センター物理の特徴とは?具体的な対策や勉強法についてもご紹介
センター物理は基礎的な内容が多く、きちんと勉強すれば高得点を狙うことができる教科です。しかし、センター試験独特の形式に慣れることができなかったり、ケアレスミスを繰り返したりして、なかなか点数に結びつけることができない人が多いのも事実です。そこで今回は、センター物理の特徴と対策、具体的な勉強法についてご紹介します。
センター物理の特徴や出題傾向
センター物理は、小問集合、電磁気、波動、力学、熱力学、原子と満遍なく出題されるという特徴があります。大問構成と点数は以下の通りです。
第1問 小問集合25点
第2問 電磁気 20点
第3問 波動 20点
第4問 力学 20点
第5問 熱力学 15点
第6問 原子 15点
このうち第1問から第4問までが必答問題、第5問と第6問が選択問題になっています。
なお、第1問の小問集合は全分野から出題され、特に基礎的な事項を理解できているか問われます。どこか特定の分野だけ勉強しても点数に結びつかないということがわかります。そのためセンター物理は、全分野の知識を身につける必要があるといえます。
以下では、センター物理の特徴をもう少し詳しく解説していきます。
◇基礎的な問題が多い
センター物理は、出題範囲が広いだけあって、各問題の難易度は高くありません。基礎的なことを理解していれば解ける問題が多いです。センター物理で解けない問題がある場合は、それは基礎的な事柄を理解していないということになります。逆にいえば、基礎的な事柄をきちんと理解して臨めば、高得点を取ることができるということになります。
センター物理は、自分の中で基礎が固まっているかどうかで、点数に差がつくテストであるといえるでしょう。
◇基本的に1問5点
センター物理は、基本的に小問1問あたり5点で構成されています。一部5点未満の問題が出題されますが、ほとんどの小問は1問5点です。
1問あたりの配点が大きいため、少しのミスが全体の点数を下げる原因になります。例えば大問ごとに1問ずつミスをしただけで、全体の点数は75点になってしまいます。
自分の中ではほぼ完璧で100点に近い点数を取れたつもりでも、80点に満たないこともあるのがセンター物理です。難関大学志望の人は、如何にしてミスをなくすかがポイントになるということがわかります。
◇グラフや知識問題も出題
センター物理は、計算問題だけではなく、グラフを読み取る問題や、知識を前提とした問題も多数出題されます。数学が得意で計算力があるのにセンター物理だと点数を取れないという人は、グラフを読み取る思考力や知識が不足している可能性があります。
センター物理は計算力があるだけでは点数を取ることができません。グラフを読み取り思考する力や基礎的な知識を活かす力も身につけるようにしましょう。
センター物理の対策や具体的な勉強法
次に、センター物理の対策や具体的な勉強法について解説していきます。
◇教科書や講義系の参考書などで基礎固め
センター物理で高得点を取るためには、全分野満遍なく基礎固めをする必要があります。
そこでまずは、教科書や講義系の参考書、予備校の授業などで基礎的な事柄を理解するようにしましょう。計算の公式だけでなく、グラフや言葉の意味もしっかりとチェックしてください。
センター物理の勉強は、いきなり過去問を解くのではなく、まずはきちんと基礎を固めることが先決です。基礎を固めずに過去問演習ばかりしても知識が曖昧で、いつまでたってもケアレスミスがなくならないという状態になってしまいます。勉強する順番も意識するようにしましょう。
◇基礎的な問題集で演習
基礎的な知識が身についたら、比較的簡単な基礎問題集で演習をしましょう。一通り問題を解いたら、次は間違えた問題だけ選んでもう一周してください。どうしても理解できない問題がある場合は、教科書や参考書などを使って、きちんと理解することが大事です。
基礎的な問題をやり終えて基礎力が身についたら過去問演習に進みましょう。
◇過去問でしっかり対策
基礎的な問題集の次は、難しい問題集へと進まず、過去問を解くようにしましょう。できれば10年分は解いておきたいです。過去問を解くことでセンター物理独特の形式に慣れることができ、本番で対応できる力が身につきます。
また、当然のことながら、過去問は難しすぎるということがありません。難易度が高い問題集だと、センター物理の勉強としてはオーバーワークということが起こってしまいます。他の教科の勉強時間も確保する必要があるため、難易度が高い問題集ではなくセンター物理の過去問を解いて、どれくらいの力が要求されているのかきちんと把握しましょう。
センター物理は満遍なく基礎を固めることが大事
センター物理は、全分野から満遍なく出題されるため、全ての分野の基礎をマスターする必要があります。苦手分野を中心に勉強して、どの分野も基礎問題が解ける状態にしておきましょう。
ただ公式に当てはめて計算するのではなく、どういう知識が必要なのか、どうしてそのように考える必要があるのか理由を考えて解くことが大切です。教科書や基礎問題集、過去問をうまく活用して、センター物理で高得点を取りましょう。
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