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選択と集中!超効率重視で受験を駆け抜けるためには苦手科目を「捨てる」こと

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学校の先生はよく
「苦手科目を克服して、バランスよく勉強しなさい」というアドバイスを言ってきます。

たしかに、まんべんなく成績を上げるのは理想的です。

しかし現実ではそう上手くいかないもの。

苦手科目は勉強するのはツラいですし、なるべく避けていきたいのが本音ではないですか?

今回は、そんな苦手科目に対処する勉強の戦略をお伝えしていきます。

 

苦手科目を克服するメリット

最初は苦手科目を克服するという戦略を考えてみましょう。
苦手科目は言いかえれば、テストで他の科目より点数が低い科目ということ。

総合的に成績を底上げしたい場合は、一番点数の低い科目を克服することが効率的な勉強になります。

テストの点数を同じ10点だけ上げるにしても、60点から70点に上げるよりも 20点から30点に上げる方が達成しやすいものだからです。

しかも基礎ができていない場合は、基本事項を覚えるという少しの労力で成績を上げられるというメリットも。

基本を学ぶことの方が、応用問題を解くよりも明らかに簡単なのはあなたもよくわかっているはず。

この場合、苦手科目として切り捨ててしまうのは戦略としては正しくないわけです。

少し基本を勉強すればちゃんと成績が上がる場合は、苦手科目を捨てるよりむしろ集中的に伸ばしていく方が効率の良い戦略になるということです。

面倒がらずに、まず最初の基本の少しくらいは苦手科目も取り組んでみてくださいね。

 

苦手科目を捨てる戦略が、効果的な場合

本当に厄介なのは、ある程度基本ができている苦手科目。
基本はしっかりおさえられているのに、少し難しくなるとできなくなる場合です。

こうなったら苦手科目を無理に上げようとするよりも、得意科目を伸ばしていった方が総合的な成績は上がっていくでしょう。

覚えた基本知識を応用レベルまで引き上げるのは、時間も労力もかかります。

長い時間をかけて基本を自然に使えるようにしたり、いくつも出題パターンを覚えたり、中には発想を変えないといけない場合もあったりするからです。

基本ができているなら苦手科目でも最低限の点数は取れるはずなのでここで一度切り上げて得意科目に移るのも戦略の1つ。

「ある程度は解けるけど、それ以上成績を上げられない、限界を感じる苦手科目」こそ、 「捨てる」という戦略が生きてくるわけです。

 

苦手科目を捨てる戦略の注意点

ここで注意しなければならないのは、「捨てる」とは言っても苦手科目でも、ある程度の基本はしっかり固めておくべきだということ。

さっきの例でもお話したように、点数が低いときほど少しの努力で成績を上げることができるのです。

この場合の苦手科目には、むしろ成績が上がるチャンスがあると言ってもいいほど。
決して苦手科目を完全に放置していいわけではありません。

『苦手科目でも、基本的な部分はしっかり固めた上で得意科目を伸ばす』

これこそが王道の、戦略的な勉強法なのです。

 

苦手科目を捨てる理由

そもそもあなたはなぜ、その科目を捨てようとしているのでしょうか?

苦手科目の勉強をなるべく避けたいから。
得意科目に集中したいから。

いろんな理由があると思います。

ただ言えるのは、成績を上げて試験に合格するのがあなたの最終的な目標ということです。

「苦手科目を捨てて、その分の勉強時間を得意科目にあてる」

この戦略できちんと成績を上げることができるのか?
そして、最終的に合格するレベルまで到達できるのか?
ここまで考えて初めて、苦手科目を「捨てる」という戦略が生きてくるのです。

逆を言えば、あなたがこうしたことまで深く考えているなら、この「捨てる」戦略は強力な武器にもなります。

あえて科目を1つ捨てて、他の科目に集中していくのは、勇気のいる選択です。

ただ、一般的に、試験は総合点で合否を競うもの。
1つの教科がダメでも、他で補うことができればいいのです。

同じ科目でも、単元ごとに捨てたり集中したりすることが自然にできていれば、その科目の総合点も上がっていくはずです。

最初から科目を1つ捨てる勇気がないときには、このように単元ごとに「捨てる」「伸ばす」を考えることから始めてみてください。

それでも、「捨てる」ということにまだ抵抗があるという場合は、「得意科目に集中する」と言い変えてみるとどうでしょう?

より積極的になれると思います。

 

きちんと考えて選択することが大切

今回は苦手科目を捨てるという戦略についてお伝えしました。

苦手科目もある程度の基本ができているなら、他の得意な教科に集中する勇気も大切です。

すべての教科がバランス良く平凡であるよりは、1つ突き抜けた成績の教科がある生徒の方が評価されるもの。

しかも1つの教科が得意になれば、それに引っ張られて、他の教科の成績が上がることすら珍しくありません。

すべての科目で基本はきちんと身につけた上で、戦略的に突き抜けていきたい科目を決めて勉強してみてくださいね。

執筆者: Moriarty
中学、高校、大学の3つの受験を経験。その経験を生かし、大学在学中の4年間は 個別指導塾での指導者として活動。 半年受け持った小学生3人を第一志望中学に合格させた実績などあり。


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