う
・頑張った日の翌日はお菓子を買って食べる
長期
・問題集が一冊終わったら、次の問題集と一緒に自分の趣味の本も買う
これをしたら勉強開始!という自分なりのスイッチを作ろう
机に座っていきなり勉強ができる人はそう多くないと思います。
なんとなくワンクッション置きたい気持ちを利用して、勉強開始のスイッチにしましょう。
例
・机をウェットティッシュでさっと拭く
・鉛筆を一通り削る
・キッチンタイマーのスイッチを入れる
・スマホを充電器に差して遠ざける
筆者の場合、大学時代は「紅茶を淹れる」が机にがっつり向かうときのスイッチでした。
どうしてもモチベーションがあがらないときや、定期試験の直前には新しい紅茶の茶葉を買っていいことにしていました。
新しい紅茶の茶葉があると「これを飲んで頑張ろう」と思えますし、「早く新しい紅茶を飲みたい→よし、勉強しよう」という気持ちの切り替え方ができるからです。
「紅茶を淹れる」というスイッチは大学卒業後の今でも続いていて、今は「仕事を頑張るときのスイッチ」になっています。
まとめ
習慣というのは根付くまでが苦しいものです。でも一度根付いてしまえばこちらのもの。やらなければむしろ気持ち悪い、と感じるようになります。
今回取り上げたコツをうまく組み合わせて、勉強習慣をつけてみてくださいね。
執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。
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