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センター試験の現代文のポイントは、選択肢のつながり!センター試験の現代文対策は何をすればいい?

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「現代文苦手だけど、適当につけとけば4分の1の確率で正解できる!?」が通用しないのがセンター試験です。
かといってあきらめるのはまだ早い!実は小問4問中、1問が分からなくても正解できる方法があるのです!

 

選択肢にはつながりがある!?

センター試験の国語、特に現代文の問題の選択肢にはある特徴があります。
それは他の問題の選択肢同士がつながっているということです。
例えば評論文や小説全体の解釈やあらすじがA、B,C,Dの四種類あるとします。このうち1だけが正しく、他3つが間違っています。

国語の文章解釈の各小問の選択肢は、ほぼ必ず㈰解釈Aのもの ㈪解釈Bのもの ㈫解釈Cのもの ㈬解釈Dのもの をシャッフルした状態になっています。

つまり途中の問題がわからなくても、解釈Aが正しい!とわかれば解釈Aに沿ったものを選べば正解することが出来るのです。
(逆に言えば、解釈Bが正しいと思って選ぶとすべて間違えます。)
ここで大切なのは、一番自信のある問題での解釈に他の問題の解答を合わせることです。

このテクニックを用いることで、自信がない問題も他の問題と照らし合わせて正解を導き出すことができます。

 

どれが正しいか?→読解力をあげよう

とはいえ、この問題形式で怖いのは間違った解釈を選んでしまうことです。
評論文はともかく、小説は特に解釈を間違って全問不正解なんてことも珍しくありません。
どの解釈・あらすじが正しいかは、正直ある程度読解力を鍛えるしかありません。

最低限の文章の論理を追うためには、
・各段落の要約をメモする
・論理の展開(序破急など)に注意する
・いろんな問題や小論文の模範解答を読む
・接続詞(しかし)などに注目する
など普段から対策していく必要があります。

小説でも論理関係が大事!

「論理展開を終えるようになっても、小説じゃ役に立たないんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
そんなことはありません。
というのも、センター試験の問題は全国の受験生、先生、教授方が「これが正解だ」と納得できるものでなくてはいけません。
それが全国試験の最低条件です。
なので小説も感情で正解の選択肢が作られることはありません。
どれも論理的に説明できるように作られているのです。

論理的というとピンとこないかもしれませんが、もっと平たくいうと「空気を読めるかどうか」が問われます。
小説なんて解釈がいろいろあって当然です。
でも全国共通試験の問題としてみるとみんなが納得できる正解はどれか?ということが大切なのです。
「主人公Aはなぜさよならと手を振らなかったのか?」という問いに、個人での読書なら「なんとなく」でもいいのですが、試験である以上は「まっとうな理由」がなくては成り立たないのです。
そしてその「まっとうな理由」はかならず「出題された文章中」にあります。
だからこそ、センター試験の小説は対策しようがあるのです。

 

小説はクールに読もう

小説が試験問題である以上、きちんと論理に基づいた正解があり、対策できることが分かったかと思います。試験問題であり、論理的に正解にたどり着くための注意点として「クールに」読む必要があります。

自宅で小説を読むときは大いに心を動かされたり感傷にひたってもいいのですが、センター小説は思いこみが先行したり、ぐっと感動してしまったりすると、意外と間違った解釈を選んで全滅してしまうことがあります。これは評論文にはない小説特有の罠とも言えますね。

センター試験問題として小説を読むときは、本文からから一歩後ろに引き、あくまでも客観的に順を追って読み解いていきましょう。

マーク式→消去法が安全

センター試験と記述式の二次試験との最大の違いは言うまでもなく「選択肢の有無」です。もしも現代文をセンター試験で受ける場合はこれを利用しないテはありません。
どう利用するかというとズバリ「消去法」です。
読解力が不足していて、ABCDどの解釈か分からないとしましょう。
しかし小問が5〜6問もあり、それぞれに長い選択肢の文章があると、かならずあからさまに気づける本文との矛盾があります。

もしも本文を読んで、「解釈Aが正解だ!」とわからなくても
小問3:解釈Bの一部が本文と矛盾している
小問4:解釈Dの一部が本文と矛盾している
小問5:解釈Cのまとめだけど細かいところが矛盾
していれば解釈Aが正解だとわかり、なおかつほとんどの小問で正解することができるのです。

 

二次試験が記述の場合は

以上の話はあくまでセンター試験現代文のテクニックの話であり、二次試験で記述式の試験を受ける場合は、しっかりと読解力を上げ、なおかつ記述の練習もしなくてはいけません。
二次試験で現代文の記述問題がある場合は、テクニックなしに自信を持って正解の選択肢にたどり着ける実力がほしいところなので、ここで述べたテクニックは見直しの時に役立ててみてくださいね。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ


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