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数学の文章問題が苦手な中学生に!一次方程式の文章問題を解くときのコツを解説

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数学の文章問題を解くには、計算をする前に「文章の理解力」や「文章を読み解く力」が必要になります。

そのため、だれもが一度は下記のような経験をテストでしたことがあるのではないでしょうか。
・文章を読んでも何をいっているのかよくわからない
・何を求めればいいのかわからない
・文章を読み終わっていざ問題を解こうと思っても、手が止まって何度も文章を読み返してしまう

このように、数学の文章問題に苦手意識を持つ学生は非常に多くいます。
ですが、そんな数学の文章問題が苦手な中学生でも、こちらの記事で紹介する解き方のコツや苦手意識をなくす方法をマスターすれば、テストの点数もアップできるでしょう。
ぜひ、参考にしてみてください!

数学の文章問題を解くには計算力以外も必要

計算問題は計算力があれば答えに到達することができますが、文章問題になると計算力だけでは答えに到達することができません。
文章問題を解くためにはどのような能力が必要になるのか、以下で詳しく解説していきます。

◇読解力・理解力
文章問題が苦手な学生は、何を求めればいいのかわからない、という人が多くいます。
そのような学生が不足している能力は、読解力や理解力です。

読解力・理解力とは、問題文を読んで「どのようなことを聞いているのか」「何を答えにするべきなのか」などを読み解く力になります。「数学には国語のような読解力は必要ないだろう」と思ってしまうかもしれませんが、文章問題は数学のなかでも特に言葉を通して習得する問題であるため、なくてはならない能力です。

◇翻訳力・変換力
翻訳力・変換力とは「どのようなことを聞いているのか」ということを、自分の言葉に言い換える力や図・グラフにしてわかりやすくする力です。
この能力があることで、文章問題を図などに変え、自分がわかりやすい形にしてから問題を解けるようになります。

例題で解説!数学の文章問題の上手な解き方

今回は、下記の一次方程式の文章問題を例として、上手に解いていくための方法を2つ紹介していきたいと思います。

<例題>
アメを4個と30円のグミを2個買ったところ、代金の合計は300円でした。
アメ1個の値段はいくらでしょうか。

◇求められているものをXに置き換える
例題では「アメ1個の値段はいくらでしょうか」と記載されていますので、アメ1個の値段が求められていることがわかります。
求められているものをXに置き換えますので、アメ1個の値段はX円となります。

◇イコールになる部分を文章から探す
まず、例題を見るとアメ4個、30円のグミ2個、合計代金300円という情報が得られます。
※このように、自分でわかりやすくすることが重要!

上記の情報から、以下がイコールになる部分ということがわかります。
アメ4個+30円のグミ2個=合計代金300円

そして、上記の式に先に説明したアメ1個の値段となるX円を入れ込みます。
X(円)×4(個)+30(円)×2(個)=300(円)

これで方程式は完成しましたので、あとは方程式を解くだけです。
4X+60=300
4X=300−60
4X=240
X=60

これで、アメ1個の値段は60円になることがわかりました。

このように文章問題は問題を解く前に、求めたれているものやイコールになる部分を文章から探すことがポイントです。この解き方を反復練習することが成功への近道となります。

苦手な数学文章問題を克服するなら!おすすめの本を紹介

本気で数学の文章問題を克服したいという中学生には、次の3冊がおすすめです。

◇中学数学の文章題が21時間でマスターできる本
学習塾を開いた著者が、数学が苦手な学生に向けて執筆した本書はシンプルでわかりやすいと評判です。本書を購入した塾講師からも、文章題が苦手な学生にはおすすめとのレビューがあり、買って損はない一冊といえます。

◇中学の数学・方程式が超わかる本
読む家庭教師といわれるほど、わかりやすく人気の高い本書は、一次方程式や連立方程式の文章問題を本気で克服したい学生にピッタリ!

解き方を暗記すればいいと考える学生には向きませんが、本書で方程式の基礎を身につければ、応用問題を難なく解ける思考力が養われるでしょう。

◇式がひらめく!中1数学文章題本
家庭教師も愛用する本書は例題が多く、反復練習したい学生におすすめの一冊です。
いくつか穴埋め形式の問題を解いて、最終的には自分で式を立てて問題を解くという構成になっています。そのため、しっかりと式の立て方を理解してから、応用問題に取り組むことができます。

穴埋め問題を解いて理解が深まることで、苦手意識を克服できる一冊といえるでしょう。

入試で困る前に今が苦手克服のチャンス

数学の文章問題が苦手な中学生は、まず以下の解き方をしっかり頭に入れることが大切です。この2つさえ文章問題から導き出すことができれば、あとは問題を解いていくだけとなります。

1.求められているものをXに置き換える
2.イコールの部分を文章から探す

方程式は、中学3年間の基礎になるとても大事な部分です。数学の文章問題が苦手なら、まずは一次方程式をマスターすることをおすすめします。また、苦手な部分を克服するには楽しむことが一番ですので、まずは簡単な問題に取り組んで自分に自信を付けましょう!


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