大学生活で英語は必要？学習内容や留学に必要なレベルについても解説

Tweet

義務教育から高校生まで勉強してきた英語は受験のためだと考えている人も多いのではないでしょうか。大学受験が終わり、実際に大学生活を送る中で英語が必要なのか疑問に思う人もいると思います。ここでは大学生活における英語の必要性や大学英語の学習レベルについて詳しくご説明します。

大学生活で英語の勉強は必要なのか？

大学生活の中で、英語は専門教科以外では修得すべき最重要の教科と言えます。今や英語は世界の公用語となっており、グローバルに活躍したい人には必要不可欠のものです。そうでない人にも就職活動で英語はアピールポイントとなっています。下記のように多くの企業が社員に英語能力を求めています。

◇高度な英語を必要とする企業
外資系企業やグローバルに展開している企業の専門職を目指す場合は、高度な英語が不可欠です。このような会社では日々の業務は勿論のこと、コン

ベンションやプレゼンテーションも全て英語で行なわれるため、最上級のビジネス英語プラス各専門用語を自在に操る能力が求められます。

◇採用条件としてTOEICが必須な企業
現在多くの日本企業が海外に拠点を置き、あるいは諸外国と交易する業務形態が増えています。また現時点では実施されていなくても、今後海外進出を計画している企業も多々あります。このような企業ではビジネス英語が必須ですので、採用条件として一定以上の英語能力を要求しています。
グローバルな企業では800点以上、一流有名企業では600～700点以上が求められる場合もあります。さらに多くの企業は入社後も段階的にレベルアップを要求しています。それだけ英語の必要性が高いことを意味しています。TOEICが必須な企業は総合商社開運・航空業界・プラントエンジニアリング業界等が挙げられます。

◇英語が社内公用語
TOEICや英検のレベルは要求しなくても、社内での公用語に英語を使うという会社も増えています。IT業界や海外との取引の多い商社・海外支店のある大手企業などで行なわれています。

大学の英語授業のレベルや内容について

大学での英語は通常必須科目と選択科目に分かれています。

◇必須科目としての英語
必須科目としての英語は習熟度によってクラス分けをします。多くの大学では入学前に習熟度テストをして、クラスを決めます。レベルの高いクラスでは大学受験レベルの勉強からTOEIC700～800点を目指せる程の勉強で、ネイティブスピーカーの講師によるレッスンを受けたりもします。一方でレベルの低いクラスでは中学から高校1年レベルの英語に戻って単語、構文、文法、などの基礎的な学習で英語の基礎から勉強し直します。

◇選択科目としての英語
英語をより一層勉強したい方のための選択科目のため、レベルも種類も多く用意されています。基礎固めから、留学準備のコース・TOEIC高得点を目指すコース・英会話コース・英米語学文学科の授業に匹敵するコースまであるため、学力や目的に合わせて選ぶことができます。

留学を検討する際に必要な英語のレベル

英会話力を高めるため、あるいは専門の学問を究めるため、また就職活動に役立てるために留学を検討している方は少なくありません。ここでは留学するためにはどの程度の英語力が必要なのか留学の種類別ご紹介します。

◇初級レベルの場合
英検3級～準2級、TOEIC400～500、IELTS4〜4.5の英語力

実際のところ短期留学なら英語力がなくても留学はできます。しかし英語を学ぶための語学留学の場合でも、最低限自身が困らない程度の日常英会話（中学レベル）ができるのが望ましいです。簡単な文章や単語を並べるだけの会話、理解してもらえる最低限の英語力でも相手からの補助的推測があれば会話は成り立ちます。

◇中級レベルの場合
英検準2級、TOEIC700点、IELTS5.5の英語力

長期留学の場合は英語力を証明するものが必要となることがあります。受け入れ先の国によって条件が異なりますが中学程度の英語では間に合いません。一般的な会話がスムーズにでき、少し専門的な語句が入った会話もややこなせる程度の英語力が望ましいでしょう。

◇上級レベルの場合
英検準1級～1級、TOEIC800点以上、IELTS6.0～6.5の英語力

専門的な学問を学ぶために大学や大学院に留学する場合は、授業は全て英語ですので、専門用語を予め学習しておかなければ授業に追いつけません。日常英会話がスムーズにでき、さらに専門の学問を理解できるだけの英語力が必要になります。読む・聞く・書く・話す全ての能力において高いレベルで、外国語としての英語でありながらネイティブ同等の英語力が要求されます。

大学生活は英語学習の良いチャンス

今回は大学生活における英語の必要性や留学に必要な英語のレベルについてご紹介しました。英語の勉強は受験のためにやってきたという人もいると思いますが、大学生活での英語は今後の自分の将来のために学習していく必要があります。大学生活では留学することもできるため、英語を学ぶには良いチャンスであると言えるでしょう。自分の将来のためにも大学生活で英語を学習してみてはいかがでしょうか。

Tweet