• TOP
  • >
  • 勉強ノウハウ
  • >
  • 高校の定期テスト対策に!日本史の学習ポイントや勉強法をご紹介

高校の定期テスト対策に!日本史の学習ポイントや勉強法をご紹介

「高校の定期テスト対策に!日本史の学習ポイントや勉強法をご紹介」サムネイル画像


何かと暗記ものの多い日本史ですが、定期テストに頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。しかし厄介な日本史もその特徴や本質を知ると、スラスラと頭に入ってきます。ここでは日本史を学習するポイントや勉強法についてご紹介しますので、定期テスト対策に是非ご活用ください。

定期テストを行う目的

定期テストは成績を付けるためのものだと思っている人も多いのではないでしょうか。その結果に親子共々一喜一憂している人もいることでしょう。
しかし教育界では、テストは学校での指導が学生の学力に反映しているかどうかを確かめるための手段とされています。文部科学省の方針の下、学力を確認してその後の指導に活かすためのもので、これを「指導と評価の一体化」と呼んでいます。
現在では、評価の付け方もクラスで何番目という「相対評価」ではなく、どれだけ理解できているかの「絶対評価」に変わりつつあります。そのため、テストを受ける学生も点数のみにこだわらず、何が理解できて何ができなかったのかを確認して、今後の学習の指針にすることが望ましいと言えます。

日本史を学習する際のポイント

はじめに高校での日本史の範囲や特徴を知ることで、効率よく学習することができます。高校での日本史は以下の3点を抑えて学習しましょう。

◇日本史通史の学習(インプット)
まずは歴史の流れを理解し、全体像、概略をつかむようにしましょう。
各時代の特徴や、何が原因で次の時代に移り変わったのかを時系列で学習することで、自ずと時代の流れがわかるようになります。単に年代や人名・事件名を暗記するだけでは歴史の勉強にはなりません。原因と結果の因果関係を学び、次代への教訓とすることが歴史学習の基本です。

◇細部の理解と暗記(インプット)
次にいつ、誰が、何をしてその結果どうなったかを学習・暗記します。人名・年代・場所・事件・結果等の用語を暗記するとともに、その内容や意味の暗記も必要とされます。この暗記の範囲と量が日本史は暗記科目と言われる所以です。しかし大きな流れを捉えてさえいれば、人物と事柄の関係が理解できているため暗記しやすいと言えます。さらに年代の間違いや人名の取り違えなどは起こりにくくなります。

◇演習問題(アウトプット)、テスト
このようにして勉強したものをどれ程理解して、覚えているかどうかを確認するのが、テストです。ここまでは教わったことを自分の中に取り入れるだけでしたが(インプット)、今度はそれを自分の言葉で表現できるか(アウトプット)どうかで、理解度がわかります。演習問題を解けない場合はまだ理解が足りないか、覚えていないかのどちらかと言えるため、再度勉強する必要があります。

高校の日本史の勉強法

それでは実際にどのように勉強すれば良いのでしょうか。日本史の流れを理解するのと、個々の暗記とでは勉強法は異なります。それぞれの勉強法をご説明します。

◇日本史の流れを理解する方法
日本史の流れを理解するには教科書を使うのが1番です。教科書には大事な個所にはマーキングがあったり、太字で書かれたりしています。その部分を中心に、時系列に1ページ(又は半ページ)ずつ、順を追って覚えます。 勉強の流れは以下の通りです。

1.教科書を読む(この時に声を出すとより効果的です)
2.ノートに書く
3.教科書を見ないで書く
4.教科書と照らし合わせて、間違えていたら直す(①からやり直す)
5.次のページに移る時にもう1度前のページから読み返す

こうして覚えると前後関係がきちんと理解できます。そして歴史の流れが壮大な歴史ドラマとなって頭の中に展開されます。また五感を駆使して何回も繰り返すことで、インプットが確定なものとなります。
記憶は時とともに薄れていくため、定期的に確認する必要があります。テストの前などに、テスト範囲だけでなく全体の流れを確認しておくと良いでしょう。

◇細部の覚え方
人名・時代・件名などは単発に覚えようとしてもなかなか難しいものです。そのため、全体の流れの中で、前後関係から覚える方が効果的です。必ず上記のように流れを理解してから細部を暗記しましょう。
暗記の際には、件名のみではなく、いつ誰が何をしてどうなったのか、セットで記憶しましょう。また、教科書や参考書にマーカーを付けるだけでなく、前述のように声を出して手で書いて覚えるようにしましょう。特に日本史は難しい漢字が多いので、口に出しただけでは書くことが難しいです。口にするだけでなく、書いて覚えるようにしましょう。
暗記は長時間続けても効果が薄れます。隙間時間に少しずつ暗記したり、部屋の壁や冷蔵庫のドア・トイレなどに貼り付けて常に目に入るようにしたりするなど、工夫をすると良いでしょう。

◇授業の受け方
ただ聞くだけ、板書を写すだけでは身につきません。人は与えられた物より、自分で創意工夫したものの方が脳を刺激するため身につきます。暗記ものはイメージを付加すると効果が上がるとされています。例えば、授業中に話を聞く際に、人物や出来事を頭の中でイメージすると現実味が出て記憶に残りやすくなります。
また、先生の言葉に注意しながら聞いていると、大事な所は声を大きくしたり、2度繰り返したりすることもあると思います。その際はノートにきちんと書いておき、家で必ず復習するようにしましょう。

“順番”と“繰り返し”を意識して勉強しよう

今回は高校のテスト対策のために日本史を学習するポイントや勉強法をご紹介しました。 高校での日本史の勉強は順番が大事です。先ず通史を理解してから細部を暗記するようにして、繰り返しの学習と各出来事をイメージするように学習しましょう。ただ受け身の学習ではなく、アイデアと工夫で楽しく勉強して、定期テストで高得点をゲットしましょう。


関連記事

人気記事一覧

最新記事一覧

カテゴリー

月別アーカイブ