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英単語を効率的に暗記するコツとは?4ステップで具体的な手順を紹介

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「なかなか英単語の意味を覚えられない……」
「時間をかけて勉強しても、数日経つとすぐに忘れてしまう……」
地道な暗記作業を苦手として、このような悩みを抱えている学生は多いものです。無数にある英単語をスムーズに覚えるためには、どうしたらよいのでしょうか。

この記事では、英単語を暗記するコツと詳しい方法について紹介します。

英単語を効率的に暗記するコツ

まずは、英単語の暗記で大切になる基本のコツについて説明します。コツを知っているだけでも、今抱えている苦手意識を克服できるでしょう。

◇英単語暗記のコツ(1)優先度が高い単語から暗記する

英単語は、優先順位が高いものから暗記していきましょう。単語帳には、関連語や同義語などたくさんの単語が載っていますが、こういった単語を端から端まで完璧に暗記することは難しいですし、膨大な時間がかかってしまい非効率です。
したがって、まずは優先度の高い単語から暗記していくことが重要です。

なお、優先度の高い単語とは、単語帳の前半で記載されているような頻出の単語や、実践問題のなかでわからなかった単語などのことを指します。志望校によって覚えるべき単語の数は異なりますが、出題頻度が高いメイン単語を覚えてからその他の単語を覚えると、成果が出やすくなります。

◇英単語暗記のコツ(2)例文や五感を活用して暗記する

単語の意味だけではなく、例文とセットにして覚えることも意識してみましょう。短いかたまりで覚える方が長期記憶として定着しやすいですし、文法や慣用表現の問題への対応もしやすくなります。

例えば、「increase=増加する」と単体で覚えるのではなく、「increase by 50%=50%増加する」といった頻出のかたちで覚えるのが効果的です。

また、音や映像、脳内イメージなどをセットにすると覚えやすくなります。洋楽や英語の書籍、映画などを組み合わせて学ぶと、より定着させられるでしょう。発音しながら書く、聞きながら意味をイメージするなど、できる限り五感を活用して覚えることを意識してください。

◇英単語暗記のコツ(3)英語の語源を知っておく

ほとんどの単語は、語根と接頭語、または接尾語に分解できます。接頭語や接尾語、語根にはそれぞれ意味があるので、それを理解しておけば単語を覚えやすくなりますし、わからない単語が出てきても意味を推測できるようになるでしょう。

接頭語や接尾語の例としては、以下のようなものがあります。

●-able(~できる):available(利用可能な)、capable(有能な)
●-er(~する人):writer(作家)、teacher(先生)
●port(運ぶ):import(中に運ぶ:輸入)、export(外に運ぶ:輸出) など

すべての単語をこの方法で覚えることはできませんが、主な語源をいくつか押さえておくと、暗記の効率アップにつながります。

◇英単語暗記のコツ(4)何度も繰り返す

記憶の定着には、何度も繰り返して暗記することが大切です。ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが提唱した「エビングハウスの忘却曲線」によると、一日経過するだけで、記憶した内容のうち70%以上が失われるとされています。つまり、一度覚えた英単語を忘れてしまうのは、至極当たり前のことであるといえます。

反復練習することで記憶は定着するため、毎日新しい単語を20個覚えるより、同じ100個の単語を繰り返すほうが身につきやすくなります。例えば、「当日、翌日、1週間後、2週間後」などと間隔を空けて復習しましょう。適切な復習の間隔には個人差があるため、自分のペースをつかんで実践してみてください。

英単語を暗記する具体的な手順

ここからは、以上の内容を踏まえて英単語を暗記する具体的な手順について紹介します。これから紹介するのは、あくまで暗記方法の一例です。参考にしながら自分に合った方法を探してみましょう。

◇【STEP1】自分に合った単語帳を選ぶ

まずは、自分に合った単語帳選びからはじめましょう。単語帳には非常に多くの種類があり、志望校によって求められる知識は異なります。必要な単語を効率よくインプットするためにも、志望校に合った単語帳をリサーチして手に入れましょう。

単語の量やレベルだけではなく、使いやすさやモチベーションが保てるかというポイントも大切です。「カラー印刷で見やすい」「イラスト付きで抵抗なく読める」など、自分が学びやすいものを選んでみてください。また、必ず音声が付属している一冊を選びましょう。

◇【STEP2】単語を聞きながら発音してみる

暗記するときは、何度も繰り返し学ぶことが大切です。

最初のステップとして、付属のCDで音声を聞きながら単語を見て、意味を理解することから始めましょう。その後、意味をイメージしながらCDと一緒に発音する暗記法を5セット以上繰り返してください。

視覚と聴覚、発音、イメージの4つを同時に行なうことで、単語が記憶に残りやすくなります。

◇【STEP3】例文を作りながら単語を書いてみる

次に、学んだ単語を使って例文を作ってみましょう。長文や凝った例文でなくても構いません。用法をおさらいする感覚で、実際に単語を使ってみてください。

インプットだけではなくアウトプットもすることで、より暗記した単語や用法が定着しやすくなります。なお、スペルの暗記は復習を通して少しずつ進めればよいので、この段階ではあまり時間をかけなくても大丈夫です。

◇【STEP4】繰り返し復習する

基本的な暗記方法は以上です。ここまで完了したら、あとは自分で決めた間隔ごとに復習して定着を目指していきましょう。

定期的に単語を見返して意味がわかるかを確認し、わからないものはしっかりとおさらいしておきます。このときに書き取りの復習が必要かどうかは、志望校の出題範囲に合わせて判断することが大切です。

まとめ

英単語の暗記を苦手と感じる方は多いですが、コツさえつかめば効率よく勉強を進めることが可能です。今回紹介したテクニックを活かして、自分にあった暗記法を見つけてみてください。

暗記で大切なのは、五感を使って繰り返し学ぶことです。英単語が覚えられれば、英語の成績を大きく伸ばせます。諦めずに毎日取り組んでいきましょう。


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