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地元の大学に通うメリット・デメリットとは?地元大学への進学率も紹介

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大学へ進学するにあたって、地元の大学に通うか、それとも地元から離れた大学へ通うか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、地元の大学へ進学する場合のメリット・デメリットを紹介します。地元の大学への進学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

地元の大学への進学率が過去50年で最高となっている

リクルート進学総研が、文部科学省「学校基本調査」をもとに算出したデータによると、2022年に大学進学者が地元の大学に進んだ割合は、44.8%でした。これは、1971年度に「学校基本調査」が始まってから、最も高い数値です。

また、都道府県別では、愛知県が地元の大学への進学率が最も多く、71.6%となっています。そのほか、北海道や東京に住んでいる方も、地元の大学に進む割合が多いという結果になりました。

理由として、学費・物価の上昇といった経済的な理由や、自治体が地元の大学への進学をあと押しするケースが増えていることが挙げられます。

出典:
18歳人口予測 大学・短大・専門学校進学率 地元残留率の動向|リクルート進学総研 マーケットリポート Vol.94 2022年5月号

地元の大学に通うメリット3選

ここからは、地元の大学に通うメリットを3つ紹介します。

◇実家から直接通えて時間効率が良い

地元の大学は実家から通えるため、時間を効率良く使えます。実家暮らしの場合、基本的には自炊や家事をすべて自分でする必要もないでしょう。

親のサポートを受けながら大学に通えるため、自炊や家事に時間を取られることなく、勉強にしっかり集中できます。

◇経済的な負担を抑えられる

2つ目のメリットは、経済的な負担を抑えられる点です。

県外の大学へ行って一人暮らしをする場合、毎月の家賃はもちろん食費や光熱費などの生活費がかかります。しかし、地元の大学に通う場合は、多くの方が実家から通うため、一人暮らしにかかる費用を浮かせることができるでしょう。

大学に通うには少なくない費用が必要ですが、親にできるだけ負担をかけたくないと思っている方もいるはずです。経済的な負担を抑えつつ大学へ通いたい方は、地元の大学への進学がおすすめです。

◇地元企業への就職に強い

3つ目のメリットは、地元企業への就職に強い点です。

地元でよく知られている大学であれば、就職の際に有利になることもあります。将来地元企業に就職したいと思っている方は、地元で評価が高い大学に通った方が、県外の大学に通うより就職できる確率がアップするかもしれません。

さらに、採用担当者や社長が地元の大学出身の場合は、それだけで印象がアップし採用でも有利に働く可能性があります。地元企業への就職を考えている方にとって、地元の大学に通うことは、大きなメリットの一つといえるでしょう。

地元の大学に通うデメリット3選

ここからは、地元の大学に通うデメリットを3つ紹介します。

◇ひとりの時間が少なくなりがち

地元の大学に通う場合は、一人の時間が少なくなりがちです。基本的に普段は実家で家族と過ごすことになるため、一人で自由に過ごせる時間は一人暮らしの人と比べると少ないでしょう。

家族に家事や掃除などを任せられる反面、大学生になったら一人の時間を大切にしたいと思っている方にとっては、デメリットかもしれません。

◇新しい人たちとの出会いが少ない

地元の大学に通う場合、もともと同じ高校にいた友達が、そのまま同じ大学に進学することも多いため、地元から離れた大学へ進学するよりも、新しい出会いが少ない傾向にあります。

新しい環境で知っている友達がいるのは心強いですが、大学生活で一から人間関係を築きあげて友達を作っていきたいと思っている方にとっては、デメリットになるかもしれません。

◇一人暮らしの経験ができない

3つ目のデメリットは、一人暮らしの経験ができない点です。ほとんどの場合、地元の大学であれば実家から通えるため、一人暮らしをする必要がありません。

社会人になっていきなり一人暮らしを始める場合、仕事も一人暮らしも慣れない状態からスタートすることになります。仕事で疲れて帰ったあとに家事や洗濯をしなければならず、「辛い」「余裕がない」と感じてしまうこともあるかもしれません。

一方、大学生の間に一人暮らしの経験をしておけば、社会人で引き続き一人暮らしをすることになっても、仕事に慣れることだけに集中できるでしょう。

体力や時間に余裕がある大学生の間に、一人暮らしの経験をしたいと思っている方には、デメリットになるかもしれません。

地元の大学を選ぶ前に、メリット・デメリットを押さえて

今回は、地元の大学へ通うメリット・デメリットについて紹介しました。地元の大学に通う場合は、ほとんどの場合実家から通えるため、経済面などでもメリットがあります。

その一方で、大学で新しい交友関係を築きたい方や一人暮らしがしたい方には、実家から地元の大学に通うことが適していないかもしれません。

大学選びで後悔しないためにも、メリットとデメリットをしっかり押さえて、進学したい大学を選ぶことが大切です。


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