「ながら勉強」に効果はある?メリット・デメリット、おすすめのタイミングを紹介
スマートフォンで動画や音楽を流しながら勉強するなど、日常的に「ながら勉強」をしている方も多いでしょう。「ながら勉強はNG」という声もよく聞かれますが、「ながら勉強のほうが効率が上がる」という意見も一部に見られます。
ながら勉強の効果について、実際のところはどうなのでしょうか。本記事では、ながら勉強のメリット・デメリット、おすすめのタイミングについて紹介します。
ながら勉強のメリット
ながら勉強の是非については、さまざまな意見があります。まずは、ながら勉強のメリットについて見ていきましょう。
◇時間を有効に使える
一日に使える時間には限りがあります。時間が足りないように感じるなら、ながら勉強で時間を節約しつつ、効率的に学習を進めるのがおすすめです。
一口にながら勉強といっても、食事をしながら、お風呂に入りながら、歯を磨きながら、軽い運動をしながらなど、さまざまなパターンがあります。1日10分のながら勉強でも、1ヵ月30日で計算すれば、合計で5時間分になります。地道に勉強時間を作ることで、着実に学力を伸ばしていけるでしょう。
◇勉強をスタートしやすくなる
勉強を始めるときや休憩後に再開するとき、モチベーションがなかなか上がらずスタートできないこともありますよね。勉強をやりたくなくて先延ばしにしがちな方は、好きな音楽をかけて、脳をリラックス状態にしてから始めるのがよいでしょう。
勉強に対するモチベーションがないときも、とにかくスタートしてみることが大切です。いったん勉強を始めてみると、さっきまでの「勉強をやりたくない」という気持ちを忘れられるかもしれません。
ながら勉強のデメリット
続いては、ながら勉強のデメリットについて見ていきます。
◇集中力が落ちるおそれがある
基本的に複数の物事を同時にこなすよりも、一つの物事に取り組むほうが集中力は高まります。ながら勉強でリラックスできるうちは良いですが、人によっては気が散って集中できない場合もあるでしょう。
ながら勉強をしていると、集中力が欠けて一つの課題に余分な時間がかかってしまうことがあります。勉強を早めに終わらせたいなら、ながら勉強をしないほうがスムーズかもしれません。
◇環境を変えると集中できなくなる
音楽を聴きながら勉強するなど、日常的にながら勉強をしている方は、試験当日の静寂のなかで上手く集中できないおそれがあります。
大事な試験や受験を控えている方は、ながら勉強でなくても集中できる工夫をするとよいでしょう。たとえば、音楽を聴きながら勉強しているなら、イヤホンだけつけたまま無音にして勉強すると効果的かもしれません。
ながら勉強のおすすめタイミング4選
ここでは、ながら勉強のタイミングについて4つ紹介します。人それぞれ合う方法が異なるので、いろいろな種類を試してみてください。
◇YouTubeやテレビを見ながら勉強
YouTubeやテレビは、動画の内容にもよりますが、画面が視界に入って集中力がそがれるため基本的にはおすすめできません。YouTubeやテレビで学習する方法もありますが、手元の参考書や問題集を使うときは、動画を切っておくのがよいでしょう。
見たいテレビ番組がある場合は録画をし、勉強後の楽しみに取っておくのが効果的です。ご褒美を設定することで、意欲的に勉強に取り組めるでしょう。
◇音楽を聴きながら勉強
音楽によるリラックス効果を活用することで、勉強に集中しやすくなります。歌詞のある曲よりも、カフェの雑音・雨の音といった環境音、クラシック音楽などがおすすめです。
眠たくて集中できない人は、アップテンポの明るい音楽を聴くことで目が覚めるかもしれません。人によって好みがあるので、自分に合う音楽を探してみましょう。
◇運動をしながら勉強
大切な試験や受験の前などは、長時間机に座りっぱなしで勉強する方も多いはずです。勉強時間を確保することは大切ですが、座ったままの状態が長時間続くと、かえって集中できなくなるおそれがあります。
勉強に集中したいなら、軽めの運動をしながら勉強してみてはいかがでしょうか。ゆっくり身体を動かすストレッチやヨガであれば、暗記をしながらでも、問題を解きながらでも運動が行なえるでしょう。気分転換にもなりますし、運動不足の解消にもつながります。
◇寝ながら勉強
机で集中できないときに、ベッドで寝ながら勉強する方もいます。何かを書く必要がある勉強をすることは難しいですが、参考書を読んだり単語を暗記したりする程度なら、寝ながらでもやりやすいでしょう。
ただし寝ながら勉強をする場合には、そのまま寝てしまわないように注意が必要です。集中力を保つという意味では、寝ながらよりも机に向かって、正しい姿勢で勉強するのが望ましいでしょう。
ながら勉強の効果は人それぞれ!自分に合った方法を選ぼう
ながら勉強は、人によって向き不向きがあります。また、一口にながら勉強といってもさまざまなタイプがあるので、自分に合いそうなものを試してみましょう。
「勉強をまったく始められない」「始めてもすぐに飽きてしまう」という場合は、ながら勉強でハードルを下げてみてはいかがでしょうか。ながら勉強を上手に使いこなして、勉強をスムーズに進めていきましょう。
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