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進路が決められない高校生はどうするべき?最良の選択をするためのヒントを紹介

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やりたいことが見つからず、なかなか進路を決められない高校生は決して珍しくありません。今通っている学校を卒業したあと、どのような道へ進んだらいいかわからないときには、どうやって進路を見つければいいのでしょうか。

この記事では、そんな高校生のヒントとなる考え方や行動について解説します。この機会に自分の気持ちをしっかりと整理して、納得のいく進路決定に役立ててみてください。

進路を決められない高校生は、決して珍しくない

「周りはどんどん進路を決めているけど、自分はやりたいことが見つからなくて焦る」と悩む方は少なくありません。実際、文部科学省の調査では、全体のおよそ半数にあたる高校生が自分の進路に不安を抱いており、「考えるのが面倒くさい」「考えていない」という学生も一定数いることがわかっています。

そもそも、まだ人生経験が浅く、社会を知らない学生が、無数の選択肢から自分の合った進路を見極めることは難しいものです。焦らずに、まずはどのような選択肢があるのか知ることからスタートしてみましょう。

進路を決められない高校生におすすめの選択肢

一口に進路といっても、検討できる選択肢はさまざまです。ここからは、高校卒業後の一般的な進路を説明します。

もちろん、ここに記載のない道もたくさんあります。必ずこのなかから選ばなければいけないわけではないため、あくまで一つの参考として目を通してみてください。

◇進路の選択肢(1)進学

高校生の約半数が、進学という選択肢を選んでいます。大学だけではなく短大や専門学校など、さまざまな学校で興味がある分野について学ぶことを目指します。明確な目標がある方はもちろん、「大学でやりたいことを見つけよう」と進学する方もいます。

◇進路の選択肢(2)就職

進学に次いで多いのが、就職です。2019年の調査では、高卒者の就職内定率は99.3%という結果でした。一般企業だけではなく、公務員の道に進む方もたくさんいます。

◇進路の選択肢(3)留学

将来外国語を活かした仕事に就きたい場合や、海外の文化に興味を抱いている場合には、海外の大学や語学学校への留学を検討してみましょう。金銭的な不安がある方は、海外で仕事をしながら語学を学べる、ワーキングホリデーという手もあります。ただし、留学やワーキングホリデーは高い語学力が求められるため、高校在学中の熱心な語学勉強が必要になる点に注意してください。

◇進路の選択肢(4)起業

ハードルは高いかもしれませんが、高校を卒業して起業家やフリーランスになるという選択肢もあります。15歳以上であれば起業は可能で、最近は学生起業家も増えてきました。「うまくいけば会社員よりも収入を得られる」「好きな仕事ができる」というメリットがありますが、仕事を請け負うスキルや起業の知識を身につけなければならない大変さもあります。

進路を決められない高校生が取るべき行動

自分に合った進路を選択するためには、以下のプロセスを経ることが肝心です。

1.自分が興味のあることを知る
2.進学・資格が必要か調べる
3.学校・企業を選ぶ

この基本の流れを押さえつつ、これから挙げる行動をヒントに進路について考えてみましょう。

◇やりたいこと・やりたくないことを考えてみる

まずは、シンプルに「これからどうやって生きたいのか」「何をしたくないのか」について考えましょう。些細なことでも問題ないため、できるだけたくさん紙に書き出してみてください。

●ヨーロッパ旅行をしたい
●趣味の音楽を続けたい
●事務仕事はしたくない など

以上のようなやりたいことを叶えて、やりたくないことを避けるためにはどうしたらいいのかを考えると、何か進路のヒントになるかもしれません。インターネットで調べながら、やりたいことに携われる仕事を調べてみましょう。

◇情報を集める

単に知らないことが多すぎて、進路が見えてこないという学生は多いものです。どのような選択肢があるのかを知れば、興味がある分野がわかるかもしれません。したがって、情報を収集することも非常に重要です。

●趣味や興味があることに関連する学部や大学を調べる
●どのような職業や業界があるのかを調べる
●周りの社会人に話を聞いてみる など

上記のように、積極的に進路に関する情報に触れてみましょう。毎日の移動時間や休憩時間に、ネットサーフィン感覚でざっと眺めるだけでも問題ありません。時間がある方は、興味が持てそうな大学のオープンキャンパスや、企業のインターンに参加してみてもいいかもしれません。

◇自分についてよく知る

自己分析で、自分のことを理解することも欠かせません。長所や短所、得意や苦手、能力が活かされたシーンなどを振り返ってみると、今まで気付かなかった適性や選択肢が見えてくることがあります。

主観だけだと考えが偏りやすいため、友だちや家族に自分の性格や長所を聞いてみてもいいでしょう。やりたいことではなく、適性から進路を決めるのも一つの手です。

高校生が進路を決められない場合の注意点

最後に、高校生が進路を決められないときに注意したいポイントを説明します。

◇NG行動を理解しておく

進路を決めるときには、以下のようなNG行動は避けましょう。

●人の話で決める
●ネームバリューだけで決める
●なんとなく決める

人の意見に流されて進路を決めると、後悔につながる可能性があります。必ず自分の意志を反映し、きちんと調べてから進路決定することを意識しましょう。

◇高校3年生の夏までにはある程度決めておく

進路は、可能であれば高校3年の夏までには決めておくことが理想的です。この時期であれば大学の出願に間に合いますし、9月からの就職選考にも対応できるためです。

もちろん、進路の決定が早いに越したことはありませんが、部活などが忙しくて考える時間が取れない方も多いでしょう。焦ることはないので、遅くともこの時期までに決定できるように少しずつ準備を進めてみてください。

進路が決められない高校生は、自分を知ることから始めよう

進路が決まらないときは、選択肢の種類や、自分の特性を知ることから始めるとスムーズです。やりたいことを探すのは大人でも難しいため、まずは情報収集や周囲への相談からスタートすることをおすすめします。

自分に合った選択肢があることを知れば、自ずと進路は決まってきます。進路決定を目的にするのではなく、夢を実現するための一つの手段として進路をとらえると、明るい気持ちで自分の未来に向き合えるでしょう。


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