英文読解のスピードがぐんぐんあがる!英語速読法
英語の長文読解にげんなりする。
長文では最後まで集中力がつづかない。
簡単な英語の物語を読んでみたい。
英語の読書量が圧倒的にたりない。
こんな悩みを抱えているのはあなただけではありません。
英語に対するこのような悩みは、受験生に限らず、大学生、英語が苦手な大学院生、仕事で英語が必要な社会人にもつきものなのです。
しかし、英語の長文はちょっとしたポイントをつかむことで速読するのも可能なものです。
大学生や大人になってまで英語の読解に悩まされる前に、ここで速読術を身につけてしまいましょう!
ポイント1 読む前に内容をイメージをする
長文をいきなり読み始める前に、軽く内容をイメージしておきましょう。
例えば目線をジグザグに動かす斜め読みで、キーワードを読みとってみましょう。
問題文であれば、設問にも目を通しましょう。
その文章は何に関するものでしょうか?
ビジネスマンの会話でしょうか?
科学技術の発展についてでしょうか?
もしかしたら環境問題がテーマかもしれません。
キーワードを読みとり、内容や流れをイメージすることで実際に読むときにわかりやすくなります。
このとき長く時間をかける必要はありません。
ほんの数秒~数十秒でOKです。
内容を軽くイメージできるだけでも、本文がすっと頭に入りやすくなるので是非試してみてくださいね。
ポイント2 接続詞に印を付ける
これは英語に限らず、現代文にもいえることですが、文章の流れを把握することが読解ではとても大切です。
これは特に設問がついた長文に役立ちます。
そのための一歩として接続詞を丸で囲むなどの印を付けるのです。
接続詞をしっかり追うことで、起承転結などの文章の流れを把握することができます。
特にbutのような逆接の接続詞の後は必ず大事な情報(作者の意見など)がくるので注目しましょう。
言語が日本語か英語かの違いはありますが、文章の論理的なつながりは同じなので、文章の流れをつかんでいれば多少知らない単語があっても内容を予測できることができます。
ポイント3 脳内で音読をしない
脳内で音読しながらの読解は絶対に行わないでください。
音読以上の速度では読めなくなってしまいます。
はじめのうちはゆっくりでよいので音読せずに文章を目で追って意味をとるようにしましょう。
ポイント4 段落のそばに短くまとめを書いておく
これもまた全体の論理の流れを追うためのものです。
段落ごとに短くていいので、どんなことを言っているか、小説ならどのような場面なのか軽く書いておきましょう。
十数語程度で構いません。
こうしておくことで、設問を読んだときにどこを読み返せばよいか、がぜんわかりやすくなります。
普段の読書では必須ではありませんが、長文読解の際には忘れずに取り組みましょう。
ポイント5 1単語ごと目で読みとれるくらいの単語力を身につける
例えば”apple”という単語は一目見ればリンゴをイメージできますよね。
目と脳になじんだ単語は反射的に意味をつかめるのです。
このくらいに身体になじんだ単語をとにかく増やしてください。
長文読解では、単語一つに気を取られてゆっくり意味を思い出す時間はありません。
もしあったとしても、意味を思い出すという作業を行ううちに、文章の流れを忘れてしまう可能性もあります。
たとえ単語テストが満点でもそれが時間をかけて思い出したものなら、長文読解ではまだまだ役に立たないのです。
訳したり音読しなくても、反射的に意味がわかる単語が増えると読解がスムーズになりますよ。
ポイント6 意味のまとまりを棒で区切ろう
これは「スラッシュリーディング」とも呼ばれているものです。
意味のまとまりや節ごとに斜め線(スラッシュ)をひいて文章の構造を可視化します。
線の数は、はじめのうちは多めに、慣れてきたらだんだん少なくしていくとよいでしょう。
補助的な説明部分では()をつけると内容を整理しやすいです。
単語並べ替え問題でも、日本語の補助説明部分に()をつけて整理すると文章の構造がわかりやすくなるので、解きやすくなりますよ。
ポイント7 読みながら訳そうとしないこと
英語が苦手な生徒さんの中には、英文を読みながら頭の中で一生懸命日本語に訳してから次の文章へうつる方がいます。
実はこれ、英文読解のタブーです。
これを行うと読解スピードがかなり遅くなってしまいますからね。
たしかに、授業で全文訳す宿題がでるかもしれませんが、これはあくまで訳し慣れたり、理解の漏れがないかを確かめるためのものです。
実際に読むときは英語のまま意味をとらえることを意識しましょう。
訳すことに気を取られると内容が入ってこなくなってしまいます。
ポイント8 英語は大事なことは最初に言う
日本語と英語のもっとも大きな違いは、
「文法で語順が決まっていること」
「メインの意見は最初に言う」
という部分です。
英語では文章の骨格である主語、述語は最初にきます。
長文でも必ず意見→理由と続きます。
つまり文頭をしっかりとらえれば文章の流れがわかる仕組みになっています。
英語では大事な情報がくる場所があらかじめ決まっているので論旨は追いやすい言語なのです。
まとめ
英語も日本語も、本来論理の流れがあることは同じです。
ただ使っている言語が違うだけ。
大切なのは、メモなどで理解しやすい状況を作り、理解できるスピードで読むということです。
英語はその性質上、日本語より論旨が追いやすい言語なので気負わずに取りかかってみてください。
英語が読めると、読める本や記事が広がり、得られる情報がぐっと増えます。
「英語が読める」ということを楽しんでくださいね!
執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。
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