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インスタで「#勉強垢」が流行中!勉強にSNSを取り入れるメリット・デメリット

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Instagramで特に流行中の #勉強垢 タグ。
この多くは勉強する中高生のためのアカウントです。
ヒット商品でも「SNS映え」がカギとなりがちな現代ですが、自分がどれだけ勉強したのか、勉強している姿までも「人に魅せる」時代になってきました。

勉強垢の実体は?
そのメリットとデメリットは?
そんな「勉強垢」について考察しましょう。

 

「勉強垢」とは?

最近、Instagramやtwitterで中学生、高校生の「勉強垢」が増えてきました。
「勉強垢」とは「勉強用アカウント」の略で、勉強の前後に投稿することで自分の勉強記録をつけたり、「今から勉強するよ!」と宣言したり、「この英単語アプリでこれだけのスコアを取れたよ」と報告したりするための勉強専用SNSアカウントです。

twitterは一人で複数アカウント作ることが簡単なので、勉強や趣味でアカウントを分ける人も少なくありません。
しかし、Instagramではアカウントを分けているわけではなく、勉強に関する投稿だけ「#勉強垢」というタグをつけて勉強に関する投稿の検索性をあげていることもあります。

 

メリット

・一人で勉強できない人でも勉強しやすい
図書館や学校では勉強できるけど、家で一人だと勉強できない人もいます。
他人の目がないとついだらけちゃうのは、仕方がないですが、SNSを活用することで疑似的に「人に見られる」環境をつくることができます。

・見栄っ張りほど勉強できる
近年のSNSブームのように「見栄を張りたい」というのは多くの人がもつ感情なのかもしれません。
「見栄っ張り」は一般的にあまりいい性質として見られませんが、その性質をうまく利用して勉強時間を増やすことが出来ます。

・同じ志望校や学年の勉強友達を見つけられる
高校はほぼ同じ学力の人が集まるので、志望校や進路は似たり寄ったりになりがちです。しかしインターネットではいろいろな人がおり、自分と似たような状況の学生や同じ志望校の学生も見つけやすいです。
そのような「同士」を見つけるとお互いに相談もしやすいですし、刺激を受けてやる気もアップできます。

・勉強時間など自分で見直せることができる
インターネット上に「この時間勉強していた」「この参考書の○○Pを勉強した」「英単語アプリで○○点取った」を投稿しておけば、勉強手帳のように後から自分で振り返ることができます。
勉強手帳は手帳と筆記具が必要ですが、SNSならスマホ一つでいいのでお手軽ですね。

 

デメリット

・ついだらだらSNSを眺める危険性がある
SNSは「永遠に終わりのない読み物」のようなものです。
数多くの有益/無益な情報、人生談、楽しい公式アカウントがひしめいています。
それだけでも見る物がたくさんありますし、自分と同じような学生を見つけるとついつい見張ってしまうこともあります。
そうなるとせっかくの勉強垢も勉強の妨げになってしまいます。

・「SNS映え」を気にしすぎても危険
見栄っ張りに向いていると前述しましたが、「SNS映え」を気にしすぎても危険です。
見映えのために勉強時間をついつい延ばすのは良いですが、勉強時間だけを延ばしても効率が落ちてしまいます。
ページ数や勉強時間を人に見せても、どこまで理解できたか、どれだけ集中できたかはやはり本人にしかわからないのです。

・ネットは良い人だけとは限らない
インターネットでもリアルでも、「ただ文句をつけたい人」やいわゆる「クレーマー肌」の人がいます。
良い人に出会いやすい分、関わらない方がいい人にも出会いやすいのがネットです。
そんなときリアルの世界以上に、やり過ごすスキルやスルースキルが必要になったりします。

・誰が見ているかわからない
同士を求めて公開アカウントにしても、同士以外の人も見ているのがインターネットです。
ただ見られるだけならまだしも、SNSの投稿を無断引用するサイトが量産されているように、自分の投稿が誰にどう利用されてしまうかわかりませんし、利用されても自分で察知しにくいのが現状です。
実際筆者も、「勉強垢」を大量に無断引用したサイトをみたこともあります。
引用されることそのものや、それが知人に見られたり、誰かに見られたりすることで思わぬトラブルにつながることもあります。

 

まとめ

筆者も一時期twitterで一日100投稿はくだらない時期がありましたし、同じような趣味の人と数多くつながることが出来ましたし、めんどくさい人に絡まれることもありました。

フォロワーが増えるほど、RT数が増えるほど、なにかしら困ったメッセージを送る人が表れることは避けられません。
そんなとき大切なのはリアルの生活も、インターネットでのつながりも大切にすることです。

インターネットは良いこともたくさんありますが、万能ではありません。
良いところはとことん活用して、SNSとはちょうどいい距離感を保つようにしましょう。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。


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