• TOP
  • >
  • コラム
  • >
  • 「塾の先生と合わない」と子どもに言われたら?対処法と具体的な選択肢を紹介

「塾の先生と合わない」と子どもに言われたら?対処法と具体的な選択肢を紹介

「「塾の先生と合わない」と子どもに言われたら?対処法と具体的な選択肢を紹介」サムネイル画像


子どもから「塾の先生と合わない」と言われたら、どのように解決すれば良いのでしょうか。親としては、「せっかく入った塾を辞めるなんて……」「勉強したくないからそう言っているだけ?」と気持ちが揺れてしまうのも無理はありません。

しかし、先生と合わない状態を放置すると、子どものストレスが大きくなって、肝心の勉強にも打ち込めなくなってしまいます。子どもの気持ちをそのまま受け入れるべきなのか、判断に迷ったときは、今回紹介する対処法をぜひ参考にしてみてください。

「塾の先生と合わない」と子どもに言われた場合の対処法

ここでは、「塾の先生と合わない」と子どもが言い始めたときにどうすれば良いのか、ポイントを詳しく見ていきましょう。

◇まずは子どもの話をしっかりと聞く

子どもが先生との関係で悩んでいるとき、まずは否定せずに話を聞くことから始めてみましょう。「考えすぎじゃない?」「我慢も大切だよ」といったように先に話してしまうと、「話しても無駄だ」と思われてしまい、それ以上何も話してもらえなくなる可能性があります。

もちろん、人と人との関係に相性があるのは自然なことです。これから大人になっていく段階で、相性の悪い人と付き合わなくてはならない機会は多々あるでしょう。

しかし、あまりに先生との相性が悪い場合は、我慢しすぎずに転塾などの方法を選んだほうが良いかもしれません。

◇塾の先生と合わない原因を特定する

塾の先生と合わないと言っても、その理由はさまざまです。例えば合わない原因として、以下のようなものがあります。

●先生の説明がわかりづらい
●先生の話し方や態度が好きではない
●先生の性格が苦手
●教えるスピードが自分には合わない
●生理的に受け付けない

先生側に問題があるパターンもあれば、「宿題を忘れて注意された」「授業を聞かず怒られた」などのパターンもあります。今後について話し合う前に、原因をしっかりと特定しておきましょう。

◇子どものために何が最善なのかを考える

子どもに「他の塾に変えたい」と言われたとき、「このまま通ってほしい」という気持ちになるかもしれません。入塾代やテキスト代を支払ったのに転塾するとなると、費用負担も大きくなります。

しかし、親としての気持ちよりも、子どもにとっての最善を優先したほうがよいでしょう。たとえ合わない原因が大人にとって些細なことでも、人生経験の少ない子どもにとっては一大事です。

子どもの話をよく聞いたうえで、何がベストな選択肢であるかを考えてみてください。

◇ただ勉強をしたくないだけ、という場合も

塾の先生と相性が悪い場合もありますが、ただ勉強をしたくないだけ、親に反抗したいだけ、という理由も考えられます。

ただし大切なのは、子どもの話を聞くときに感情的にならないこと、客観的な姿勢で話を丁寧に聞くことです。完全に言いなりになったり、徹底的に我慢させたりするのではなく、これからどうするべきかを子どもと一緒に考えてみましょう。

塾の先生と合わない場合の3つの選択肢

子どもとよく話し合って、塾の先生から離れることを決めたら、以下の3つの選択肢から適切なものを試してみましょう。

◇塾に相談する

子どもが合わないと言っている先生と直接話すこともできますが、心理的なハードルが高い場合もあるでしょう。また、今後も同じ塾に通い続けるのであれば、直接理由を話すことで角が立つ可能性もあります。

そこでまずは、塾長や教室長、別の先生、受付スタッフなど、該当の先生以外の人に相談してみることをおすすめします。相談する際には、事前に子どもが先生と何が合わないと言っているのか、嫌がっている理由をまとめておくとスムーズです。

◇クラス・コースを変更する

塾に要望を伝えづらい場合は、クラス・コースを変更するのも一つの方法です。塾によっては、通う曜日や時間帯を変更するだけで、担当する先生が変わるケースもあります。先生と合わないことを伝えなくてすむため、可能であれば検討してみてください。

クラスやコースを変更する場合は、変更後に担当の先生が誰になるのか、念のため確認しておきましょう。

◇転塾する

前述した方法で解決しない場合は、転塾を検討しましょう。先生と合わないストレスで勉強ができないくらいなら、新しい塾で心機一転したほうが良いかもしれません。

もし他の塾に入るなら、体験授業を受けることをおすすめします。ただし、体験授業と実際の担当の先生が異なる場合もあるため、その点も事前の確認が必要です。

塾の先生と合わない……最も大切なのは子どもの気持ち

「塾の先生と合わない」という声は、決して珍しいものではありません。人間には相性があるため、「特に理由がないのに合わない」というのもよくある話です。

先生への不満やストレスが溜まっていくと、勉強そのものが嫌いになるかもしれません。勉強に支障をきたさないためにも、まずは子どもの話をしっかりと聞いて、一番に何をすべきなのかを検討しましょう。

転塾すべきか悩んだときは、辞める前に塾に相談してみてはいかがでしょうか。クラス・コース変更で対応できる場合もあるため、ぜひ一度相談してみてください。


関連記事

人気記事一覧

最新記事一覧

カテゴリー

月別アーカイブ