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学校推薦型選抜の志望理由書はどう書く?書くためのステップやポイントを解説

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学校推薦型選抜を受験する際には、志望理由書を提出しなければなりません。志望理由書は入学したい理由だけでなく、これまで体験したことや自分自身の将来像を具体的に書くことで、合格するための武器になるでしょう。

とはいえ、何も準備せずに志望理由書を書くことは難しいものです。

そこで、この記事では学校推薦型選抜における志望理由書の書き方を3つのステップに分けて紹介します。さらに、志望理由書で押さえるべきポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

志望理由書とは

志望理由書とは、学校推薦型選抜や総合型選抜などで受験する際に、その学校に入学したい理由などをまとめた書類のことです。学校推薦型選抜で提出しなければならない書類の内容は学校によって異なり、学校のWebサイトからダウンロードできたり、願書を請求すると同封されていたりします。

学校推薦型選抜では、出願時に志望理由書を提出します。志望理由書は、書類審査で学校が求める学生像に適しているかの判断に用いられるだけでなく、そのあとに実施される面接試験の質疑応答でも使われます。

学校側から志望理由書に書かれた内容をもとに質問されることが多いので、面接官に自分の強みや入学したい気持ちを伝えるような文章を書くことが大切です。

〈学校推薦型選抜〉志望理由書を書くステップ

志望理由書をいきなり書こうとしても、どのようにまとめたら良いか迷ってしまうことでしょう。その場合は、以下3つのステップに基づいて書くと面接官にアピールできる内容をまとめやすくなります。

◇自己分析する
志望理由書を書き始める前には、自分の行動や経験を思い返し、自分のことをよく知ることが重要です。

部活動や習い事などでどのような経験をしたか、好きな教科やあまり得意ではない教科、長所・短所など、自分の強みや好きなこと、性格を分析してください。そうすると、志望理由書に自分のアピールポイントをうまくまとめられるでしょう。

頭に思い浮かべるだけでなく実際にノートに書き出すと、わかりやすく整理できるはずです。

◇志望校分析する
志望校や志望学科を選んだ理由が明確でないと、書類審査や面接の際に自分の気持ちがうまく伝わらないでしょう。そのため、志望校の理念や志望している学科などを分析して、よく理解することが必要です。

志望校を分析するときには、オープンキャンパスに参加して実際に学校の雰囲気を肌で感じたり、パンフレットを読んだりして学校の特徴をしっかりと押さえるとよいでしょう。さらに、自己分析した際に把握した自分の強みが、志望校の理念や学科とどのように結びつくかを掘り下げることも大切なポイントです。

◇基本構成に沿って内容をまとめる
最後に、自己分析と志望校分析でつかんだ内容を志望理由書の基本構成に沿ってまとめていきます。しかし、どのような順番で志望理由書を書けば良いのかわからないでしょう。
ここでは、志望理由書の基本構成を紹介していきます。

志望理由書の文字数は学校によって指定されることが多く、おおよそ400~800文字とされています。構成は4部構成にすると書きやすいでしょう。
4部構成の内訳は、以下のとおりです。

・第1部:学校の志望理由
・第2部:志望するきっかけ
・第3部:第2部の内容を掘り下げる
・第4部:まとめ

第1部では、入学して何を学びたいかを詳しく書きます。ボリュームとしては、全体の20%程度にまとめるとよいでしょう。

第2部は、志望校を目指すようになったきっかけについて、自己分析結果をもとに書いていきます。その際には、これまでの実体験に結びつけると、さらに魅力的な内容になるはずです。第2部のボリュームは全体の30%程度に納めましょう。

第3部は、志望校を分析してわかったことを含めて、第2部の内容を掘り下げていきます。第3部のボリュームは第2部と同じく、全体の30%程度にするのが適切です。

第4部では、入学できた場合にどのような学校生活を過ごしたいか、何を努力したいかを書いて全体の内容をまとめます。第4部のボリュームは、全体の20%程度にするとよいでしょう。

最後には、見直しをしっかりすることが大切です。誤字脱字がないか、文体が「ですます調」か「である調」のどちらかに統一できているか、一つの文章が長くなりすぎてないか、などをチェックしましょう。

〈学校推薦型選抜〉志望理由書で押さえるべきポイント

志望理由書で自分の気持ちをしっかりと伝えるためには、次に紹介するポイントを押さえることが大切です。

◇これまでしてきたことや将来像を伝える
他の受験生と同じような志望理由書では、面接官にアピールできる可能性が低くなるかもしれません。そうならないよう、これまで体験したことや将来なりたい自分自身の姿をはっきりと書くと、志望校に入学したい気持ちをより強く伝えられるはずです。

ただし、経験したことを多く書きすぎると、ただ体験談をまとめた作文になってしまいます。エピソードは多く書きすぎずに、その体験から何を学んで自分の将来像に結びついたかを明確に書くとよいでしょう。

◇具体的なエピソードを盛り込む
入学したい理由に具体的なエピソードを盛り込むことで、志望動機を伝えやすくなります。
例えば、「ボランティア活動への参加が、その分野をさらに勉強したいを思うようになったきっかけになり、深く学ぶためにはその学科でなければならない」などです。このように、具体的なエピソードを加えると面接官の印象に残りやすくなるでしょう。

さらに、「入学したあとに希望校で実施されている留学プログラムや活動に参加したい」など、その学校で将来的にやりたいことや実現したいことも含めてみてください。

学校推薦型選抜の志望理由書は志望校などの分析をしっかり行なおう

学校推薦型選抜で他の受験生よりも合格の可能性を高めるためには、志望理由書の内容が大切です。自己分析や志望校の分析を行なったうえで、基本構成に沿ってまとめた内容を、志望理由書に書きましょう。

志望理由書は入学したい理由だけでなく、これまでのエピソードや自分自身の将来像を含めて書くことで、面接官によりアピールできます。志望校や学科と自分がどのように結びつくのかを整理して、魅力的な志望理由書にまとめていきましょう。


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