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不登校の子どもが勉強しない心理とは?親ができる5つのサポートを紹介

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子どもが不登校になったとき、不登校の期間が長引くにつれて、勉強の遅れが次第に気になってくるでしょう。そのため、心身のサポートだけでなく勉強のサポートも必要です。

とはいえ、「勉強しなさい」と強く叱ったり、無理やり机に向かわせたりすると、逆効果になることがあります。

今回は子どもが不登校で、勉強をまったくしないことに悩んでいる方のために、子どもが勉強しない心理や上手なサポート方法を解説します。

【中学生・高校生】不登校の子どもが勉強しない心理とは?

今まで元気に登校していた子どもが学校に行かなくなったとき、それには何らかの原因があるはずです。例えば「勉強についていけない」「友達と喧嘩をした」「朝起きられない」といったことが、理由かもしれません。

不登校の原因がわかったとしても、そう簡単に解決できないケースもあります。そんなときに、親としてはどうしようもなく、もどかしい気持ちになるでしょう。

不登校の原因をすぐに解決できないなら、「せめて勉強だけはしてほしい……」と感じるかもしれません。しかし、将来の自分がイメージできず、心身が疲れ果てている状態で、自主的に勉強するのは難しいものです。

親はどうすべき?不登校の子どもの上手なサポート方法5選

不登校の子どもに勉強をさせるためには、親はどのようなサポートを行なえばよいのでしょうか。ここでは、子どもの気持ちに寄り添う上手なサポート方法を紹介します。

◇心と体をしっかりと休ませる

不登校の原因が解決しないままでは、子どもの心と体はなかなか回復しません。そのような状態で無理をさせても、さらに心身が疲れてしまいます。

最初のうちは勉強については触れず、まずは心と体を回復させることから始めてみましょう。見た目は元気そうで、家では何とか普通に話すことができていても、心が深く傷付いていることがあります。

勉強の遅れも気になるかもしれませんが、優先順位が大切です。心と体の元気を取り戻してきたら、次のステップに進みましょう。

◇好きなことをやらせて気力を回復させる

勉強をするのは無理でも、勉強以外の楽しい活動や興味があることなら、続けられるかもしれません。親がやらせたいことではなく、子どもが望むことをやらせてあげるのがポイントです。

趣味の活動を続けていると、できることが徐々に増えていき、それが自信へとつながります。趣味を通じて新しい人間関係ができれば、それが不登校を抜け出すキッカケになるかもしれません。

◇将来について話し合ってみる

「どうして勉強しなくちゃいけないの?」「学校に行く意味がわからない」という純粋な疑問から、不登校になる子どももいます。勉強の意味、将来の目標がわからなければ、学校に行って勉強するモチベーションはなかなかわきません。

また「勉強を頑張りなさい」「成績を上げなさい」「偏差値の高い学校に入りなさい」という親からのプレッシャーに、押しつぶされてしまう子どももいます。勉強をする意味もわからず誰かに強制されるのは、辛いことでしょう。

勉強する意図がわからず不登校になっている場合は、様子が落ち着いているときに、将来について話し合うことをおすすめします。行きたい高校や大学、なりたい職業が見つかれば、勉強を頑張れるかもしれません。

◇勉強に集中しやすい環境を整える

勉強を始めようとしたときに、部屋が散らかっていたり勉強道具がそろっていなかったりすると、やる気が削がれてしまいます。部屋を片付けるだけでも、気持ちが切り替わって集中しやすくなるでしょう。

自宅学習でつまずかないために、必要な教材を用意することも大切です。通信教育やYouTubeなどの動画を利用するのもよいでしょう。「学校の授業は苦手だけど、自分のペースなら勉強できる」というタイプの子どももいるので、いろいろな方法をぜひ試してみてください。

◇学校以外で勉強できる場所を用意する

学校に行けなくても、学校以外の場所でなら勉強できるケースがあります。例えば、学校の人間関係に悩んでいるなら、塾やフリースクールに通うことを検討してみましょう。

大切なのは、自宅以外でできるだけ多くの居場所を作ることです。学校以外の場所だからこそ学べること、得られる人間関係もあります。「学校の人間関係に失敗したら終わり」ではなく、それ以外の道があることを教えてあげましょう。

まずは不登校の子どもの心に寄り添うこと

不登校の子どもが何もせず、1日中のんびりしている様子を見ると、親として焦ってしまうのは無理もありません。しかし、気力がない状態で勉強させようとしても、うまくいかないケースがほとんどでしょう。

子どもが心身ともに疲れ切っているなら、まずは思い切って休ませること、心身が安定するまでゆっくり待つことが大切です。

勉強が遅れたとしても過剰に心配せず、子どもの声に耳を傾けながら、その子に合った勉強方法、勉強できる場所を一緒に見つけていきましょう。


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