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受験勉強による肩こりがつらい!集中できないときの対処法を紹介

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受験に向けて長時間机に向かい勉強を頑張っていて、肩こりによって集中が途切れてしまい困っている方もいるのではないでしょうか。勉強している間は同じ姿勢を継続しがちですが、この長時間の同じ姿勢によって筋肉が緊張し血行が悪くなると、肩こりが起きます。

この記事では、受験勉強での肩こりの対処法や予防法を紹介します。肩こりを軽減してタイムパフォーマンスを上げ、効率的に受験勉強へ向かう環境を整えましょう。

肩がこると受験勉強に悪影響が出る

対処法を解説する前に、肩こりが起きるメカニズムを解説します。

人間の肩は、重い頭や腕をいつも支えている大切な部位です。首から肩にかけての筋肉が姿勢を保つために緊張しており、筋肉の伸び縮みによって肩まわりにある血管内の血液を循環させています。しかし同じ姿勢を長時間とっていると筋肉の緊張状態が続き、血行が悪くなって疲労物質が溜まり、肩こりが起きるのです。

肩こりを放置すると、固くなった筋肉がまわりの血管や神経を圧迫して頭痛や倦怠感へとつながり、受験勉強の妨げとなってしまいます。自律神経失調症の原因になる場合もあり、放置せず適切に対処することが重要です。

受験勉強で肩こりがひどいときの対処法

受験勉強中に肩こりを感じたときに、すぐに実践できる対処法を2つ紹介します。

◇ストレッチをする

筋肉の緊張状態が肩こりのもととなるので、ストレッチをして筋肉をほぐしましょう。肩こりの解消には、肩甲骨周辺の筋肉をほぐすと効果的とされています。簡単なストレッチを1つ紹介しますので挑戦してみましょう。

まず、胸の前で両手を組み、息を吸いながら手のひらを天井に向けるようにして腕を上へ伸ばします。次に、息を吐きながらゆっくりと体を左右に倒します。肩甲骨が伸びていることを感じながら、これを左右3回ずつ実施します。
背中や首まわりに押し当てながら徐々に筋肉をほぐすフォームローラーや筋膜リリースガンも、手軽に活用できて効果的です。

◇体を温める

慢性肩こりの解消には、体を温めて血流を良くする方法も効果的です。体を温める方法には、お風呂に入る、蒸しタオルやカイロを肩に当てる、肩まわりを温める市販グッズを使うなどがあります。

お風呂に入り体を温める際は、約40度のお湯に肩までしっかりと浸かり、10分から15分ほどゆっくりと入浴しましょう。入浴中に肩のストレッチを一緒に行なうと、より効果的です。肩にグッと力を入れてから脱力する動作を10回ほど繰り返す、簡単なストレッチがおすすめです。

ただし、体を温める方法が有効なのは、慢性的な肩こりです。急性の肩こりは、寝違えや筋肉の炎症によって起こり、原因によっては冷却が必要なケースもあります。自身の肩こりに合わせて適切な対応をしましょう。

勉強で生じる肩こりの予防法

続いて、日常生活でできる肩こりの予防法を紹介します。慢性的な肩こりになる前にぜひ取り入れてみてください。

◇正しい姿勢で勉強する

勉強中、集中するあまり前のめりになったり、猫背になったりしていませんか。

姿勢が悪いと筋肉のバランスも悪くなって、肩や腰に負荷がかかります。胸を張り背中をそらすのも良くありません。

勉強するときはイスに浅めに座り、背もたれに寄りかからないようにしましょう。おへその下に力を入れて骨盤を立て、背筋を伸ばしあごを引きます。目線が20~30度下に向く体勢がおすすめです。

◇1時間に1回は立ち上がる

長時間同じ姿勢をとり続けるのは、肩こりの原因になります。30分から1時間に1回は立ち上がり、軽くストレッチなどを行ないましょう。

勉強のときはタイマーを使うなどして、定期的に立ち上がる時間を作るのがおすすめです。

◇寝具を変える

肩こりの予防には、枕や布団の見直しも効果的です。

寝ているときの姿勢は、首から腰にかけての背骨がきれいにS字カーブを描けている状態が理想ですが、高すぎる枕や、やわらかすぎるマットレスはこのS字カーブを崩してしまいます。

枕は、頭がほどよく沈み込むやわらかさで、寝返りしたときに頭が落ちない大きさがよいでしょう。マットレスや敷布団を選ぶときは、体が沈み込みすぎないよう固さに注意してください。

勉強による肩こりがひどい場合には、治療を受ける

肩こりが改善しない場合は、専門機関で治療を受ける方法もあります。

肩こり治療は、整形外科のほかに整体や整骨院、鍼灸院、カイロプラクティックなどで可能です。整体は、関節の歪みやズレを直して自然治癒力を高め痛みを和らげます。鍼や灸は、意図的に体へ小さな傷をつけて、体の自然治癒力や痛みを抑える力を引き出します。

このように治療施設にはさまざまありますが、最初は整形外科を受診するとよいでしょう。肩の痛みという症状の影に何らかの病気が潜んでいる場合もあり、本当に肩こりなのか確定的な診断ができるのは医師だけだからです。

肩こりを解消して、勉強効率を上げる

肩こりは、放置すると頭痛や倦怠感など体の不調へとつながり、受験勉強の妨げになります。今回紹介した対処法や予防法は、生活に気軽に取り入れられるものなので、意識的に取り組んでみてください。

ストレッチや正しい姿勢の実践を通して肩こりを解消、予防し、より勉強に集中できる環境を整えましょう。


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