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【日本史】文学史の勉強法とおすすめの参考書を紹介

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日本史の勉強では通史をメインにしている人も多いと思いますが、文化史は試験でも頻出テーマになるほど重要度が高い分野です。押さえておくべき分野だと理解していても「どのように勉強したら良いのかわからない」と、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では文化史を勉強する重要性と効率の良い勉強法について説明します。試験勉強にも役立つ参考書も併せて紹介するので、ぜひ文化史の勉強に役立ててみてください。

【日本史】文化史の勉強は必要?

結論からいうと、日本史の文化史は通史と同じぐらい重要です。文化史の得点次第で、日本史の得点に大きな差がつくといっても過言ではありません。

その理由は、多くの大学入試試験で文化史が頻出テーマとなっているからです。2019年度まで行なわれていた大学入試センター試験では、文化史の出題割合は2割であり、2020年度から始まる大学入試共通試験でも、文化史が出題される可能性は高いといえます。

多くの文化史問題は、教科書に載っている範囲で答えられる問題がほとんどで、難易度があまり高くないのが特徴です。つまり、しっかりと対策をとっておけばある程度の問題はクリアでき、得点アップにつなげられるのです。

このような理由から、文化史は勉強する狙い目の分野だといえるでしょう。

【日本史】文化史の勉強法

日本史の勉強は暗記がメインですが、暗記が苦手な人は、文化史の勉強を苦痛に感じるかもしれません。

そこで、効率良く文化史を暗記できる勉強法を3ステップにわけて紹介します。繰り返し学習して記憶に定着させることを心がけながら、文化史を勉強してみましょう。

◇まずは通史から勉強する
文学史の勉強に入る前に、まずは通史から勉強を始めましょう。通史も覚えることが多いため、文化史と一緒に勉強してしまうと、膨大な量の暗記が必要になり頭がパンクしてしまいます。最初に通史をしっかり押さえておくと、あとで文化史を勉強したときもスムーズに頭に入りやすく、通史と文化史を関連づけた応用問題にも対応できるようになるでしょう。

まずは通史の勉強を終わらせ、文化史だけを単体で勉強します。それぞれ単独で勉強が終わったら、通史と文化史をセットで復習しながら覚えるようにしましょう。

日本史は暗記がメインですが、文化史は覚えることがかなり多いため丸暗記という勉強法は適していません。通史は時代ごとに区分けできるので、各時代のイメージを関連させながら文化史と組み合わせると効果的に勉強を進められます。

◇試験1週間前に文化史を勉強する
単語や文章だけで覚えるのではなく、図解や資料集を使って勉強すると理解を深めるのに役立ちます。文化史は作品や建築物などを数多く覚える必要がありますが、図解を使うことで視覚からも働きかけることができ、知識として定着しやすくなります。 ぜひ、図解を活用しながら作品名と作者をセットで覚えましょう。

また、文学や絵画には派閥もあるので、時代背景を思い浮かべながら図解を活用することで派閥の特徴も理解しやすくなります。建築物や仏像も時代や作者によっても大きく特徴が異なるため、図解や資料を確認しながら覚えていくと効率良く学べるでしょう。

そして、意外と忘れがちなのが宗教史です。宗教史はその時代の政治にも大きく関わる存在なので、年表と合わせながら時代ごとに勉強するとスムーズです。

【日本史】文化史のおすすめ参考書

文化史を学ぶうえでおすすめしたい参考書を2冊紹介します。自分のレベルや志望校に適した参考書を使って勉強を進めましょう。

◇金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本 文化史
東進ハイスクール・東進衛星予備校の人気講師である金谷先生が執筆した参考書であり、基礎を固めるのに最適な一冊です。

金谷先生といえば独自の切り口の板版『表解板書』が有名ですが、実際の授業と同じような板書で参考書がまとめられています。さらに、とても丁寧な解説が加えられているので、まるで授業を受けているかのように内容が頭に入ってくるでしょう。

この参考書は、教科書でわからなかったポイントを補ってくれる基礎を中心とした内容です。そのため、難関大レベルを目指している人には少し物足りないかもしれません。

◇攻略日本史 テーマ・文化史 整理と入試実験
幼児から大学受験までの通信教育に対応しているZ会が出版している参考書です。この参考書は、文化史の重要ポイントと実践問題がセットになっていて設問も多いため、試験本番を意識した勉強をするときにおすすめです。

問題ごとに詳しい解説が付いているので、理解を深めるのに役立ちます。解説を読めば基礎のプラスαの知識も補充できるため、難関大レベルの入試を目指す人は1冊用意しておくと心強いでしょう。

テーマ史と文化史の2部構成なので、日本史でつまずきがちな両方の分野をしっかり網羅できます。繰り返し勉強して知識を蓄えましょう。

【日本史】文化史の勉強法を押さえて確実な得点を狙おう

日本史の文化史は、教科書でも十分勉強できるコスパが高い分野です。覚えることがたくさんあり挫折してしまいがちですが、文化史を押さえれば確実に得点が狙えます。

文化史は勉強した分だけ知識が身につくので、しっかり対策をしておくと自信をもって本番に臨めるでしょう。教科書と参考書をうまく活用しながら、今回紹介したおすすめの勉強法を試して繰り返し学習し、文化史を自分のものにしていきましょう。


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