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論述問題は何を書けば良い?世界史の論述問題の解き方を解説!

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世界史の論述問題をどのように勉強すれば良いかわからない、何を書けば良いかわからないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。文章を書くことに苦手意識をもっている人はなおさら、どこから手をつければ良いか困ることでしょう。

論述問題は高配点なことも多いので、点差が開きやすく合否を分けるポイントといっても過言ではありません。そこで今回は、世界史の論述問題で確実に点を取るための勉強方法や解き方について解説していきます。

世界史の論述問題は基礎力が大事!

論述問題を解くうえで一番大切なのは、文章のテクニックではなく「基礎」です。論述しようにも知識がないと何も書くことができません。
まずは、しっかりとした基礎知識を身につけていきましょう。

◇基礎知識を固める
論述問題で最も必要とされるのは、基礎知識です。それを身につけるためには、まず教科書や参考書をしっかり読み込み、出来事の名称や内容、その背景などを理解することが大切になります。

そのうえで、基礎知識がしっかり身についているかを、一問一答などの問題集で確認するとよいでしょう。

◇因果関係をしっかり把握
世界史を勉強するうえで大切なのは、出来事を単体で暗記することではなく、「○○が起こったから△△になった」のように因果関係を理解することです。また、「日本で○○が起こった時、アメリカでは△△が起こっていた」というような横のつながりも理解しておくとよいでしょう。

なぜなら、論述問題には単体で暗記した知識を羅列するだけでなく、因果関係を把握していないと解けないものも多いからです。出来事を単体で暗記していくよりも、流れを把握し出来事を関連づけで勉強することで、覚えやすくなるというメリットもあります。

別個の出来事ではなく、世界史全体の流れをとらえることが論述問題の得点につながります。

◇ポイントは近現代史
もちろん古代から現代まで幅広くカバーしておく必要はありますが、論述問題で多く出題されるのは近現代史です。論述問題が苦手という人は、特に近現代史に力を入れて勉強しておきましょう。そうすることによって、点を獲得できる可能性が高まります。

試験までにまだ時間がある場合は、まずは古代から現代まで一通り勉強したあとに、近現代史を重点的に復習するとよいでしょう。

世界史論述問題の傾向を知る

基礎を固めたら、次は世界史論述問題の出題傾向を知ることが大切です。
ポイントを絞って対策を練ることで、確実な得点アップを狙っていきましょう。

◇論述問題の種類
論述問題といっても、使用する語句が指定されるものや史料から読み取るものなどさまざまな形式があります。記述すべき文字数(分量)についても、30~100字程度で簡潔にまとめるものから、600字ほどの長い記述が求められるものまでさまざまです。

分量は、おおまかに以下の3つに分けることができます。

・小論述(100字以内)
・中論述(100字~300字)
・大論述(300字以上)
※字数はあくまでも目安です。

◇志望校の傾向を知る
論述問題の出題傾向は大学によって異なりますが、年によって形式や分量が大幅に変わることはほとんどありません。

そのため、世界史の論述対策としては、過去問の分析がとても重要です。志望校では今までどのような問題が出てきたのか、過去問を解いてそのパターンを把握することが大切だといえます。もし自分の志望校が、毎年小論述の問題を出しているとしたら、それに重点をおいて対策をしていくとよいでしょう。

論述問題の添削を受けよう!

論述問題の答え合わせは、なかなか一人でできるものではありません。そのため、先生に協力してもらうことも大切です。

添削を受ける理由やポイントを紹介しますので、添削をお願いできる人を探し、見てもらうようにしましょう。

◇論述は添削が大事!
文章の書き方には、自分では気付かないクセがあるものです。それを知るためにも、学校や塾などの先生に見てもらうことをおすすめします。

客観的に指摘を受けると自分では気づけない問題点を把握でき、記述力のアップにつながります。

◇まずは小論述から
論述問題に不慣れな人は、まず慣れることが大切です。
的確に回答できるようにするため、最初のうちは模範解答をしっかり読んで覚えましょう。模範解答を覚えていくうちに、伝わりやすい文章構成や正しい文章表現などを身につけることができます。

最初は、100字以内の小論述から挑戦してみるとよいでしょう。小論述は比較的単純な事柄を問われることが多いので、まずは少ない分量から論述に慣れていくのがおすすめです。

論述問題はやればできる!

苦手意識がある人にとって、世界史の論述問題は特に取り組みにくいものだと思います。しかし、今回紹介したとおり、一番重要なのは基礎知識を確実に身につけることです。少ない文字数から記述に慣れていき、先生に添削をしてもらいながら繰り返し書くことで苦手意識は克服できます。

記述問題は高配点になっていることが多いため、ここで点数を落とさないようにしたいものです。最初から論述ができる人は、なかなかいません。段階を踏んで繰り返すことで、どんなに苦手意識がある人でも解けるようになっていくでしょう。


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