英語の勉強で音読は意味ない?得られる効果や注意ポイントを解説
英語に少しでも慣れるために、何となく自己流で音読している方もいるのではないでしょうか。「英語の成績を伸ばすなら音読が効果的」という話を聞いた覚えがあっても、「本当に効果があるの?」「音読なんて意味ないのでは?」と不安になってしまいますよね。
そこで今回は、音読で得られる効果やポイントをまとめて紹介します。英語の実力を底上げしたい人は、今回の内容を学習にぜひ活用してください。
音読で英語力アップ!具体的な効果とは?
英語の音読には、以下の効果があるといわれています。効果を感じ取れるまでの期間には個人差があるので、あまり悩みすぎず、毎日コツコツと続けましょう。
●リスニング力が上がる
英語のリスニング力を上げるには、英語を声に出すことが重要です。英語の音読を習慣化すると、日本語の語順に直すことなく、そのまま英文の意味を読み取れるようになります。
●英単語を覚えやすくなる
英単語を覚えるときは、声に出しながら学習するのがおすすめです。英単語を自分の口から発することで、耳からも英単語の情報が入ってくるため、記憶として残りやすくなります。
●速読力が上がる
音読を何度も行なうと、英語を読み取るスピードが徐々に上がっていきます。大事なのは、目・口・耳の3つをしっかりと使うことです。英文を速読して、英語の語順に慣れていけば、黙読のときも読むスピードが速くなるでしょう。
●発音が上手になる
ネイティブの人による音声を聞いて、発音の仕方を繰り返し真似することで、自然な発音をマスターできます。
勉強の音読は意味ない?気を付けたいポイント
音読は、やみくもに行なうのではなく、正しい方法で何度も繰り返すことが大切です。ここでは、音読をする際に気を付けたいポイントを6つ紹介します。
◇音読のポイント(1)正しい発音を学ぶ
英語の教材を選ぶときは、できるだけ音声付きのものを選びましょう。ネイティブによる音声を聴いて、声に出しながら学ぶことで、正しい発音が体に染み込んでいきます。
英単語の発音方法がわからないときは、先に正しい発音を調べましょう。自己流で音読をすると、間違った発音のまま頭に定着してしまいます。
英語の正しい発音に慣れておけば、定期試験や入学試験だけでなく、将来海外で過ごすときにも役立つはずです。
◇音読のポイント(2)英文の意味・構造を理解する
英語の意味や構造をある程度まで理解していなければ、音読の効果が薄れてしまいます。英語力が足りないと感じたら、まずは基礎の底上げから始めましょう。
効果的な音読をするにあたっては、単語・熟語の暗記、文法の理解など、総合的な勉強が必要となります。英文の意味がわからないときは、音読を繰り返す前に、参考書や辞書を用いて英文の意味、構造の確認を行ないましょう。
◇音読のポイント(3)英語の語順に慣れる
日本人が英語になかなか慣れることができない一因として、「日本語と英語の語順が違う」という問題があります。英語を黙読するときは、わざわざ日本語のような語順に直して読もうとする人も少なくありません。
英語を音読するときには、いったん日本語に変換することや、日本語の語順で読むことを止めて、できるだけ英語の語順のまま意味を読み取っていきます。
◇音読のポイント(4)難しすぎる英文を選ばない
音読のときには、自分のレベルに合わせて音読用の英文を選びましょう。参考書・問題集を購入する際には、意味を理解できるレベルのものを用意します。
意味を読み取れないときは、いったん英文のレベルを下げてみるのがおすすめです。英単語や熟語、文法の知識が増えてきて無理なく音読できるようになってから、英文のレベルを上げていくとよいでしょう。
◇音読のポイント(5)何度も繰り返し音読する
音読するなら、同じ英文を繰り返すことが大切です。大量の英文を流し読みするというよりは、特定の英文を何度も読み込んで確実に覚え込むイメージです。
英文の意味や構造、発音を正しく理解したうえで、数十回音読をしてみましょう。
◇音読のポイント(6)ただ音読するだけで満足しない
音読することが目的になっていては、なかなか英語力アップにはつながりません。「意味を理解しないまま読んでいた」「発音を意識せず棒読みをしていた」という場合は、音読の効果が出にくくなります。
音読がうまくできているか不安なときは、英語の先生に音読している様子をチェックしてもらうとよいでしょう。
音読を勉強に取り入れて、英語力の底上げを目指す!
英語の勉強で行き詰まったら、音読を試してみてはいかがでしょうか。目だけを使って英語の勉強をするよりは、口と耳を使って英語学習に取り組むほうがおすすめです。
音読の効果はすぐに現れるわけではありませんが、コツコツと継続することで、リスニングや速読、発音の強化にもつながります。音読を習慣化して、効果が出るまで粘り強く続けてみましょう。
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