勉強は「量」と「質」のどちらが大切?量と質の両面を高めるコツを紹介
受験生の間で度々議論される、「勉強は量と質どちらが大切なのか」という話題。どちらも重要に思われるかもしれませんが、実はどちらかを優先することで効率的な成績アップが狙えます。
この記事では、勉強において量と質どちらが大切なのかということと、それぞれを高めるコツについて紹介します。成績アップを目指している学生は、ぜひ参考にしてみてください。
勉強は「量」と「質」のどちらが大切?
勉強においては、量と質どちらか一方があればいいわけではなく、どちらも重要であることが大前提です。言い換えると、量を確保したうえで質の高い学習を続けることが理想的です。
しかし、最初からいきなり質の良い勉強をすることは難しいかもしれません。
勉強には試行錯誤が不可欠で、いろいろなことを試すなかで自分にとって質の高い勉強法が見つけられるためです。
たくさん勉強をこなして、さまざまなやり方を試していくうちに、質の良い勉強ができるようになります。まずは、勉強の量を増やすことを意識してみましょう。
勉強で「量」が重要である理由
勉強は量も質もどちらも大切ですが、まずは量を確保することが重要です。その理由としては、以下の3つが挙げられます。
●勉強習慣が身につくから
●多くの問題に触れれば、対応できる問題が増えるから
●自分に合った勉強方法を見つけられるから
そもそも勉強習慣が身についておらず、自分に合った勉強法を知らなければ、どれほど頑張っても勉強の質は向上しません。多くの問題に触れて、いろいろな勉強法を試しながら上記の3つの基礎をそろえると、質の良い勉強ができるようになります。
勉強の「量」を増やす方法
ここからは、勉強量を増やすためのコツを紹介します。現在しっかりと勉強量を確保できていない方は、以下の3つを意識してみてください。
◇スケジュール管理に力を入れる
やみくもに勉強時間を増やすだけでは、適切な時間配分での学習はできません。まずはスケジュールを作成し、何にどれくらい勉強時間をかければ良いのかを正確に把握しましょう。
入試までにどれくらいの時間があり、一日に何時間勉強するべきなのかを考え、「○月までに模試でB判定を取る」「◯月までにこの教科を仕上げる」という目標を決めます。勉強するときは、作成したスケジュールを守るように取り組んでみましょう。
「予定を絶対に守る」と決めておくと実行力が上がり、勉強量は必然的に増えます。ただし、勉強していくなかで対策すべき教科が変わることもあるため、臨機応変にスケジュールを調整することが大切です。
◇勉強時間を記録する
勉強時間を記録すると、今までどれほど努力してきたのかを確認できるようになります。
勉強時間の記録は、「モチベーションのアップ」と「対策が足りない教科の分析ができる」という効果があります。記録した内容は、「昨日より15分多く勉強しよう」「数学の勉強時間が足りないから強化しよう」といったように、勉強計画を立てるときに役立ちます。
また、勉強時間が増えていくと達成感が強くなっていき、ゲーム感覚で勉強に取り組めるようになることも珍しくありません。積み上げてきた勉強時間は自信につながるため、試験の際は心のお守りになってくれるでしょう。
◇スキマ時間を利用する
学生は勉強に部活に多忙な生活を送っていますが、スキマ時間を活用すれば勉強時間はたくさん確保できます。一日に1時間スキマ時間を活用するだけで、月間でおよそ30時間、年間では365時間も多く勉強時間を確保できるようになります。
スキマ時間は貴重な学習チャンスです。通学時間や入浴時間、自宅での空き時間などを活用して勉強しましょう。近年は、YouTubeに授業動画などもアップロードされているため、そういったコンテンツを活用することもおすすめです。
勉強の「質」を高める方法
紹介してきたとおり勉強は量が大切ですが、質も伴わなければ、いつまで経っても学力は上がりません。勉強の質を高める方法についても、併せて押さえておきましょう。
◇時間を区切って勉強する
勉強時間を確保しようと、長時間ひたすら勉強し続けることは逆効果になってしまうため注意しましょう。人間の集中力の持続時間は50分程度といわれているため、それ以上勉強を続けても頭に入ってきません。
おすすめは、勉強と休憩をこまめに繰り返す勉強法です。勉強時間を50分、25分などで区切り、10分、5分の休憩を挟むことで質の高い学習を続けられるようになります。
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ポモドーロテクニックとは?受験生向けに勉強に集中する秘策を紹介
◇優先順位を決めておく
勉強するときは、自分が今解消すべき課題を洗い出し、優先順位を決めて学習することを心がけましょう。「この科目のここが苦手だから最優先で勉強しよう」と決められると、効率的かつ集中して勉強に取り組めます。
科目や分野ごとに優先順位を決めておけば、質の良い勉強計画が立てられるようになります。こうして勉強計画をブラッシュアップしながら勉強量も確保できると、量と質を両立できるでしょう。
勉強は「量」と「質」の両立が大切
勉強は、量と質の両方が大切です。ただし、初めから質の高い学習をすることは難しいものです。そこでまずは、量をこなしながら、「もっと良い学習法はないか?」も併せて考えるようにしましょう。
「勉強量を確保するべき」と聞くと、休まず勉強し続けることをイメージするかもしれません。しかし、適切なタイミングで休憩を取りながら、計画的に学習を進めていくことが成績アップへの近道です。
この機会に勉強計画を見直し、自分に合ったスケジュールと方法で志望校合格を目指しましょう。
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