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予備校は必要ない?通うべき人と通わなくてもいい人

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周りの人が予備校通いだったり、予備校を複数校掛け持ちしていたりすると、「自分もいかないと遅れちゃうかな……?」不安になりますよね。
ズバリ、予備校に通うべき人もいれば、通わなくてもいい人もいるのです。

周りの人のやり方も気になってしまいますが、ひとそれぞれにあった環境や勉強法は変わってきます。
どんな学習環境や勉強法があっているのか、しっかりと自分に向き合って考えることがその後の成績を大きく変えますよ。

 

通うべき人①周りに大学受験する人が少ない

自分の通う学校が職業訓練を重視した専門学校だったり、生徒のほとんどがエスカレーター式に大学に進んだり、学校の偏差値が低い場合は、周りに受験生が少なくなりますよね。
このような方は必ずと言っていいほど予備校に通った方がいいです。
なぜなら、学校に受験の緊張感が持てないから。
おそらく予備校で受験生しかいない環境に入ると周りの緊張感に驚くかと思います。
学校でゆるりとしていたことへの危機感を生むかも知れません。
このいい意味での緊張感や危機感は勉強の集中力を高めますし、モチベーション維持にもつながります。

それに、放課後遊びに誘われて断りにくい時も「予備校があるからごめんね」と、あたりさわりなく断ることも出来ますよ。

 

通うべき人②同じ志望校・学部を目指す人が周りにいない

緊張感、危機感に関しては①と同じ理由ですが、さらなるメリットは「情報量」です。
同じ大学や学部志望だとお互いに傾向と対策を練っているので情報交換できますし、毎年同じ大学へ送っている予備校ならば先生たちの情報も豊富です。

何より、「同じ大学を目指しているあの子は今この参考書をやっている」ということもリアルな情報ですし、その子に直接「この参考書取り組もうか迷ってるけどどんな感じ?」と聞くことも出来ます。

 

通うべき人③周りに人がいる方が勉強できる人

一人じゃ勉強できない!という人も予備校に通うべき人です。
一人で勉強できないこと自体は悪いことではないので、その人の特長の一つとして捉えてください。
自分の集中できる環境を知っていること自体受験勉強では大きなカギとなるので、無理に一人で勉強しようとせず、予備校や図書館など人がいる場所で集中的に勉強を終わらせてしまいましょう。

 

通わなくてもいい人①学校の勉強で間に合う人

学校のレベルが自分に合っていたり、進学校などで参考書のチョイスがよかったりする場合は、あまりあれこれ手を出さない方がいいかもしれません。
学校の勉強をしっかり頑張れば受かる!という人は学校の勉強に集中して着実にこなした方が時間とお金の節約になります。
頑張って入学した高校でしょうから、どんどん高校のシステムや図書館を利用し、先生方にも頼りましょう!
ただそのような学校でも「自分にとっては簡単すぎてもっと難しい問題が解きたい!」というような場合は専門性の高い個人塾などに通うといいかも知れません。

 

通わなくていい人②一人でいる方が勉強がはかどる人

自習室の音や人の動きが気になってしまう人。授業だと進行が遅く感じ、参考書を自分で進めた方が早いと感じる人は、予備校より通信講座の方が向いているといえます。
一人の方が勉強がはかどるという場合は、先生に頼んで高校で教室を借りたり、自分の部屋を快適に勉強できる部屋にするなど、自分で学習環境を工夫してみましょう!

 

通わなくていい人③予備校に通う金銭的余裕がない人

予備校の受講料は正直安くはありませんよね。
金銭的な余裕がない場合は、バイトをしたり、親や自分が無理をしてまで予備校に通う必要はありません。

というのも大学に入ってからまだまだお金がかかるからです。
どれくらいお金がかかるかというと、
☆国公立なら年60万円ほど+入学金
☆私立は学校や学科によりますが、私の出身学部では年140万+入学金
かかりました。
受験生なら難関大として早稲田大学や慶応大学にあこがれるかも知れませんが、授業料の高い私立大学でもあります。

私の身近な人でも慶応大学に入ったものの授業料が払えずに中退し、地元で就職した人がいたくらいです。
予備校で無理をして、入学してから金銭的理由で中退しては意味がないですし、そのころには浪人する余裕もなくなるのです。
奨学金も返済義務のあるものがほとんどで、30~40代まで借金を残す人も少なくないのです。
勉強する手段は予備校だけではないので、予備校に行く余裕がない場合は少しでも貯金したり、ストイックに勉強して奨学生を目指すなどした方が後々自分のためになります。

 

まとめ

予備校はもちろん勉強の助けになりますが、すべての人が予備校に通うべき人であるわけではありません。

自分とよく見つめ合い、どんな環境やどんな勉強方が一番自分に合っているのか、時々振り返ってみる癖をつけましょう。
そうすれば少しずつ自分に合っているやり方に軌道修正出来るはずです。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。

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