• TOP
  • >
  • コラム
  • >
  • 勉強は昼寝で効率アップ!学習効果を高める仮眠の取り方を解説

勉強は昼寝で効率アップ!学習効果を高める仮眠の取り方を解説

「勉強は昼寝で効率アップ!学習効果を高める仮眠の取り方を解説」サムネイル画像


勉強をしている最中に眠気を感じた経験は、誰にでもあるでしょう。勉強中に眠くなると「もう少し頑張らないと」と我慢してしまう方も少なくありません。しかし、思い切って昼寝すると、リフレッシュして学習効率をアップさせることができます。

この記事では、勉強の効率をアップしてくれる昼寝の取り方を紹介します。ついつい寝すぎて時間を無駄にしないよう、ポイントを押さえて仮眠を取りましょう。

勉強中に昼寝をするメリット

勉強中に寝ることに抵抗感を抱く方は多いかもしれませんが、実は、昼寝はメリットの多いリフレッシュ方法です。

まずは、勉強中に眠くなったら無理せず寝るべき理由を紹介します。

◇脳の疲労やストレスをリセットしてくれる

勉強時は、自分が気付いていなくても脳に大きな負担がかかっている状態です。昼寝は、脳のストレスや疲労をリセットしてくれる効果があります。

「時間が惜しいから休まずに少しでも詰め込みたい」と焦る気持ちは、無理もありません。しかし、脳に疲労やストレスが溜まったまま学習し続けても定着しにくく、効率が下がってしまいます。

昼寝をすると、集中力が途切れると思われるかもしれませんが、逆に一度休息を取ることで疲労が回復し、記憶力や思考力を向上させる効果が得られます。

眠気の改善だけではなく、学習にもプラスの影響があるため、眠くなったら無理せず昼寝をしたほうがよいでしょう。

◇学んだことを整理してくれる

睡眠には、学んだことを整理する効果もあります。勉強して身につけた記憶は、脳の中央にある海馬に一時保存されます。そして、睡眠を取ると海馬の記憶が大脳に伝わり、長期的な記憶として定着しやすくなるのです。

つまり、昼寝は脳を整理し、学んだことをしっかりと定着させる効果があります。また、脳の記憶領域を空ける効果もあるため、次に学ぶ新しい情報を取り込みやすくなります。

勉強の効果を高める昼寝のコツ

昼寝にはメリットがたくさんありますが、単に寝るだけでは寝過ぎてしまったり、ボーッとしてしまったりするリスクがあるため注意が必要です。

ここからは、学習の効果をアップしてくれる昼寝の方法について、ポイントを5つ紹介します。

◇勉強の効果を高める昼寝のコツ(1)熟睡せずに15分程度にとどめる

長く寝ると眠気が増してしまう可能性が高いため、昼寝の時間は15分前後を目安にしましょう。スッキリと目覚められる仮眠の時間は人によって違うので、15分から試してみて、試行錯誤することをおすすめします。

熟睡しないように布団に入ることは避け、ソファなどで昼寝すると目覚めやすくなります。ただし、勉強机で寝るとそれを体が覚え、勉強時に眠たくなるおそれがあるため、それ以外の場所で寝るようにしてください。

◇勉強の効果を高める昼寝のコツ(2)寝る前にカフェインを摂取する

ついつい長時間寝てしまう人やスッキリと起きられない人は、寝る前にコーヒーやお茶などでカフェインを摂取するとよいでしょう。

覚醒効果があることで有名なカフェインは、実は効果が出るまでに30分前後の時間が必要といわれています。そのため、ちょうど良い時間でカフェインが効いてきて、昼寝から目が覚めやすくなるのです。

就寝前のカフェインは睡眠の質を下げるためおすすめできませんが、眠りすぎることを防ぎたい昼寝の際は活用してみてください。

◇勉強の効果を高める昼寝のコツ(3)リラックスできる環境を整える

せっかく昼寝をしても、リラックスできないと効果はありません。短時間でもしっかりと昼寝の効果を出すためにも、リラックスして休める工夫をしましょう。

例えば、以下のような方法がおすすめです。

●アイマスクをする
●耳栓をつける
●ベルトを外してゆったりとした服を着る
●靴や靴下を脱ぐ
●クッションを使って楽な体制で寝る
●癒し効果があるハーブティーを飲んでから寝る
●部屋を暗くする など

「昼寝のときは必ずこうする」と決めたルーティンがあれば、それをこなすだけで体がリラックスしてスムーズに眠れるようになります。どのようなことでも良いので、自分なりのリラックス方法を見つけてみましょう。

◇勉強の効果を高める昼寝のコツ(4)昼寝前は暗記教科を勉強する

先述したように、人は寝ているときに記憶の整理を行ないます。したがって、寝る前は暗記教科を重点的に学習するのがおすすめです。英単語の暗記や古語、数学の公式などをチェックしてから寝ると、より学習効果がアップできます。

◇勉強の効果を高める昼寝のコツ(5)16時以降は昼寝しない

昼寝は、必ず16時までに済ませることを意識しましょう。16時以降に寝てしまうと、体内時計が狂って夜に眠れなくなるおそれがあります。

昼食をとって少し経った13時~14時くらいが、昼寝に適した時間です。食べた直後は消化にエネルギーが使われて休息に集中できないので、満腹感が薄れてきた頃に寝るようにしましょう。

昼寝後スムーズに勉強に戻る方法

昼寝をしたあと、ボーッとしてしまってついダラダラと過ごしてしまう方もいるかもしれません。なかなかメリハリをつけて机に戻れないときは、脳を刺激するコツを押さえておくとよいでしょう。

昼寝のあとは、軽くストレッチをして体を動かすと目が覚めやすくなります。また、数学や物理などの思考系科目は刺激となり、休んでいた脳の活性化に有効です。昼寝前は暗記、起床後は思考系を学ぶと決めておくと、仮眠の効果をより引き出せるでしょう。

効率的に勉強するなら、適度な昼寝を取り入れて!

昼寝をすることに罪悪感を抱いたり、「時間がもったいない」と考えたりする方は多いでしょう。しかし、実は勉強中に意識的に昼寝することで、学習効率の大幅アップが期待できます。昼寝のメリットを理解して、積極的に活用しましょう。

ただし、寝すぎてしまうと集中力が低下したり、学習効率が下がってしまったりするおそれがあります。昼寝のときはポイントを押さえ、しっかりと効果のある方法で行なうことを心がけてみてください。


関連記事

人気記事一覧

最新記事一覧

カテゴリー

月別アーカイブ