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センター試験における政経の出題傾向や勉強法を解説

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センター試験で政経が必要なものの、どう勉強していいかわからない、という受験生も多いと思います。とりあえず用語を暗記するものの、なかなか点数が伸びないという人もいることでしょう。学校で対策してもらえないことも多く、途方に暮れている人も少なくありません。
ここでは、センター試験政経の出題傾向や勉強法を解説します。おすすめの参考書も紹介しているので、センター試験政経の対策に困っている人は参考にしてみてください。

センター試験の政経の出題傾向

政経は公民の中の一科目で、点数は100点満点、試験時間は60分です。その名の通り政治分野と経済分野から出題されます。
ここ4年は大問4つで設問は34問という問題形式になっています。2020年でセンター試験が終了ということもあり、2020年もこの形式を踏襲する可能性が高いと言えるでしょう。

また、政経のここ5年の平均点は以下の通りです。

2015年…54.8点
2016年…60.0点
2017年…63.0点
2018年…56.4点
2019年…56.2点

ここ5年で見ると平均点が60点を超えている年もありますが、超えていない年の方が多く、決して簡単ではないことがうかがえます。
政治経済どちらかの分野に偏るということはなく、満遍なく出題される傾向があります。例えば2019年は、政治経済分野の総合問題が2題、政治分野から1題、経済分野から1題という構成でした。
どちらかだけに絞って勉強することは意味がなく、政治も経済もバランス良く勉強しなければ点数を取れないということがわかります。
また、単純に用語を問う問題だけではなく、語群を組み合わせた問題や、グラフや表を読み取る問題も出題されています。基礎知識を元にした、思考力を問う問題が出題される傾向があると言えるでしょう。政経の対策をするときはこのことを頭に入れておく必要があるのです。

政経にはどんな対策が必要?

政経の対策は、以下のステップを踏むことをおすすめします。

1.教科書や講義系の参考書で理解を深める
2.一問一答でアウトプット
3.過去問などで総合演習
4.時事問題も適宜チェック

まず教科書は講義系の解説が詳しい参考書を読んで理解を深めます。重要用語だけではなく、その用語の周辺知識も理解するつもりで読み進めましょう。
一通り読み終わったら、一問一答でアウトプットしましょう。ただ読んだだけでは知識が定着できていないことも多いです。アウトプットを繰り返すことによって、基本的な用語は全てマスターしましょう。

その上で過去問などを使って総合演習をすれば、知識はあなたのものになることでしょう。用語が実際にどのように出題されるのかということをつかむことによって、本番の試験でも冷静に対処できるようになります。試験までの日数から逆算して、どのペースで勉強すればいいか計画立てることが大事です。
また、政経の試験は時事問題から出題されることも多いので、適宜時事問題をチェックするようにしましょう。無理する必要はありませんが、日頃から意識的に新聞やテレビ、企業による政治経済の特集記事などを読むようにすると、政治経済の理解が深まり、点数に結びつきます。

センター試験における政経の勉強法

センター試験における政経の勉強法も、基本的な政経の対策と変わりありません。ただし、よりセンター試験に特化した対策を練る必要があります。具体的には以下の順序で勉強します。

1.教科書やセンター試験用の講義系参考書を読む
2.センター試験用の一問一答でアウトプット
3.センター試験の過去問で総合演習

具体的にどのような勉強をするのか見ていきましょう。

教科書やセンター試験用の講義系参考書を読む
まずは、用語の理解を深めることから始めます。センター試験では基本的な用語を元にした応用問題が多く出題されるため、用語の理解は必要不可欠です。政経が得意な人は教科書を繰り返し読んで、脚注なども含めて把握するようにしましょう。それ以外の人は、センター試験用の講義系参考書を読んだ方が効率的です。おすすめは以下の2冊です。

蔭山のセンター政治・経済 パワーアップ版 (大学受験Nシリーズ)
センター試験政治・経済集中講義 三訂版 (大学受験super lecture公民)

どちらも解説がわかりやすく、よくまとまっています。どちらか一冊に絞ってやるか、蔭山本で基礎的な理解をし、センター試験政治・経済集中講義 三訂版でさらに理解を深めるという方法をとると良いでしょう。

センター試験用の一問一答でアウトプット
用語の理解を深めたら、一問一答でアウトプットしましょう。おすすめは、センター試験政治・経済集中講義 三訂版に付属している一問一答問題集です。参考書とセットになっていて勉強しやすいからです。もちろんそれ以外でも自分がやりやすいと思った本があるなら、その本で一問一答をやって構いません。例えば以下のような本があります。

センター試験 倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる一問一答

センター試験の過去問で総合演習
基礎的な勉強が終わったら、センター試験の過去問で総合演習しましょう。本番の形式に慣れるためにも、時間を計って解くことをおすすめします。苦手分野は参考書や一問一答に戻って勉強し、苦手をなくすようにしましょう。

他の教科との兼ね合いがあるでしょうから、無理して100点を目指す必要はありません。目標は、最低8割を取れるように仕上げることです。9割から満点を取り続けるようになることは時間がかかり大変ですが、8割までなら比較的到達しやすいです。
安定して8割が取れるまで繰り返し演習しておけば、本番で9割を取れる可能性もあり、効率良く点数を確保することができます。

正しい対策と勉強法で高得点を狙おう

センター試験の政経は応用問題を含めて各分野から満遍なく出題されます。教科書や参考書を元にきちんと理解を深めて、一問一答や過去問でアウトプットしましょう。また、余裕があるときに時事問題をチェックするなど、政治経済に対する関心を深めておくことも大切です。自分のペースで学習して、点数を高めていきましょう。


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