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タイトル:合格判定だけじゃない!効果的な模試との付き合い方

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模試を受けるメリットはたくさんありますよね。

①自分の実力がわかる
②長時間集中する練習ができる
③いつもと違う緊張感を味わえる
④志望大学との距離感がわかる

しかしいくらたくさん模試を受けていても、受けっぱなしではメリットは半減。
また、模試の結果に一喜一憂するのはむしろ勉強の妨げになってしまいます。

正しく模試と向き合って、模試のメリットを最大限に活かしましょう。

 

どんな模試を受けるか

高校で全員受験する模試以外にもさまざまな模試があります。
定期模試を含めてどの模試も、受験のプロフェッショナルが総力を挙げて「ここは大事な部分!」「ここは受験で出る!」「ここは必ずマスターして受験に挑んでほしい」を凝縮して作ったものです。
ひとつひとつしっかりと復習することが大切ですし、自分のレベルにあった物を受けましょう。

・各予備校オリジナル模試
各予備校が実施している模試です。難易度は案外バラバラで、例えば理数に強い予備校の模試は、数学の問題がすごく難しかったりしますし、文系に強い予備校では英語が難しかったりもします。

・各予備校予想問題模試
普段の「大事な部分をおさえているのか?」を問いかける模試ではなく、歴代のデータを積み重ねて研究した結果の「今年はここが出る!」を形にした模試です。
実際東大の入試問題と、その年の予備校の模試で同じ設定の問題が出題されたことが
あるくらいです。
とはいえ、同じセンター試験対策模試でも難易度や内容がばらけることがあるのでいろいろ受けてみると良いかもしれません。

・志望大学・学部専用の模試
東大受験者のための東大模試、京大受験者のための京大模試、医学部受験者のための医学部模試、など難関大・難関学部のためだけの特別な模試です。
どれもそれぞれの大学の傾向と対策、類問や予想問題が詰まっているので、受験して復習するだけでも志望大学の二次試験対策を行うことができます。
夏頃に行われています。

・自宅で解く予想問題
通信講座や書店で手に入れて家で解くものです。ストイックに環境を整え、時間を計って取りかかりましょう。

 

模試を受ける頻度

上記のようにさまざまな模試がありますが、すべてを受験する必要はありません。
自分のレベルにあった模試や志望大学に関連する模試を無理のない程度に受けましょう。

まれに、毎週のようにいろいろな予備校で模試を受験する人もいます。
しかし、あとは少し二次試験対策するだけといったようなレベルでないのなら、やみくもに模試を受けずに復習や基礎勉強に専念するべきです。

夏休みなど模試が多い時期もあるかと思いますが多くて月1~2回程度でよいでしょう。

 

校外模試について

模試は月に1回でよいですが、自分の高校以外で受ける校外模試は是非チャレンジしてみてください。

校外で受ける模試では、周りに知り合いがあまりいなかったり、いつもと教室が違うというだけでも緊張感が全然違います。
そしてその緊張感は実際の受験当日にも近いものです。

学校で受ける模試では、上着を対して気にしなかったり、休み時間に友達と話したり、教室の時計で時間を見ることに慣れきってしまっていませんか?

実際の入試では、教室は寒いかもしれません。
実際の入試では、友達はいないかもしれません。
実際の入試では、教室に時計がないかもしれません。
実際の入試では、時計が見えない席にあたってしまうかもしれません。
実際の入試では、慣れない場所でものすごく緊張してしまうかもしれません。

「慣れていない場所で模試を受ける」ことで、受験当日のリハーサルもできるのです。

 

復習のコツ

①答えが手渡されたら当日に復習する
問題を解けなかった悔しさ、正答例が気になっている気持ちがさめないうちに復習に取りかかりましょう。

脳科学では印象が深いほど記憶が定着しやすくなるそうです。
「こうすれば解けたんだ!」という驚きが新鮮なうちに始めてください。
「模試を受けて疲れたからまた明日」では遅いのです。

②答えをチラ見しながら、考えて解き直す
答えをただ丸写ししてもあまり意味がありません。

答えをチラ見しながら実際に考えて解き直してください。
間違えてしまってもそこを消して解き直せばいいのです。

ヒントがてら答えをチラ見して、問題を解き直す、ということを答えずみずに解けるようになるまで復習しましょう。


③数日後に解けなかった問題を解いてみる
模試の問題が、しっかり復習できたかどうか日を空けてまた解き直してみましょう。

また、予想問題模試は、念のため受験1ヶ月前にも一通り復習してみましょう。

 

まとめ

現役生は秋以降が一番成績が伸びます。
(もちろん努力あってこその試験直前の伸びですよ。)
この受験直前の伸びが、4月に現役生よりもずっと成績が良かった浪人生を追い越してしまうこともあるのです。
なので、模試の合格判定はあまり重く考える必要はありません。
判定がよくても悪くても「もっと頑張ろう」でいいのです。

また、予備校の校外模試は、普段作問者である先生の授業を受けている予備校生の方が有利なので偏差値もそれほどあてにならないのです。

模試には入試問題のためのエッセンスが詰まっています。
判定はあまり気にせず、自分に必要な模試を受けて、真摯に復習しましょう。
それが合格への近道です。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。


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