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高校生の勉強時間の平均はどのくらい?大学受験に必要な時間についても解説

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大学受験を控える高校生にとっては志望校に合格するにはどれくらいの勉強時間が必要なのか気になる人もいるのではないでしょうか。また、一般的に高校生はどのくらい勉強しているのか知りたい人もいることでしょう。ここでは高校生の平均的な勉強時間について、また受験を控える高校生に向けて大学受験に必要な勉強時間はどのくらいなのかご紹介します。受験勉強に向けての参考にしてください。

高校生の平均的な勉強時間とは?

高校1年生、2年生の60%が勉強時間1日平均1時間以下という調査結果があります。予想していたよりも少なく、安心したという人もいると思いますが、これは平均値となっており、勉強の好きな人は、1日のほとんどの時間を勉強する人もいると思います。また、この数字は全高校1年生、2年生を対象としたもので、大学受験を目指さない人も含まれています。
また、別の調査では25%の学生は1日2時間以上勉強しているという調査結果があります。
これらの調査結果から、勉強をほとんどしない人は大学に行かない可能性があり、25%の1日2時間以上勉強している人は難関大学にも受かる可能性があることがわかります。

難関大学に合格するには「学年プラス1時間」の自宅学習

難関大学に現役合格するには、学年プラス1時間の自宅学習が必要ということも言われています。
1年生ならプラス1時間で、1日平均2時間の勉強時間、2年生ならプラス1時間で、1日平均3時間の勉強時間が必要とされています。この数字が前途した25%に当たる数字で、この中に入らなければ、難関大学に現役合格は難しくなる可能性があります。
実際の勉強時間を比べればその差がよくわかります。
1年間を365日として、高校1年生から2年生までの勉強時間が1日1時間の場合、年間365時間、2年間の合計で730時間となります。
一方で、高校1年生で1日2時間の勉強の場合は年間730時間、高校2年生で1日3時間の勉強の場合は1095時間となり、合計1825時間になります。その差は1095時間です。この差を3年次に摺り合わせるのは至難の業です。1年次からできるだけ「学年プラス1時間」を実行するようにしましょう。

大学受験に必要な学年別勉強時間

それでは実際にどれ程の勉強時間が必要か、時間の割り振りをどうするのか、学年別に見てみましょう。

◇1年次
上記の通り1日2時間と聞くと多いと感じる人もいると思います。部活もあるのに、そんなに勉強できないと思う人もいるかもしれませんが、やり方次第では勉強時間を確保することができます。例えば1日1時間ずつ勉強して、日曜日や部活のない日に2〜3時間の勉強、定期試験2週間前からは1日2時間、日曜日等も倍にします。このように曜日や時期に合わせて勉強時間を調整すると良いでしょう。また、通学時間も貴重な時間です。通勤電車の中は暗記ものには最適な場所です。有効に活用しましょう。
また、1年次は英語、数学の基礎を確実に積み重ねることに重点を置きましょう。国語も音読だけでも毎日欠かさずにやると自然に力がつきます。

◇2年次
1日平均3時間は確保しましょう。平日に3時間の勉強が厳しい場合は、平日2時間、休日に3〜4時間、テスト前はできるだけ時間をとるなど工夫しましょう。
また、2年生の前半(4月〜9月)は引き続き基礎固めに重点を置きます。しかし、2年生からは学校で文系理系に分かれるため、文系は国語と英語を中心に、理系は数学と英語を中心に時間配分を考えましょう。また、勉強は途切れずに継続して行なう必要があります。前日の勉強の記憶が正しく残っているうちに続けることが功を奏します。
後半(10月~3月)には、勉強時間を徐々に増やすように工夫していきましょう。文系は地歴や倫理社会の勉強を加え、理系は物理・化学・生物などの勉強を加えていきましょう。

◇3年次
この頃になると「学年プラス1時間」ではなく、できるだけ多くの時間をかけるようにした方が良いです。毎日3.5~4時間、休日には7〜8時間、特に夏休みは10時間以上勉強するのが望ましいです。勉強時間の多い少ないだけが大切なわけではありませんが、時間をかけるだけ効果が上がるのも事実です。夏休みの使い方が受験の勝敗を決すると言われます。時間配分と集中力を持続させることを工夫しながら勉強しましょう。

◇受験直前
この頃は学校の休みも多くなるため、1日10時間以上の勉強時間が望ましいでしょう。この時期は集中して勉強できる最後のチャンスです。とはいえ、すべての受験生に同様のチャンスがあるため、自分なりに工夫して効率よく勉強を進めて他の人と差をつけましょう。ほとんどの受験生は、志望校の区別なくこの程度の時間をかけて勉強しています。センター試験や志望校の過去問をひたすら解きながら、間違えた箇所は復習し直して完璧な準備をしましょう。

大学受験は勉強時間の使い方を意識しよう

今回は大学受験に必要な勉強時間についてご紹介しました。1・2年次は「学年プラス1時間」を目安に、3年次はできるだけ勉強時間を増やすようにしていきましょう。しかし受験勉強はただ闇雲に時間をかけるのではなく、時間の使い方も大切です。時間の割り振りを工夫して、各教科を隈なく網羅して自信を持って受験に挑みましょう。


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