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高校生の化学勉強方法!参考書や問題集の選び方、上手な使い方は?

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私たちの体や目に見えるもの、見えないものも、地球上の物質は全て様々な「原子」からできています。「化学」はそれらの原子や物質について研究することで、人類の発展に欠かせない学問の一つとなっています。例えば自然の中にある「金属」を自由自在に利用可能にし、電池を作ったり、貨幣を造ったりしてきたのも化学のなせる技です。化学の進歩によって私たちは便利な生活を送ることができています。
しかし、高校生で化学を習っている人の中には、教科書の内容さえ難しく授業についていけない、勉強方法がわからないと困っている人もいるでしょう。化学もコツさえ掴めば簡単に勉強できますので、早いうちから化学の勉強方法を身につけておきましょう。

化学の勉強のコツ

化学を学習するときに、元素記号や難しい化学式を暗記する勉強ばかりしている人はいませんか?
もちろん暗記も大切ですが、ただ単に記号を記号として覚える前に、そもそもなぜそうなるのか、どうしてそうなるのかを理解しておくことが大切です。

例えば、酸性酸化物について暗記する場合を考えてみましょう。
酸化物とは酸素がそのほかの元素と結びついてできる化合物ですが、酸化物はその性質によって3種類に分類されます。
酸化物のうち、水と反応して酸を作る非金属の酸化物を、酸性酸化物と言います。また、酸性酸化物は分子の酸素原子数が多いほど酸が強くなります。
これは、金属は水に溶けないことや、酸素の語源が「酸の素」という基礎を知ると、覚えやすくなるはずです。

化学が得意な人は、化学式を解く前に知っておくと良い基礎部分の知識が豊富です。化学式には一つ一つ意味があり、それを証明する実験も存在します。
化学が苦手で悩んでいる人はまず、基礎を根気強く学びましょう。
基礎からと考えると大変そうに思えますが、実は基礎を覚えることが化学を勉強する一番の近道になります。
そもそもなぜ・どうしてそうなるのか?を知ることで、記憶が脳に留まりやすくなります。なぜそうなるかという理論を理解した上で暗記事項を暗記すれば、応用に対応することも可能です。そのため、化学の勉強で必要となる丸暗記の量が減ります。

高校1・2年のうちから、授業終わりに基礎が身についているか、復習してチェックしておくとあとが楽になります。授業ごとに復習するのが難しくても、せめて期末テストごとに、理解できなかった部分をまとめて、基礎を勉強し直すことが大切です。

基礎の勉強方法としては、学校や塾の先生に尋ねることもできますし、個人で勉強するなら、まずは基礎がわかりやすく詳しく解説してあるような、化学のなぜ・どうしてを学べる易しい参考書を用意してください。多少時間をかけてでも基礎的な参考書を読んで基礎を理解しておきましょう。

問題を解きながら基礎を理解する

入門編の易しい参考書を用意したら、それを一から読むのも一つの手でしょう。
しかし、ただ読み進めるだけでは、理解しているつもりでもテストでは活かせなかったり、いまいち頭に入ってこないときもあります。

そこでおすすめなのが、演習問題を解きながら基礎知識をつけていく方法です。
解いていく演習問題は、いきなり難しい問題集ではなく、参考書に付属している演習問題を利用するか、入門編の問題集を用意すると良いでしょう。

具体的なやり方としては、自分で一問問題を解くごとに、すぐにその答えや解説を見て、わからない部分を参考書で調べます。
参考書などを駆使して、その答えがなぜそうなるのかを徹底的に理解していきます。その理論と基礎が理解できた上でもう一度その問題を解き、復習をすれば、知識が定着しやすくなります。
この方法で問題を解くときは、普通に問題集を解くより時間がかかるので、理解して復習するまでの時間をとってから勉強を始めましょう。
基礎を理解するペースは単元や人によってそれぞれ異なりますので、自分のペースで理解し、納得できるまで復習することで、基礎が理解できるようになるでしょう。

基礎が終わってから問題数をこなそう

化学は、単に知識を問うような、暗記すれば答えられる問題だけではなく、知識がわかった上でそれを利用して解いていく問題が多く出題されますので、暗記のみで知識がないまま問題を解いても成績が上がらないのは当たり前のことです。
まずは時間をかけて、化学の基礎部分となる「なぜ・どうして」の理論を理解し知識を身につけてからでないと問題に取り組むことができません。

基礎をある程度理解してからの問題演習は、基礎網羅系の問題集や、効率よく暗記できるカード形式の参考書も役に立つでしょう。クイズ形式の問題集など、自分の興味に合ったものを用意することができます。
また、理系の大学に進学するため化学で高得点を狙いたい人や化学が得意な人は、難関大学入試レベルの問題集にチャレンジして見てください。難しい問題集の中には、大学受験には必要のない知識まで載っているものもあるので、目的に合わせて選ぶように注意してください。


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