マークシート方式の試験形式のコツ
いよいよセンター試験も近づいてきましたね。普段の定期試験とセンター試験の最大の違いは「マークシートであること」ではないでしょうか。
マークシート形式の試験は、記述形式と違い、受けている回数も違いうのでコツがつかみにくいです。
未だにコツがつかめない……という方も、もう慣れた!という方も、マークシートをミスなく素早く塗るコツを今一度確認してみましょう!
マークシートの仕組みを理解する
マークシートの仕組みは大きく分けて2種類あります。
①画像として読みとる(スキャナ読みとり装置)
写真などと同じで、枠内の色の濃さをみる仕組みです。平均的に塗ってあればいいのでボールペンでも読みとれますし、薄く塗っても読みとれます。
しかしこの仕組みは、しっかりと消さないと2カ所マークしていることになってしまうこともあります。
②光の反射で読みとる(OMR装置)
CDなどと同じように、反射の中で鉛筆の中の黒鉛を読みとる仕組みです。
この仕組みの場合、黒鉛の含まれないペンなどには読みとれません。
濃くて芯の太いシャープペンシル、マークシート専用シャープペンを利用する
勉強にはシャープペンシルを使う方も多いですが、マークシートの場合は芯の細いシャープペンシルでマークすると時間がかかってしまいます。
また、鉛筆でのマークもだんだん芯が丸くなってしまって使いにくいです。
最近は芯の太さ2.0のシャープペンシルや、マークシート専用シャープペンシルも売っているので、自分にあったものを利用しましょう。
個人的には2.0のシャープペンシルの方が他用途でも使用でき、芯も安定していたので好んで使っています。
余談ですが、「マークシート用シャープペンシル」だけではなく、「マークシート用消しゴム」も発売されています。
英検など、センター試験以外でもマークシート形式の試験を受ける方は「マークシート専用セット」をそろえてみても面白いかもしれませんね。
素早く塗るコツ
何気なくぐりぐりと塗りつぶすと一カ所を塗りつぶすだけでも十数秒かかってしまいます。
そこで0のなかにひらがなの「の」を小さくしながら何回か書いてみましょう。6秒程度で一カ所マークすることできます。
5問ごとにマーク箇所を確認する
マークシート形式の試験でもっとも怖いのは、マーク箇所を間違えて「○○問目以降すべて0点」です。
とくに、センター試験は自己採点なので、センターで9割取ったつもりで国公立を出願したのにマークミス実は7割だったなんてことが起きてしまうと目もあてられません。
このマークミス対策として、私は5問ごとにマーク箇所と問題番号を確認するようにしていました。
(5問というのは大問の数ではなく、マーク箇所の数です。)
絶対5問ごとという訳ではなく、マーク箇所の多い数学は大問ごと、というように各科目で対応していましたが、ルールはできるだけ少なくした方が習慣になっていいかと思います。
この方法を使えば「ここはわからないから後に回そう」という場合もマークミスしにくくなるので安心です。
過去問を解くときなど、普段の勉強からマークシート形式にはこまめに問題番号と自分の解答を照らし合わせてズレがないようにしましょう。
消去法は基本!
数学などの例外は除きますが、4択問題は消去法を基本としましょう。
絶対にあり得ない選択肢をまっさきに除外するだけで正解率は25%、50%、75%とぐんぐんあがっていくのです。
正解の選択肢を見逃すなどのニアミスも防げますので、不正解の選択肢は問題用紙の不正解部分に「×」をつけて消去法で選ぶようにしましょう。
この方法を使うと、見直すときも「×」部分を見直すだけでいいので見直し時間短縮にもなります。
また、すべての選択肢をきちんと吟味することで「正解じゃないものを選べ」問題でも引っかかりにくくなりますよ。
現代文では正解の選択肢は一貫している
国語に限ったテクニックのひとつです。
文章読解の一貫した解釈がA、B,C,Dの四種類あるとします。
国語の文章解釈の各問題の選択肢は、ほぼ必ず①解釈Aのもの ②解釈Bのもの ③解釈Cのもの ④解釈Dのもの をシャッフルした状態になっています。
つまりすべての問題がわからなくても、解釈Aが正しい!とわかれば解釈Aに沿ったものを選べば正解することが出来るのです。
(逆に言えば、解釈Bが正しいと思って選ぶとすべて間違えます。)
ここで大切なのは、一番自信のある問題での解釈に他の問題の解答を合わせることです。
このテクニックを用いることで、自信がない問題も他の問題と照らし合わせて正解を導き出すことができます。
マークシートは慣れてしまえば怖くない!
英検などの試験を受けない人にとっては、マークシート式試験はいまいち取っつきにくいところがあります。
でも解答箇所のチェック癖・選択肢の見直し癖をつけて慣れてしまえば全く怖くなくなります。
過去問集などにマークシートがついてきますので、コピーして普段から活用しましょう。
執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ
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